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2004.06.27

白いカラス

新宿武蔵野館1。
ロバート・ベントン監督。アンソニー・ホプキンス,二コール・キッドマン主演。
コールマン(アンソニー)は名門大学の学部長だったが,講義中の人種差別的な発言が問題となり,辞職に追い込まれる。追い討ちをかけるように妻が急死。社会からも家族からも見放され,孤独のどん底に落ちるコールマン。そんな彼が恋をする。その恋人,フォーリア(二コール)も義父の虐待,夫の暴力,子供の死という悲劇的な過去を持ち,社会と孤立して生きてきた。そんな歳も親子ほど離れた孤独な二人の悲しい恋物語である。アンソニーの細やかな演技は秀逸。二コールもすれた中年女性を感情たっぷりに演じてくれる。この二人の演技だけでもお金を払う価値のある作品だ。コールマンには50年もの間,誰にも告白せず(できず)にいた重大な秘密がある。フォーリアにもコールマンに打ち明けられない秘密があった。お互いの心を開くことで,ようやくコールマンは,フォーリアにだけ秘密を打ち明けるのである。二人の想いが純愛に昇華する瞬間。孤独を選んだ者達にようやく訪れる幸福の時。死の目前,お互いが寄り添うほんの一瞬のワンカットだけでその感情の同化,許しあう深い愛情が表現されているところがすばらしい。アメリカの人種差別問題は宗教問題と並んで日本人にはわかりにくいいりくんだ難しい問題。このあたりで,ネイティブと日本人の受ける感動の種類は変ってくるだろうが,丁寧な心理描写とストーリーにマッチした音楽の出来の良さは理解できる。静かな感動を与えてくれる佳作だ。

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1st.対磐田戦,2-4

ヤマハスタジアムまで行った。2年ぶりのヤマハスタ。前回は延長Vゴール負け。互角の戦いだった。今日もメンバーは落ちるがいい試合を期待していた。
結果は完敗。とにかく今日は快晴で暑かった。後半,サンフは目に見えて運動量が落ちてしまった。大きくボールを左右に回すジュビロのサッカーにいいようにやられてしまった。
前節の新潟戦はまだ観ていない。元気,大木,田村の3トップ。ジュビロ相手にこの戦術が通用するのか。シンプルに3-5-2にして中盤で勝負した方がよいのではないか。特にシュートが撃てない元気が出ていることに不安を持った。試合開始早々はジュビロ固い,珍しくミスが多い。サンフもハンジェの出来が悪い。ボールを拾えないし,拾ってもパスミス,その繰り返し。3トップとボランチの間にスペースができ,ロングバスをFWがキープ出来ずボールを失うシーンの連続。元気やっぱりボールに絡めない。悪い時のサンフだ。8分,左からのクロスに駒野がシュート,ゴール。ワンチャンスを活かす。しかし,その後も流れは変らない。17分,ハンジェ,レイトタックルでイエローもらう。30分過ぎにはポゼッションは互角になる。両チームともミスが多い。36分,田村に代えて高萩投入。その直後,右サイドを福西に突破され,クロス。グラウがヘッド,ゴール。同点。リカルドが痛んでいて,ゴール前が空いてマークがずれてしまった。残念な失点。高萩,なんとFWの位置に入っている。どういう指示が出ているのか。中盤が機能していないので両サイドも上がれない。ここは中盤を厚くすべきか,出来の悪いハンジェに代えて高萩ではなかったか。確かに高萩はシュートも撃てるが,相手はジュビロだ。本当にこの交代は疑問。事実,結局,高萩は慣れない仕事を命ぜられ,ゲームに入りきれないうちにミスを連発。イエローまでもらってしまった。高萩に適所でそれなりの仕事を与えておけばこんなことにはならなかったかもしれない,と今になって思う。4分,藤田のFKから鈴木にゴール決められ逆転を許す。その後,サンフ,一時反撃に出るが,9分,中央で前田に突破されフリーでシュート,ゴール。この3失点目が痛かった。結局,高萩の投入が裏目に出た格好だ。11分,ハンジェ,大木に代えて浩司,前田を投入。勝負に出る。高萩が本来のボランチの位置に入る。しかし,前述のとおりの出来だ。浩司が入ってタメが出来るようになり,流れはサンフに変る。浩司効いている。16分,FKを浩司,直接ゴール。1点差。でも,この1点が重い。なんといっても相手はジュビロだ。今日は両サイドからの攻撃が全くと言っていいほどない。ボランチが機能していない。高萩,藤田・名波を捕まえきれていない。サンパイオもこの暑さで守備だけで精一杯だ。唯一の救いは浩司が効いていること。しかし,25分,前田とグラウのコンビにDF陣ズタズタに切り裂かれグラウにゴールを許す。決定的な4失点目だ。これも中盤でコウタのパスミスからの失点。とにかく今日は相手のプレッシャーもないところでのイージーミスが多すぎた。33分,サンフ足が止まりだす。もう前線からのチェックも出来ない。浩司も運動量が落ちてしまった。最後はジュビロにボールを回され,時間を使われ,そのまま試合終了。完敗。マリノスに続いてまたもトップチームとの力の差をみせつけられた格好になった。
今日の敗因は采配ミスだ。高萩に課した指示は間違っていた。小野監督には素直にそれを認めてほしい。今日の出来で高萩は相当自信を失くしたはず。取り戻すのは相当難しいのではないか。本来ならサンパイオの代役となるべき逸材をこんな使い方をして潰していいのか。なら最初から田村など使わなければよかった。今日の敗戦は選手達にメンタルな面で大きな影を落とすことになるだろう。逆にジュビロは前田がスタメンに定着してずいぶん成長していることが目に焼きついた。選手の育て方も大切なんだ。
試合後,ゴール裏サポから大きなサンパイオコール。大きな花束がサンパイオに贈られた。本当にありがとう,サンパイオ。貴方はサンフに大きな財産を残してくれた。最後の試合を勝利で送ってあげられなかったけれど,僕達は貴方のことを絶対に忘れない。どうか,サンパイオのメンタルの強さがチームのみんなに残りますように。

1St.はマリノスが優勝。久保,常勝チームのエースとして育っている。怪我を早く治してトップコンディションでゴールを量産してほしいと願う。
サンフは結局13位。また降格を気にしながらの戦いになる。カズ早く帰ってきてくれ。カズが中盤にいないとこのチームはやっぱり成立しないよ。さて,サンパイオの後釜には期待できるのか。彼が大活躍しないようだと苦しい戦いになるだろう。

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2004.06.26

欧州選手権準々決勝,フランス対ギリシャ,0-1

ま,まさかフランスがギリシャに敗れるとは。驚きで言葉もない。ギリシャの勝因は固い守備とフランスを恐れない強い意志。サッカーはこんなことがあるのだから,本当にわからない。フランスとチェコの試合を希望していたので,もう観れないのは寂しいが,ここはギリシャの大金星を称えるべきだろう。今大会のフランスは軽い守備からの失点が多かった。さて,今大会はどの国が制するのか。

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欧州選手権準々決勝,ポルトガル対イングランド,2-2,PK5-4

いや~,ベスト8しょっぱなからすごい試合だった。まさか,ポルトガルが勝ち越した後,イングランドが追いつくとは。ベッカムがPK外した時点で勝負は決まったと思ったのに,ルイ・コスタも外すとは。さすがに朝起きれず,生観戦は延長からとなったが,それでも劇的な試合だった。ポルトガル,初戦で負けてもう終わりかと思っていたのに,勝ち進むとは。ホームのアドバンテージもあるのだろうが,運を持っている。準決勝はオランダとの対戦を希望。面白くなりそうだ。

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2004.06.24

離婚弁護士(最終話)

いや~,最後まで楽しましてもらいました。結局,マメに最後まで観たのは今クールはこのドラマだけでした。キャスティングも脚本も最高。今日のエンディングには思わず拍手してしまいました。こんなカッコいい弁護士さん観せられたら,弁護士志望(特に女性)の人が増えること間違いなし!現実はドラマほど甘くないとは分かっていても,考えさせられもし,大いに楽しませてくれたドラマでした。天海祐希とその仲間達に乾杯!

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2004.06.22

欧州選手権,スイス対フランス,1-3

スイスよく頑張った。前半は運動量でフランスを押していた。フランスはアンリの2点目で落ち着けた。アンリ,すばらしい勝負強さ。3点目も力強い得点。アンリのゴールがフランスを救った。スイスはハカン・ヤキンを代えたのはどうだったのか。このグループはフランスが1位抜け。イングランドが2位。フランスがギリシャ,イングランドがポルトガル。とちらも面白い試合になりそうだ。

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2004.06.20

めぐりあう時間たち

WOWOWビデオ鑑賞。
スティーヴン・ダルドリー監督。二コール・キッドマン主演。
二コールがアカデミー主演女優賞を受賞した作品。最近観た『コールド・マウンテン』の可憐さとは正反対の精神を病んだ崩れそうなもろいヒロインを熱演。
二コールは1923年のイギリスで『ダロウェイ夫人』を執筆中のヴァージニア・ウルフ役。他に1951年のロスで『ダロウェイ夫人』を読む主婦ローラにジュリアン・ムーア。2001年のNYでエイズに冒された作家のためにパーティを開こうとするクラリッサ役にメリル・ストリープ。3人の女優がそれぞれですばらしい演技を観せてくれる。中でも,物語の鍵,時代を繋ぐ鍵となるローラ役のジュリアンの演技には二コールを超えていると驚かされるほどだ。
この映画のテーマは『生と死』なのだろうが,どちらかというと『死』を肯定しているように思える。物語の冒頭でヴァージニアが自殺するシーンから始まり,ラスト近くエイズの詩人は自ら死を選ぶ。『ダロウェイ夫人』で詩人が死ぬように。『生』を選んだ登場人物の方がよほどその後辛い人生をおくるように思える。潔い『死』こそ真に『生』きることなのだろうか。僕には答えはわからない。女優達の名演と共に,難しい重いテーマを僕達に投げかけてくれる作品だった。

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欧州選手権,オランダ対チェコ,2-3

すごい戦い。オランダが早い時間帯で2点獲った時点では,オランダの楽勝かと思ったのだが。あせらずじわじわと攻めるチェコ。休まず攻めるオランダ。ボディブローの応酬が効いていたのはオランダだった。チェコすばらしい粘りで追いつく。ここで引き分け狙いという選択もあった。だが,お互い勝利を諦めない。両GKファインセーブの連発。すばらしい。そして,後半43分,ついにチェコが決勝点をあげる。チェコの底力すごい。ネドベド,すばらしいゲームメーカーとしての働き。見応えのある試合だった。オランダこれで沈んでしまうのか。ドイツとチェコの戦いも面白いだろう。チェコ,優勝候補に挙げられて当然の力をもっている。決勝トーナメントが楽しみだ。

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2004.06.16

1st.対横浜戦,0-2

完敗。今日は鹿島戦以上の完敗だった。全くシュートまでもっていけなかった。
まず1分,リカルドが微妙なプレイでイエローを貰う。だが,このイエローはその後の失点にはあまり関係なかったようだ。とにかくボールキープができない。中盤を支配され,全くビルドアップできない。外池とハンジェ,動きがバラバラだ。全くボール奪取できない。トップの田中にもボールすら預けられない。ツインズもボール触れない。6分,ドゥトラからのアーリークロスに上野がヘッド,ゴール。小村が完全にマークを外された。その後も立て直すことができない。各選手,細かいミスが多い。パスが繋がらない。ツインズがボールに触れないので,全く形にならない。外池,バランスが悪い。コウタも上がれない。田中,全くダメ。ボールを触ることもできない。31分,右サイドからのアーリークロス1本で裏を取られ,アンにゴールを許す。小村,また裏を取られた。2失点とも,ここ数試合観られなかったような軽いプレイ。32分,カズが中央からミドル,惜しくも左に外れる。前半はこれ以外にチャンスなく終了。
後半,田中→田村,外池→サンパイオ。サンパイオが入ったことで,中盤がやや落ち着く。7分,右サイド,浩司が抜け出し,ミドル,惜しくもDFに当たりCKへ。11分,右FK,浩司→サンパイオ,惜しくも合わず。相変わらず,流れの中でツインズボール触れない。田村は運動量とボールを競り合えるだけ田中よりましな程度の出来。このままでは押し切られてしまう。18分,右サイドを崩されクロスを上げられる。下田なんとかキャッチ。20分,左サイドからクロスを上げられる。下田,パンチングでなんとかクリアー。危ない時間帯。22分,ハンジェ→大木。3-5-2(たぶん)へ。25分,相手左CK,シュートは左へ外れる。このあたりから中盤での激しいボールの奪い合いになる。サンパイオ,効いている。28分,大木,PA外ゴール正面でファール貰う。浩司がFKも,枠の上に外れる。29分,アン→久保。いよいよ久保が登場だ。でも,今日だけは負けられない。全力でサンフを応援する。34分,相手ミドルを下田ファインセーブ。37分,ゴール前でサンパイオ,キープ,後ろから来たコウタへ。コウタ,シュートも枠上。惜しい。40分,相手左からのクロスを久保がゴール前でヘッドで折り返し,シュート撃たれるも外れる。助かった。41分,コウタからカズ,シュートもGK正面。43分,コウタ,レイトタックルでイエローを貰う。中盤でガツガツしたボールの奪い合い。だが,ポゼッションはできない。このまま試合終了。
今日は自分達のサッカーが全く出来なかった。まず田中をワントップにチョイスしたことが失敗だろう。チアゴがいない状況では,ワントップ・ツーシャドーは機能しない。鹿島戦より悪かったのではないか。あと,ハンジェと外池の役割分担が全くできてなかった。簡単ににツインズに預けるようなプレイがもっとほしかった。サンパイオが入ってツインズがやっとボールに関われるようになった。サンパイオはあと2試合でいなくなるというのに。DF陣も下がり過ぎ。コンパクトにできなかった。チアゴがあと2試合無理ならシステムを変えるべきだろう。素直に3-5-2で勝負してもいいのではないか。アルビ戦は必勝だ。小野監督にはじっくり戦術を練ってもらいたい。
生久保との対戦が観れた。でも全然うれしくない。勝って,叩きのめしてなんぼの試合だったから。試合後,久保はゴール裏サンフサポのところには来てくれず,そのままロッカールームへ帰っていった。少し寂しかった。この完敗とマリノスとサンフの力関係の差をはっきりと観せつけられた悔しい試合だった。

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欧州選手権,デンマーク対イタリア0-0

組織対個の戦いと思っていた。とんでもない。デンマーク強い。パスが強い,速い,正確。お互い負けてない。イタリアがこんなに苦戦するとは思ってもみなかった。しかし,ブッフォン,ソーレンセンの両GK観せてくれたなあ。スーパーセーブ連発。試合を面白くしてくれた。うーむ,しかしこのガチンコ勝負の面白さはどうしたもんだろうか。ホント,毎晩眠れないや。

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2004.06.15

ジャンプ

映画を観て,本を読もうと思った。往復の満員電車の中で少しずつ読んだ。話のだいたいの筋書きは映画と同じ。でも,面白かった。たぶん,あんな過酷な満員電車の中でなければ,一気に読んだだろう。後半のどんでん返しは結末を知っていても引き込まれた。映画で牧瀬里穂はあの役を実にさりげなくうまくやっていたのだな,と感心した。
『ジャンプする瞬間』って誰にでもあるのかな。忙しさに流れていく日常の中でふとそんなことを思った。

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1st.対鹿島戦,0-2

BSでビールを飲みながら生観戦していたのだが,途中で転寝しだしてしまった。だから,ポイント・ポイントしか観ていない。2-0,PKで自滅,ダメ押し,完敗。そういう印象だった。
で,ビデオでもう一回観てみた。なんだ,わりといい試合してたじゃん。シュートが撃てないのは相変わらず。でも,ちゃんと守れてた。相手のチャンスも消していた。2失点目はおまけみたいなもんだし。
ワンパターンなんだよ。トップに当ててそのボールをツインズが拾う。それを続けるのはいい。でも,変化も必要。ドリブルで突っかけるとか,ロングシュート撃ってみるとか,なんとか出来ないものか。そのアクセントを付けるのが,ツインズの役割だと思うのだが。あと,サテのFW達,何やってんの。俊にトップの試合なんか出させていいの?リーグ戦だよ。頑張ってくれよ,ホント。
て,訳で,水曜は品川から新幹線使って横浜に直行します。勝てよ,マジで(久保出なさそうだし)。

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2004.06.14

欧州選手権,フランス対イングランド,2-1

本物のプライドとプライドの戦い。すばらしい戦い。選手個々の能力もすばらしい。そして,なんとドラマティックな試合展開。ベッカムのFKは完璧だった。PKのシーンでは,W杯のアルゼンチン戦の雄たけびのシーンがオーバーラップしていた。しかし,まさかの失敗。でも,この時点でイングランドは勝てていたように思う。なぜあの脅威の2トップを替えてしまったのか。これがジダンのスーパーなFKを生む。ベッカムとジダン。ここまでは互角。だが,同点にされて,イングランド落ち着きを取り戻せない。同点で良し,という気持ちが消えていた。最後のPK。確実に決めるジダン。やはりこの試合の主役はジダン。4年前のユーロでも光り輝いていた男。その輝きは4年経った今も衰えていない。こんなぞくぞくする真剣勝負はめったに観られない。イングランドの巻き返しはあるのか。それとも,W杯の時のフランスのように沈んでいくのか。これからの戦いが楽しみだ。眠れない夜が続きそうだ。

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2004.06.12

海猿

新宿コマ東宝。
羽住英一郎監督。伊藤英明主演。
全国の海上保安官の中でわずか1%しか到達できない潜水士。その潜水士を目指す『海猿』と呼ばれる14人の海上保安官達の青春群像。
この映画は,半分ドキュメンタリーである。役者達は体当たりで潜水士の訓練に命を懸け汗を流し,ストーリーが進むにつれ上手くなっていく。その姿にまず感動。リアリティにあふれている。映画としての役作りを超えている。ストーリーの半分以上が訓練のシーン。役者達は本当に大変だったと思う。
話の中盤,主人公の仙崎(伊藤)のバディが,人命救助に失敗し,命を落とす。『二度とバディを失いたくない』と心に誓う仙崎。これがラストの遭難の場面での仙崎の選択=バディを見捨てない,に繋がっていくのである。ボンベの酸素が切れた二人を救いに11人の仲間達が救出にやってくる。『仲間を死なせない』その思いひとつで。仙崎は信じていたのだ。教官と仲間達が自分達を助けにやってきてくれると。この場面とラストの閉講式のシーンは感動的で涙腺が緩んでしまった。リアリティが生んだ感動。こういう作品もあるんだな。
エンドロールの終わり,突然パート2?の予告シーンが流れる。驚く。パート2.本当にあるのかな。観てみたいと素直に思った。

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2004.06.11

W杯一次予選,日本対インド戦,7-0

来ましたあ,W杯予選本番。会社を早引けして(きちんとフレックスを使ってです),埼玉スタへ向かう。1時間40分前に浦和美園駅に着いたが,この時点ですごい人だ。早めに出てきて正解。スタンドに入る。席はバックスタンドのロアフロアの前列の方。アウェイ側のPAラインの延長沿いあたり。広ビで観るよりもグランドが近い。絶好の位置取りだ。開始30分前までゴール裏を除いて空席が目立ったが,それもキックオフの頃には知らないうちに満員になっていた。さすが,A代表戦。盛り上がり方も違う。スタンドは青一色だ。僕も往路のバッタ屋で買った久保の9番のレプリカ?シャツを着ようと袋を開ける。と,9番でもネームはなんと『TAKAHARA』だった。やっぱりバッタもんだ。買った自分を後悔。嫌な予感がする。そんな中,試合開始。
日本は3-5-2。GK川口,DFに坪井,宮本,中澤,ボランチに福西,小野。両サイドに加地,サントス,トップ下に俊輔。FWに久保,玉田。やった,久保スタメンだ。この日を待っていた。本番のスタメンに久保が立っている。トレードマークの長袖に9番だ。うれしくて涙腺が緩む。
試合開始早々,インドPA外ゴール正面からロングシュート,川口はじき出す。右CKになるも落ち着いて処理。立ち上がり,日本のイレブン落ち着いている。宮本が意識的にラインを押し上げている。小野と福西が中盤でうまくバランスを取っている。サントスは上がり目。その分,加地は下がり目。日本CKを得る。ショートコーナーを使い,ゴール前へ。惜しくも久保の前をボールはすり抜ける。触るだけだった。6分,右CKが久保に渡りシュートも惜しくもサイドネット。12分,久保お~,サントスからのクロスにうまく左足を合わせてナイスゴール。先制だ。僕のちょうど目の前。夢にまでみた久保の代表ゴールを生で観た。久保らしい,久保にしかできそうにない柔らかい身のこなしからのゴール。本当にすばらしい。時間帯もちょうどいい。これで波に乗れるだろう。それにしても,小野の落ち着きよう,余裕のプレイぶりが際立つ。常に首を振り,周りを見渡し,ポジション取りし,左右にボールを散らしていく。福西との連携もいい。それにしても俊輔はどこにいった?ボールに触る場面が極端に少ない。ヒデならもっと動いてボールに関わろうとするだろう。俊輔の動きは,どこかチームにフィットしていない。仕事ができていない。そんな中でも日本圧倒的にボールを支配している。24分,中央でボールを受けた中村がロングフィード,ゴール前の久保へ。久保,抜群の高さで相手DFを寄せ付けず落ち着いて中央に折り返す。飛び込んだのは福西。2点目。俊輔やっと仕事らしい仕事。久保,ナイスアシストだ。27分,久保がゴール正面PA外でファールもらう。狙うのは俊輔。ボールは弧を描き,ゴールへ。ナイスシュート,3点目。俊輔にはこれがあるからな。でも,後は消えている。ボールをもらう位置がPAから遠すぎる。小野,抜群のバランス感覚。中盤の底からシンプルにゲームを組み立てている。このあたりが俊輔との差だ。
日本,落ち着いている。3-0。今日は心配なさそうだ。43分,ゴール前で久保がボールを受け,迷わずバックパス,後ろから小野がシュートも枠を外れる。タツ,そこはシュートだろう。このまま前半終了。日本いいサッカー出来ている。3バックの押し上げが効いていてコンパクト。それでいてボランチ2人の連携がよいので安心して試合が観れる。
後半,日本,久保に替わって鈴木。やはり膝が万全ではないのか。この時点で,今日の目的は終わった。今日は生久保を観にきたのだ。久保,3点ともに絡む活躍。運動量はなかったが,大事な先制点を決めた。本当にたくましくなった。ゴールも久保にしか出来ないようなすばらしいゴール。『久保のゴールで日本が勝つ』。その夢が現実になろうとしている。もうお腹いっぱいだ。久保のいない試合に興味はない。後半キックオフを見届けたところでスタンドを後に帰路につく。途中背中から大歓声が聞こえる。誰かがゴールしたようだ。今日の勝利は間違いないだろう。
7-0は家に帰ってニュースで知った。当然の結果だろう。久保のゴールがこの大勝を導いた。満足感でいっぱいだ。目の前で観た,生久保の美しいゴール。たぶん一生忘れないだろう。このままドイツまで行ってほしい。そしてドイツでも『長袖9番』で日本のエースストライカーであってほしい。そういう日本代表なら心から応援する。
それにしても,後半はどんなサッカーをしたのだろう。このチームにはやはりヒデが必要だと思う。ヒデと小野がピッチに立てればかなり行けるのではないだろうか。俊輔は得点に絡んではいたが,このレベルの相手だからだと考える。流れの中での動きは決して良くなかったように思う。
心配された試合だったが,見事快勝。半分しか観なかったが大満足。後はオマーンと一騎打ちだ。

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2004.06.09

今夜の埼玉スタ

さすがA代表戦。満員になってきた。観戦記は明日。pic_0015.jpg

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21グラム

新宿ピカデリー3。
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。ショーン・ペン,ナオミ・ワッツ,ベニチオ・デル・トロ主演。
この映画は難しい。だからあえてストーリーの説明はしない。いきなり主人公の臨終のシーンから始まる。驚いているうちに,画面は時間をさかのぼり,物語の断片を切り取りながら映し出されていく。映画初心者には,一体何の話なのか,わからないかもしれない。だが,その断片の我々への提示の仕方も十分に演出されていることに気付かされる。3人の物語はバラバラに断片され,まるでぶちまかれたジグソーパズルのピースのように,脈絡なく画面がから流れてくる。だけど,そのピースはいつのまにか相互関係を持ち,納まるべきところへすんなりと納まっていく。そして,それは冒頭のシーンへと繋がっていくのだ。そうして一瞬にして物語の全貌が明らかになり,物語が持つ哀切の世界が我々に提示されるのである。この演出手法が斬新ですばらしい。3人それぞれが持つ心の葛藤を,バラバラに提示することで,より鮮明に観せてくれる。より切実で重い。そして3人の運命が一見バラバラなようで,実は不思議な絆に結ばれたひとつの運命共同体であることを示してくれるのである。ショーン・ペンをはじめ,主演3人の白熱の演技もすばらしい。
この映画のタイトル,『21グラム』は人間が死ぬ時に失われる魂の重さのことを指す。主人公の臨終の時の不思議な落ち着きと孤独感と慈しみの心が,その重さの意味を問いかけてくれる。
この映画は難しい。だが,ある意味では傑作かもしれない。観る人によって評価が分かれる作品だ。

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2004.06.07

天国の本屋~恋火

新宿ピカデリー1。
篠原哲雄監督。竹内由結子,玉山鉄二主演。
ピアニストの健太(玉鉄)はある日,オーケストラをクビになってしまう。ヤケ酒で酔いつぶれて目覚めると,なんとそこは,天国の本屋だった。健太はこの天国の本屋でバイトを始めることになる。主な仕事はお客様の要望に応えてその本を朗読してあげることだ。そして,健太は,自分がピアニストを目指すきっかけになったピアニスト,翔子(竹内)に出会う。だが,翔子はピアノが弾けなくなっていた。翔子の恋人は花火師の瀧本。若い二人は毎年花火と楽曲を一緒に作り,それが10曲になったら結婚しようと誓いあっていた。しかし,花火の暴発事故で翔子は片耳の聴力を失い,二人は別れることに。10度目の花火は上がらず,10曲目の組曲も未完のままになってしまった。その後,翔子は身体を壊し,瀧本と会えぬまま天国へ来てしまったのだ。健太はもう一度翔子にピアノを弾いてほしい。自分が天国にいるうちにこの曲を完成させようと,翔子に協力する。
一方,地上では,翔子の姪,香夏子(竹内二役)は町内会の花火大会を復活させようと奔走している。『恋する花火』の伝説を聞いたからだ。叔母の翔子が見たかった『恋する花火』。その花火を作っていたのが瀧本であることを,そして,瀧本こそ翔子が待ち続けた恋人であったことを香夏子は知った。瀧本を説得するため,何度も足を運び,もう一度『恋する花火』を上げてほしいと懇願する香夏子。だが,瀧本は承諾しない。
さて,翔子の組曲は完成するのか。『恋する花火』は再び上がるのか。天国の翔子の想いは,地上の瀧本に伝わるのか。
クライマックスの,翔子の完成した組曲演奏と,夜空に舞い上がる花火のコラボレートが美しい。そして,最後に上がる『恋する花火』。その恋火を香夏子と健太が見上げている。
この物語はラブストーリーではない。ファンタジーである。ラブストーリーは,この映画を観終わった後,僕らの心の中で静かに始まるのだ。香夏子と健太の恋物語も…。
『深呼吸の必要』と同じく,篠原監督が丁寧な作りで心ときめかせてくれる佳作である。カップルで観にいかれる方はスクリーンで恋火が上がる光に照らされた隣の恋人を見つめてみてはいかがだろうか。惚れ直すかも,ね。

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2004.06.06

深呼吸の必要

新宿ジョイシネマ3。
篠原哲雄監督。香里奈主演。
沖縄のとある離島に集まった5人の若者達。彼女達は『きび刈り隊』(人手不足の農家のさとうきび収穫を手伝うアルバイト)告知に応募してきた者達で,お互いに初対面だ。厳しい作業。慣れない共同生活。それぞれが秘密を抱え,すれ違いの毎日。そんな中,仲間の事故がきっかけとなり,みんなの心がひとつになり始める。もくもくと作業を進める映像が続く。果たして収穫は納期に間に合うのか。そして仲間達の関係は…。
ラストシーンが観せてくれる。7本だけ残ったさとうきびをひなみ(香里奈)が強い気持ちをこめて刈る。そして,仲間達に1本ずつ渡すのだ。それはこの厳しい作業の末に得た仲間の人間としての成長の『証』なのかもしれない。
この映画の作りは単純だ。厳しい作業に汗を流し,メシを食い,寝て,起きて,また働いて…。そして,また新しい朝がみんなに必ず来るのだ。ラスト近くまでほとんどしゃべらない加奈子役の長澤まさみの明るい変身ぶりが,仲間達のハッピーエンドを象徴している。主演の香里奈も好演。僕の好きなマイラバのエンディングテーマが,この映画の透明感,すがすがしさを良く表し,印象つけてくれる。『深呼吸の必要』。そんなちょっとしたことが,日常を少しだけ幸せにしてくれるのかもしれない。

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2004.06.05

デイ・アフタートゥモロー

新宿プラザ。
ローランド・エメリッヒ監督。デニス・クエイド主演。
ある日突然,未曾有の異常気象が地球を襲い,北半球全域が氷河期に陥る。竜巻,大津波,大寒波という様々な異常気象を迫力ある映像で観せてくれる。そんな中,氷河期の到来を予想した科学者のジャック(デニス)は,寒波によりNYに閉じ込められた息子サムの救出に向かう。サムは愛するクラスメイトを救うため,勇敢に寒気の世界へ飛び出していく。恐怖の異常気象の特撮を縦糸に,親子愛を横糸に物語は進んでいくのだが,残念ながら,横糸のドラマ的感動には乏しい作品で,前半の異常気象来襲の見せ場で,映画の面白さ自体は終わってしまっているのが,残念だ。デニス・クエイド,メジャーな作品で久しぶりに観たが,やはり渋い演技を観せてくれているのが救いか。

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ナビスコ杯対C大阪戦2-0

TV中継が無かったため,HFのレポートが唯一の頼り。試合内容もよかったようだ。ただ,チアゴがまた怪我したようで心配。kasaさんのコメントによると,前田・森脇が活躍したようだ。本当に今年のユース組はすばらしい活躍ぶりだ。頼もしい。来週水曜の横国は会社(品川)から新幹線使って観にいきます。気合入ってます。やっと生で観れるサンフ対久保。もちろんサンフが勝つことを信じてます。しかし,久保にも活躍してほしいし…複雑な心境です。

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2004.06.01

U23日本対マリ,1-1

うっげ~,オレとしたことが,風邪ひいてボーとしてて朝録画予約するの忘れたあ~。
ということで,仕事から帰ってみたらもう後半25分,0-1で負けている。浩司も駒野も出ている。今日の二人の出来はどうだったのか?スタメンだったのか?そうこうするうちに鈴木と交代で松井イン。前田もいるぞ。今野のワンボランチか。30分,今野のパスを中央の松井が受け前線へスルーパス。反応したのは大久保。ナイスゴール,同点だ。松井のいいところが出た。36分,右サイドのスペースで駒野フリーでボール受けドリブル,切れ込んでクロス。すごい迫力だ。中央の坂田が折り返すも大久保にはあわず。惜しい。38分,自陣ゴール前でフリーでシュート撃たれるも黒河ナイスセーブ。浩司のCK2回あるも決まらず。このまま同点で試合終了。
解説のセルジオが駒野を褒めていた。今日の出来はよかったのだろう。浩司はどうかな。相変わらず左サイドで窮屈そうなプレイをしてたけれど。見逃したあ~,悔しい。ま,その代わり明日朝のA代表の試合は生で観るとするか。

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