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2005.03.22

救命病棟24時

今クール最も期待していたドラマだった。だが,しかし,やっぱり『震災』をテーマにワンクール引っ張るのは難しかった。1,2話までは,緊張感もあって,テーマも明確で,町病院で奮闘する主役の進藤先生(江口洋介)も存在感があって見応えもあったのだが…。それ以降が『震災』のテーマがぼやけてしまって,舞台がホームの救命病棟に移ると,なぜか小島先生(松嶋菜々子)主演の『菜々子様劇場』に突入。以降,6話くらいまでこの路線が続く。おいおい,救命病棟どこいった?主役は進藤先生じゃないの?この後,『菜々子様劇場』は終わって,話が本筋に戻って『救命病棟』らしくなってくるのだが,それはもう震災からかなり時間が経っての話。もうその頃には震災の緊迫感やリアリティがまるでありませんから。そんなふうに期待を裏切られつつも,毎回ホロっと泣かせてくれる場面はあったので,最終回でどう纏めるのかに密かに期待していたのだが,震災の悲惨さ,深刻さを上っ面の台詞のみで片付けていくのを観て正直失望した。ワンクール通して本当の震災を語っていないのに,最後に神戸を引き合いにもってきて,震災後の東京の復興を『希望』という簡単な言葉で纏めてしまうのは止めてほしい。このドラマは進藤先生が主役で震災に深く関わっていなかったのと同じように,最も大切なはずな『命の尊厳』を語っていないから,僕はこのドラマを評価できない。PART3まで繋がるような良い出来栄えだった過去2シーズンのことを思うと残念でしかたない。2時間×2回くらいのスペシャル版だったら,テーマがぐっと凝縮されて見応えのあるドラマになったと思う。

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