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2005.02.11

W杯最終予選,日本対北朝鮮,2-1

座った席は,メイン・アッパーのアウェイより最上段。それでも,横国の2階席の最上段よりはやはりピッチが近い。去年のインド戦はバックだけど1階席だったもんな。日本の選手はポジションで誰かなんとなく判別がつくが,さすがにハンジェさえも双眼鏡を使い,背番号でしか確認できない。それでも,ピッチ全体は見渡せた。
今回はさすがに本番,応援に全精力を注いだので,気持ち飛んじゃっててちゃんとしたレビューはできないのでお許し下さい。頭に残った印象だけで書きます。
まず立ち上がりで,もう実力の差を感じることができた。普通にやれば勝てると。そこに早々の小笠原のFKでのゴール。正直,今日はこれで勝てる,と思った。が,現実はそう甘くなかった。その後,日本はポゼッションし,小笠原を軸に攻め立てる。両サイドへの展開等も綺麗に決まり,引き気味の北朝鮮相手に追加点はすぐ獲れそうな雰囲気だった。でも,どこかおかしい。リズムが悪い。特に守りにまわった時の落ち着きのなさはどういうことだ。相手FWにあの中澤が苦戦してる。マジか。北朝鮮は攻められながらも,フラットな4-4-2で局面でしっかりとブロックを作って組織的に守れている。カウンターが怖い。そんなに強いチームではないことは明白なのだが,日本の出来が悪すぎる。このまま進めば微妙な雰囲気になってしまう。そして前半終了。ジーコ,ちゃんと指示してるのか。中盤とDFラインの間にぽっかりスペースができてるぞ。危ない。
後半,北朝鮮がより積極的に攻めてくる。日本,受ける形になる。右サイドを突破され,クロスを上げられ,ゴール前で決定的なダイビングヘッドを許すも,川口の神懸り的セーブでなんとか守りきる。危ない。DFライン下がりだした。ボランチのところでディレイできずに,あっさりと前線,両サイドにボールを運ばれる場面が少なくない。やばい,やばいよ。と思っていると,またカウンターを食らう。右サイドを突破され,中央を経由してがら空きの逆サイドまであっさりとボールを運ばれる。左サイドの選手がどフリー。さっきの同じ場面では中央にクロスだったので,現場で観ててもまたクロスが来ると思った。実際,中央には北朝鮮の選手が詰めていたし。川口が微妙にニアから中央にポジションをずらす。そこに予想外のシュート一閃。空いたニアサイドを見事に突き刺され同点を許す。川口,痛恨のミス。1-1。負けるとは思わなかったが,初戦のホームで北朝鮮相手に勝ち点1という最悪のシナリオが頭をよぎった。そこでジーコが動く。素直に俊輔を入れるのかと思ったら,鈴木に代えて高原投入。あれ,順番逆ではないですか。これから俊輔入れるなら,起点となれる鈴木は残しておいた方がよいのでは。ジーコの采配に疑問を感じた。そして,俊輔投入。しかも,田中と交代でシステムを4-4-2(中盤ボックスタイプ)に変更。マジっすか。最近の代表の4バックは機能してないんだけど。ここは素直に小笠原を下げて俊輔でしょう。ジーコ,切れちゃったのか。ああ,もうダメだ。この時点で正直このまま同点終了を覚悟した。が,予想に反して!ここから『ジーコ=神』爆発。俊輔が入ったことで,北朝鮮が完全に守りに入り,ベタ引きになった。日本の各選手,全く慌てていない。ちゃんと形を作って攻めている。俊輔がさすがの落ち着いたプレイで,要所でボールをさばき,攻撃の起点となっている。おかげで残った小笠原もフリーになる場面が多くなり,左右両サイドから攻め立てる。これはひょっとしたらいけるかもしれない。実際,惜しい場面の連続。しかし,ゴールが決まらない。残り10分。ここで玉田に替えて大黒投入。ホントですか。大黒の実力は認めている。しかし,いかに練習試合で調子が良かったとはいえ,この重大な場面でほとんど現場経験のない選手を使うか。ジーコ自身が試せる試合で使わなかったのではないのか。信じられない采配。ロスタイム突入。僕のいるメインアッパーの観客まで総立ちで応援してる。どうしても欲しい,あと1点が。もう時間がない。そこに右サイド,下がり目の位置からゴール前へ小笠原がクロス。GKパンチングで逃げる。正面にこぼれたボールに詰めたのは福西,ダイレクトで前線へパス。その先にいたのは大黒。ダイレクトでシュートしたボールはGKの脇を抜け,ゴール前に詰めていたDFも届かず,そのままゴールへ吸い込まれる。スタジアム騒然!歓喜爆発!記憶に刻み込まれる盛り上がりだった。うそだ~,これで勝つか~。でも,結果オーライ。勝ち点3をきっちり取れたのだがら文句は言えない。
いやホント,改めて『ジーコ=神』を実感・実体験。とにかく物凄い勝ち運の持ち主だ。あの采配で引き分けだったら,大批判となったろうが,それをちゃんと勝ちで押し込める魔力をジーコは持っている。ま,振り返ってみれば,選手交代やシステム変更で『この試合は絶対に勝つんだ』というメッセージをピッチの選手達に確実に送っていたわけだけれど。それにきちんとしっかりとしたプレイで応えた選手達は何よりもたくましいと感じた。このチームは強いよ。これからも苦戦の試合が続くだろうが,それを乗り越えていけるだけの技量と精神力をこのチームは持っている。それに加えてこのジーコの勝ち運だ。本当に僕達はドイツに行けるのかもしれない。この試合を観ての素直な感想。
しかし,次のアウェイでのイラン戦では,アレックスと田中が黄紙累積で出場停止。田中のバックアップは坪井がいるが,これまで攻撃の軸としてきたアレックスの代わりはいるのか。ここを埋められるかが次の試合の鍵になると思う。僕的には,ここで今イチ不安なアレックスを蹴落とす選手が出てきてくれれば,それがこの代表のステップアップに繋がると思うのだが。
イラン戦は,久保が怪我から復活,FWスタメンでゴールも決めて日本勝利,というシナリオ希望,いや切望。

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