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2004.09.29

スウィングガールズ

シネクイント。
矢口史靖監督。上野樹里主演。
ごく普通の脱力系女子高生(山形弁をだらだらとしゃべる)達がひょんなことから,ジャズを演奏することになり,ビッグバンドジャズに挑戦するという物語。
HF中野編集長がハマってもう3度も観た(まだまだ行くつもりらしい)というオモシロソウな作品だ。いや実際に面白かった。いやはや痛快,爽快。観終わってこんなにすがすがしい,すっきりとした潔い邦画は久しぶりだ。
ストーリーはハチャメチャだ。吹奏楽部の落ちこぼれ男子生徒と脱力系女子高生16人がジャズをやる(やらされる)きっかけから,『それ,ありえんだろう』と突っ込み入れたくなるが,ハハハと笑って許せる。それは物語全体に『ジャズ(=音楽)って楽しいっ』って一本芯の通った気持ちが作り手側に入っているからだと思う。実際,この17人のGIRLS+A BOY達は,全員楽器は素人で,4ケ月も猛特訓して演奏をマスターしたとのこと。ラストの音楽祭のシーンでその成果が大々的に発表される訳だが,これが本当に素晴らしい。本当に吹き替え無しか?と疑いたくなるくらいに堂々と演奏しているし,ソロパートなんかちょ~カッコいい。観ている方もノリノリで(映画館にも関わらず)思わず演奏に合わせて手拍子しそうになった。この作品の良さは,映画館の大スクリーンと大音量で体感すべし。本当に心躍らされる(これってSwing?)。
スポ根的汗と涙で猛特訓なんてシーンは完全に排除されていて,『楽しいからとにかくジャズしたい』的ストーリー展開・演出が成功していると思う。基本的にコメディなので,笑いのポイントも多数。僕のお気に入りのシーンは,バイト先のスーパーのエレベーターの中でガールズ達がマネキンにディープ!キスしてるシーンと,山の中で松茸狩りの途中でイノシシに襲われ逃げ回るシーン。このイノシシのシーンのアイデアは本当に笑える。ストップモーションで,上野樹里ちゃんが恐怖で鼻水ダラ~(たぶんCG)と流している表情が最高だし,イノシシの上に女の子が落ちて退治するシーンはレントゲン写真なんだけど,実際にそのコのお尻のレントゲン写真だったり。細かいところにこだわりが観てとれて納得してバカ笑いできるのも楽しい。
矢口監督の前作『ウォーターボーイズ』は狙いがミエミエに感じて食わず嫌いで敬遠してしまい観ていない。主役を女子高生にしたところが,僕みたいなオジサンにはとっつきやすかったのかな!?製作にフジテレビがかんでいるので,どうせおちゃらけた映画だろうと思っていたが,さにあらず。この映画を薦めてくれた中野編集長にはお礼を言わねば。本当にありがとうございます。
主演の上野樹里はどこにでもいそうなちょっとお調子者な女子高生の役なんだけど,とにかくキラリと光るものがある。このコは主役を張るコだなあとつくづく思う(彼女が出演していたNHKの朝ドラ,てるてる家族は観ていない)。僕的には,脇役だった本仮屋ユイカがセカチュー(ドラマ)の智世とは全く違う役作りをしていながらもいい味出していて感心した。彼女もNHKの次の朝ドラのヒロインに選ばれたとのこと。このガールズ達から大物女優が何人育つか,というのもこれから楽しみなところだ。

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