« 広島に出張中 | Main | 1st.対大分戦,1-2(前半) »

2004.04.12

恋愛適齢期

広島で観た。実は,時間が余ったためにチョイスした映画で,あまり期待してなかった。主演のジャック・ニコルソンが僕はあまり好きではないからだ。食わず嫌いとも言っていい。アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『恋愛小説家』も観ていない。
で,この作品。予想を上回る佳作だった。まず,ニコルソンがいい。彼がこんなとぼけた情けない役が好演できるとは思っていなかった。それに,ダイアン・キートンが年齢を感じさせずに『かわいらしい』女性を魅力的に演じていてすばらしい。この二人の演技で,十分お金の取れる映画だった。
ニコルソンの役は,30歳以下の女性とはつきあわないというプレイボーイ役。それが,本来は自分のガールフレンドの母親であるバツイチのキートンに恋してしまう,というお話し。この二人に割って入って,キアヌ・リーブスが演ずる青年医師がキートンに求愛し,奇妙な三角関係ができあがるというわけだ。
本当にニコルソンがいい。彼はキートンに恋してしまい,胸が痛くなるわけだが,今までにない初めての感情で,持病の心臓発作と勘違いしたり,ラスト近く,キートンをパリまで追いかけていったまではよいものの,後から現れたキアヌに目の前でプロポーズされて,うろたえて自分は愛の告白もできない。挙句の果ては,幸せな二人と別れた後,ひとり雪の橋の上で涙を流して泣くのだ。ニコルソンほどの男が…。どれだけキートンのことを愛していたかを簡潔に表現されていた場面だった。
僕がこの作品に感動したのは,自分の30代後半にして独身でなかなか恋する機会もない,という立場も影響しているのだとは思う。でも,この作品を観て,勇気づけさせられたというか,励まされたというか,諭されたのは,男と女はいくつになってっも恋愛ができるのだ,ということだ。この映画では二人の出会いは最悪だった。だけど,二人とも酸いも甘いも噛み分けた年代。お互いの長所・短所が短い時間で分かり合えるようになる。そして気づいた時にはお互いは恋に落ちている。恋愛って,結局はこういうものなのだ。誰も先のことなんてわからない。
僕は,キートンがニコルソンにふられたと思い込んで,ショックで大泣きしながらも,その悔しさで逆にどんどん劇作を書き上げていくというシーンが好き。恋愛とはパワーを生み出すものなのだ。いくつになってもそれは変わらない。そういうことを再認識させてくれた映画だった。観た後,自分も恋がしたくなると思えるような映画だった。

|

« 広島に出張中 | Main | 1st.対大分戦,1-2(前半) »

Comments

takerattaです
TBだぶってごめんなさい。
恋愛って何歳になっても大事だなって思いました。

Posted by: takeratta | 2004.05.09 at 10:12 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18273/427723

Listed below are links to weblogs that reference 恋愛適齢期:

» 恋愛適齢期… [takeratta::Blog+]
昨日、渋谷で見てきました。平日お昼間という事もあり、空いていました。 離婚して50歳代、ばついちの劇作家の女性は、もう行き遅れて愛なんてなんてないと思い、かたや... [Read More]

Tracked on 2004.05.09 at 03:48 AM

» 恋愛適齢期… [takeratta::Blog+]
昨日、渋谷で見てきました。平日お昼間という事もあり、空いていました。 離婚して50歳代、ばついちの劇作家の女性は、もう行き遅れて愛なんてなんてないと思い、かたや... [Read More]

Tracked on 2004.05.09 at 03:53 AM

» 愛はかげろうのように [takeratta::Blog+]
愛はかげろうのように 恋愛適齢期のCMで、流れている曲、意外と他のCMなどでも流れていて、好きな曲です。 数奇な運命を経験した人生を歩んだシャーリーンという人、... [Read More]

Tracked on 2004.05.09 at 04:05 AM

« 広島に出張中 | Main | 1st.対大分戦,1-2(前半) »