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2004.04.18

きょうのできごと a day on the planet

東京で初めて観た映画になった。テアトル新宿。
あの名作『GO』の行定勲監督作品。田中麗奈,妻夫木聡主演の青春映画だ。普通の20代前半の若者達のありふれた日常を切り取った淡いスケッチのような映画だ。
田中と妻夫木は恋人役。京都の大学院に進学するため,京都に引越した友達の家での引越祝いの一夜の話がメインになる。これに,ビルの間に挟まれた男の話と,自殺しようとした少女の前に座礁してきた鯨の話が同時進行で進んでいく。淡々と進む話。なんのひねりもなく,本当に淡々とそれぞれの登場人物の日常とキャラが映し出されていく。それだけなのに,なぜか退屈しない。ちゃんとクスッと笑えるツボはあるし,非日常の場面をひたすら追いかけるTV局に対する風刺等も効いている。別に何の関係もないそれぞれの日常がほんの少しずつどこかで繋がっているのだ。それぞれの登場人物の抱える問題が笑える。くだらないことから深刻なことまで。そう誰もが大なり小なり問題を抱えているのだ。途中に挿入される妻夫木の後輩(松尾敏伸)と池脇千鶴のエピソードもほほえましく,ほっとさせられる。これは恋愛映画ではない。『青春時代の映画』なのだ。ラストシーン,鯨が打ち上げられた浜に集合した登場人物達の前に鯨はいない。消えてしまったのだ。これが,日常に起こった非日常な出来事。誰もそのことには気付かず,大問題とも感じず,またそれぞれの『きょう』が始まるのだ。

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