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2004.06.20

めぐりあう時間たち

WOWOWビデオ鑑賞。
スティーヴン・ダルドリー監督。二コール・キッドマン主演。
二コールがアカデミー主演女優賞を受賞した作品。最近観た『コールド・マウンテン』の可憐さとは正反対の精神を病んだ崩れそうなもろいヒロインを熱演。
二コールは1923年のイギリスで『ダロウェイ夫人』を執筆中のヴァージニア・ウルフ役。他に1951年のロスで『ダロウェイ夫人』を読む主婦ローラにジュリアン・ムーア。2001年のNYでエイズに冒された作家のためにパーティを開こうとするクラリッサ役にメリル・ストリープ。3人の女優がそれぞれですばらしい演技を観せてくれる。中でも,物語の鍵,時代を繋ぐ鍵となるローラ役のジュリアンの演技には二コールを超えていると驚かされるほどだ。
この映画のテーマは『生と死』なのだろうが,どちらかというと『死』を肯定しているように思える。物語の冒頭でヴァージニアが自殺するシーンから始まり,ラスト近くエイズの詩人は自ら死を選ぶ。『ダロウェイ夫人』で詩人が死ぬように。『生』を選んだ登場人物の方がよほどその後辛い人生をおくるように思える。潔い『死』こそ真に『生』きることなのだろうか。僕には答えはわからない。女優達の名演と共に,難しい重いテーマを僕達に投げかけてくれる作品だった。

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