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2005.05.31

Shall we Dance?

新宿グランドヲデオン座。ピーター・チェルソム監督。リチャード・ギア主演。

弁護士のジョン(R・ギア)は妻と2人の子供に囲まれた幸せな暮らしを送っている。しかし,彼自身は心のどこかで空しさを感じていた。そんなある日,ジョンは通勤電車の中からぼんやりと外を眺めていた時,社交ダンス教室の窓辺にたたずむ美しい女性の姿が目に留まる…。

日本発傑作コメディのハリウッド版リメイク作品。主演のリチャード・ギアはもちろんだが,日本版の舞役にジェニファー・ロペス。そして,なんと言っても,ジョンの妻役にスーザン・サランドンという豪華な配役が魅せる。オリジナルの持つコメディ色はかなり薄れているが,オリジナル版の出来栄えを観なかったことにすれば,十分鑑賞に値する家族愛賛歌のドラマに仕上がっている。とにかくオリジナル版に基本的に忠実なので,ハズレであるはずがない。しがない中年サラリーマンというオリジナル版の主人公をR・ギアが演じるのは無理で,設定が成功をおさめた弁護士という上流階級の設定になるのはいたしがたがないか。その分,コメディ色は影を潜めている。オリジナル版はそのコメディとドラマ部分の絶妙のバランスも魅力的だったのだが。しかし,その分,オリジナル版では専業主婦だった妻のキャラをキャリアウーマンに仕立てたのは成功している。山場の妻の職場にジョンがタキシードをバシッと決めて,赤バラ一輪を手にエスカレーター上ってくるシーンは,R・ギアの面目躍如にハマっていて格好いいシーンだったし,その赤バラを妻に渡し,変わらぬ愛を告白し,ダンスを踊ろう,と誘うシーンは,自宅の庭で妻と踊るオリジナル版とは違ったハリウッド的盛り上げ方の味わいで泣かせてくれた(実際に涙が出た)。

結局,本作では,ジェニ・ロペの役割はオリジナル版の舞ほど重要な役割とは置かれておらず,ジョンと妻の夫婦愛を軸に構築したドラマだと気付く。妻役のスーザン・サランドンが素晴らしい演技を魅せてくれる。そこを深くえぐったところが,本作の良心ではあるし,反対に少し物足りないところだとも思う。日本人の好みで言うと,ジェニ・ロペはセクシー系でアクが強すぎると思うし,日本人が好きなのは結局,オードリー・ヘプバーンのような凛とした(オリジナル版の草刈民代のような)女性だと思う。そこがオリジナル版を知った者には引っかかったところだとは感じる。別に本作のジェニ・ロペが悪いというわけではないけど。ダンスシーンもオリジナル版の方が『下手なりに綺麗』に感じたのは確か。リメイク版の『そつがない出来栄え』もさすがとは思うけれど。でも,本作はコメディと考えて観なければ,十分感動できる佳作だと思う。

これだけ忠実にオリジナル版をハリウッドがリメイクしてくれるのは嬉しい。今後もこういう魅力のある作品がどんどん出てきてくれることを期待したい。(ホラー映画だけではなく)

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2005.05.30

今週のAERA,ジーコ特集

毎週,旬な人物にスポットを当てる特集『現代の肖像』に満を持して神様,ジーコがこの最終予選決戦の直前という絶妙のタイミングで登場。たまにはサッカー専門誌とは違う感覚でジーコを捉えた記事にも触れてみてください。とりあえず,あと2戦は『信じる』しかないのですから。ちなみに表紙はツネさん(AERAはツネさんの愛読書だとか。サッカー選手がこんな週刊誌読んでどうする。)。『決戦に勝つMFの組み合わせ』という分不相応な勇み足の記事も付いてます。

AERAは創刊17周年。僕が創刊時の学生時代のお金のない時期から買い続けてる唯一の週刊誌です。当初は硬派な社会派だったのが,最近は働く女性読者増をあからさまに狙った軟派な記事(女性に怒られるな,きっと)も多くなりました。ターゲット変更ってやつですか。こういうサッカーネタを扱うようになったのも,02W杯前後あたりからです。ある意味ミーハー感覚です。ごめんなさい。

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2005.05.29

ナビスコ杯対東京V戦2-2

二夜連続の国立観戦。やっぱり代表より気合が入る。こちらの方がプライオリティが高い。サンフにとっては『絶対に負けられない』試合だ。しかし,スタメン発表とともにそのテンションも下がってしまう。ジニ出場停止で3バック選択は仕方がないとしても,大木,ベット,駒野をベンチで温存(と言っていいのか)。3-5-2のトップ下にはなんと桑田が入る。右WBに茂原が入る布陣。浩司がボランチ…僕的にはもったいない気がする。

前半序盤,その桑田になかなかボールが入らない。中盤でタメを作りたいが,縦へ急ぎすぎ。そうなると,ガウボン,寿人の2トップではボールキープできないので形が作れない。いやそれでも序盤に何回が決定的チャンスはあった(寿人のGKと1対1の場面等)。ああいうのを決めとかないと苦しい。相変わらず桑田,ボールに全然触れない。他のMF達も桑田に預けてどうにかしようという意思はないようだ。桑田自身もボールを呼び込む動きが足りない。なんとなく中盤を漂っている感じ。ヴェルディは,ゴール前でデンと張っているワシントンにボールが入った時がやはり怖い。リーグ戦では完璧に押さえたのだが,この日はチャンスボールが渡っている。一方,サンフは中盤が作れない。この日も浩司がやや下がり気味でカズを前に出そうという意識は見えるのだが,そのカズにボールが入らない。桑田が下がってこないので,3トップのようになっている。ヴェルディはDFの裏へどんどんパスを狙ってくる。ポゼッションは五分五分だが,自分の形ができないサンフが苦しい。19分,中央を突破され,ボールはゴール前のワシントンへ。ワシントン,完璧なポストプレイでワンツーで返して飛び込んで来た平本がフリーで下田と1対1。これは下田も止められず,ヴェルディに先制を許す。その後もサンフ,中盤の運動量が足りない。次第にヴェルディにポゼッションを許す。カウンターから桑田がPAすぐ外でフリーで持つも,シュートではなく,なんとパスを選択。そこを個人技でなんとかしてほしかった。桑田にはその技術があると思っていたが。サンフ,トップにボールが入らない。寿人が果敢に走り回っているが,裏を取ることはできない。前半,終盤のポゼッションは完全にヴェルディ。ガウボン,寿人の連携が今ひとつで,どうしても決定機まで持っていけない。とにかくマイボールになっても,大きな展開からの崩しがないので,余裕で守られてしまう。このまま前半終了。0-1。ヴェルディの方が攻守の切り替え速い。

後半開始時もメンバー変えず。桑田が全く仕事ができてないので,ここにベットを入れれば,問題なく巻き返せると感じたが。だが,流れがヴェルディのまま変わらないと観るや,小野監督は桑田に替え,ベットを投入。これで中盤の改善が図れるかと思ったが,簡単にはいかず,やはりベットにボールが入らない。これを観て,二の矢を準備する。池田に替えて,駒野。4バックへ移行。これで流れを引き寄せたい。いつもの形だが,それでもリズムが作れない。とにかく中盤勝負で負けている。しかし,33分,中央で得たFKをカズが素早く右サイドを駆け上がってきた駒野へパス。駒野のアーリークロスがゴール前のガウボンの頭にドンピシャでゴール。押されながらも同点に追いつく。その後も攻防は続く。ワシントンの強烈ボレーを下田が身体を投げ出してなんとか止める。39分,浩司に替えて大木投入。大木がトップ下に入る。やはりキムタツは観れなかったか。41分,コウタからのアーリークロスをゴール前でガウボンがトラップして倒れこみながらシュート,ゴール,逆転。ゲームを支配されながら,少ない決定機を活かして逆転まで持ってきた。こういう試合はなんとしても勝ちたい。ロスタイム突入,4分。サンフ,我慢の時間帯。入ってくるボールを次々に弾き返す。もう少しだ。ここで,なんと寿人が痛んで倒れてしまう。主審は試合を止めない。普通止めるだろ。切れ,切れ,大きく蹴りだせ,時間を稼げ~。なぜかそんな当たり前なことをサンフの選手達はやらない。なかなかゲームを切らない。寿人は戻れない。4分経った。もう数プレイで終わる。そんな中,ヴェルディ,右サイドからゴール前に速いクロスが入る。ゴール前は混戦。そんな中,一人別次元のプレイをした選手がいた。ワシントンが,胸でトラップしたボールを長い脚で強烈なボレーで叩きつける。ボールはそのままゴールネットへ。素晴らしいゴールが決まる。2-2,同点。守り切れなかった。この後,試合終了のホイッスルが。またしても,ロスタイムでの失点で勝ち試合を逃す。

今日みたいな苦しい試合をモノにしてこそなんぼでしょう。最後の失点は審判のせいじゃないよ。まだまだ地力が足りない。鹿島のような老獪さがほしい。特に決勝トーナメント進出には絶対に負けられなかった試合だっただけに。普通にウチの普段の形でやれば,もっとウチの力が出せたはず。試合の位置付けは難しかったと思うが,まだチャンスの残っていたこの試合はベストの布陣で臨んでほしかった。桑田があれほどまでに不出来とは予想もしなかったのだろう。彼らしい,正確なパス回しや2列目からの飛び出し,巧いシュート等が全く観られなかったのは残念だ。

今日分ったこと。浩司のボランチは効かない。浩司の長所が全くでないのでやめてほしい。キムタツは誰との交代を想定したオプションだったのか。ま,必要なカードを順番に切っていったら,3枚枠使ってしまったわけで,面白味も何もない。最後に寿人が痛んで,失点してしまったのは皮肉としか思えない。使う勇気のない選手をベンチに入れるな。コウタの不振が深刻だ。今日はアシストは決めたが,出来自体は褒められたものではない。特に駒野投入までは左から攻める形が主になるはずだっただろうに。ま,トップ下に入る選手の出来がアレではコウタも活き様がないのかもしれないが。駒野はやはり替えの効かないピース。この両サイドのバックアップをどう育てていくかがやはりウチの最大の課題かもしれない。桑田も今日の出来ではとても合格点は与えられない。正直期待外れ。なぜウチの若手は,殻を突き破る躍動感がないのか(俊は除く)。気負って結果が出せない。メンタルな面の仕込みが間違っているとしか思えない。

さて,ナビスコの残り2試合は完全に消化試合となった。どうぞお好きなように若手の選手試して下さい。しかし,勝利が前提なことはお忘れなく。(洋次郎使え(念))

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2005.05.28

キリンカップ,日本対UAE,0-1

久々の国立での代表戦,生観戦に行ってきた。国立はサッカー専用ではないけれど,どの席からも観戦しやすいし,なんと言ってもその独特の雰囲気が好き。国を代表した戦いの場に相応しい。確かにキャパが小さいので,埼スタや日産スタには劣るが,観客の纏まりとかサポートする熱意とかは,それらのスタより選手達に届き易いのでは,と感じる。今日はバック中央の上段の席から,友人達と応援系で観戦。だから,全体の感想だけ。

確かに全体的にギクシャクしてたけど,前半35分あたりまでは問題なくポゼッションできていたし,ある程度チャンスも作っていた。それらが決定的とまでは言えなかったのが,後に響いたのだが。正直,負けるとは思っていなかった。本当に危ない形を作られたのは,失点の場面だけだし,それを除けば,数回の危険なシーンはあったが,安定して守れていたと思う。それだけに,あの失点は時間帯といい,本当に痛かった。あそこまでは,『今日は引き分けで終わりだな』と感じていたのだけれど。

とにかく小野と小笠原の連携が全くと言っていいほどなかった。小野が要所でボールを捌いた先には小笠原はいない。ボールタッチの数が違いすぎる。小野はある程度存在感を示したが,その分,小笠原が消えていた。これは小野のせいなのか,それとも小笠原のせいなのか。小笠原がボールを触れない分,その近くで仕事をしていた鈴木も消えてしまった。とにかくボールに絡めないし,前を向いてボールを持てない。ワンタッチして,後ろの選手にボールを預けて前を向いて勝負,という形ができてなかった。シュートも撃てないのでは後半途中交代も仕方ないだろう。替わった玉田の出来も今ひとつ。ボールを貰うために下がりすぎていた感がある。かと言って,スペースを使ったドリブル突破があるわけでもない。玉田もコンディションを落としている。

で,カウンター一発で,坪井が裏を取られ,あっけなく失点してしまう。坪井の速さをもってしても,シュートコースを消すことすらできなかった。川口が届かない所にボールが飛んだのも不運。バーレーン相手なら,ああいうシーンがもっとでてくるかもしれない。あのシーンでは,守備のバランスが崩れていた。ボランチが仕事できていない証拠。小野が上がり過ぎていた分,福西に負担がかかっていたか。その後,坪井を下げ,本山イン。4-4-2になり,小笠原・本山は鹿島型中盤のラインに入る。でも,このテコ入れも,ガチで引いて守ってきたUAEになかなか通用しない。やはり小笠原の調子が悪い。本山もスーパーサブとまでは言えないので,あの程度の出来でもしょうがないのかもしれない。その後,田中に替えて茶野。この交代の前には友人と話をしていてピッチから目を離していたので,交代の理由が分らなかった。テスト?田中が怪我でもした?そして,福西に替え,稲本。より攻撃的に,ということか。しかし,その稲本も今日は今ひとつで,ボールに絡めない。この時点でUAEはベタ引きでほぼ相手陣内で攻め立てていたのだが,ゴール前を人数かけて守ってくるUAEを崩せない。両サイドからのクロスの質がなあ。ヘッドの打点の高い選手がいないのが痛い。中央からミドル撃っても弾き返されるし,結局うまくUAEに守られて,逃げ切られてしまった。アウェイの戦い方のお手本のような展開。しかし,今日の敗北は厳しいなあ。これまでの日本は勝負強かっただけに,ここに来てこの2連敗は本当に痛い。

FWは大黒が一人奮闘していたのが印象的だったが,有効なボールの供給がなかった。ただ,今のFW陣では大黒が一番好調なのは間違いないので,バーレーン戦でも是非彼をスタメンで使ってほしい。なぜここに来て柳沢なのか。大久保でも良かったのではないだろうか。久保は間に合わないとしても。ま,神様のお考えは僕ら凡人の及ぶところはなく,それなりの予感があるのだろう。中盤の組み合わせは,頭が痛い。今日は小笠原の出来が悪く,得点できなかったので,おそらく代わってこの位置に入るであろう俊輔のコンディションが上がっていることを祈るしかない。そして,ヒデはどこで使われるのか。小野とのダブルボランチはあるのか。今日の前がかりになり過ぎる小野を観てしまうとかなりリスキーだ。DFは中澤が間に合わないとかなりピンチだ。坪井があんな軽いプレーを観てしまうと,その他の巧いと思わせるプレイを観ても不安で仕方がない。中澤復活は,最終予選でのMustな事項だろう。

今の代表のチーム状態はかなり悪い。本来は勝負強いチームが勝負弱くなっているのが気にかかる。バーレーン戦は最悪でも引き分けで切り抜けたい。というか,引き分けが正直なところ精一杯と思う。2点獲られるとかなり苦しい。チームに決定力がないからだ。1点勝負に持ち込むことが絶対条件。あとはもうヒデ・俊輔に神の力が委ねられることを祈るしかないなあ。でも,信じるしかない。僕達はドイツに行くのだから。あれ,僕にとってはこれは既定路線?イラン戦までもつれて,久保の決勝ゴールで僕達はドイツに行く。いや確かにそれは夢だけど,そこまで引っ張らなくてもいいですから。心臓に悪いし,またイラン戦のチケットの当選確率がすごいことになって,市場で高騰するだろうから。

今日の両ゴール裏の応援は素晴らしかった。その応援に応えられなかったのだから,試合後の大ブーイングを浴びても仕様がないと感じた。来週はこのブーイングを歓喜の大歓声に変えてほしい。

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2005.05.25

本日発売のエルゴラ,オムさん特集

『Jリーガーの肖像』という特集で,『輝き続ける不撓不屈のベテラン』という副題で3/4面を割いての大アピール。惜しい,関東圏限定。広島のサポーターにも見せてあげたい。写真なんか超かっちょいいです。本当に今年のオムさんの活躍ぶりには頭が下がります。『小村の歳のDF使うなんて未来がないだろ』みたいに思っていた当初の自分に大反省です。これ以上ないパフォーマンスを魅せつけてくれていて,ジニーニョと共に,リーグ最小失点のDFラインを統率してくれています。ありがとう,オムさん。そのプロ魂,これからもしっかりと目に焼き付けていきます。

ヴェルディ戦はジニが出場停止なので,オムさんに掛かる期待は大きい。頼むぞ,オムさん!

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2005.05.24

今週のマガ,サンフ特集

『広島・古豪復活』と題して,1.カズ・コマ・シゲの対談(うう,浩司がいない),2.小野監督インタビュー,3.俊のインタビュー,が掲載。キター,時代が俺達に追いついてきたぞ~。立ち読みしながら,ニタニタしてしまいました。俊,見開きで超かっちょええ。もっと褒めてもらえ~。来たぞ,全国区。目指すは新人王だ。本田に負けるな。

とは言え,現実は先週川崎にチンチンにやられたわけで,これまで築いてきたものが崩壊しつつ危機に直面しているのだ。本当にリーグ戦で優勝を目指すなら,次のヴェルディ戦で勝ってみろ。その気持ちがプレイに表れることを願う。

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バーレーン戦やばいかも…

ここに来て『鹿島枠』発動.ですか,ジーコ(神)様。そのくらいなら,同じ鹿島枠で本山をFWで使ってください。まだ諦めもつきます。他にもっと呼ぶべき人材がいるでしょうーが。しょぼぼ~ん。一気に熱が冷めたよ。まさかスタメンで使うつもりじゃないでしょうね。大黒使えよ,マジで。

ちくしょう,久保が間に合っていれば…。不安度かなり増大。

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バタフライ・エフェクト

シネマミラノ。エリック・ブレス,J・マッキー・グラバー監督。アシュトン・カッチャー主演。

エヴァン(A・カッチャー)には幼少時代から心神喪失癖があった。突然,ある時点の記憶が欠落してしまうのだ。大学生になり,その病気も影を潜めていたのだが,ある日,幼少時代の日記を読むとなんとその時代にタイムトリップしてしまった。自分の超能力に気付くエヴァン。そうしてタイムトリップを重ねるうちに,自分に過去を変える超能力があることに気付く。エヴァンは少年時代のガールフレンド,ケイリーと再会するが,そのことが彼女の過去のトラウマに触れてしまい,ケイリーは自殺してしまう。愛する彼女を取り戻すために,彼女の人生を書き換えるために,エヴァンは再び日記を手に少年時代へタイムトリップする…。

この作品は面白い。邦画では味わうことができないであろう,アメリカ的味付けの極上のサスペンス・スリラー。ダイヤの原石を見つけたような喜び。この驚きは『SAW』以来かもしれない。多額の予算をかけなくても,プロットだけで魅せる映画の素晴らしさ。久々の快作だ。アイデアがとても斬新で,前半の伏線部分で『このシーンがなんかポイントになるのだろうな』と認識させておいて,そこに予想外のパンチが飛んでくる。『その手で来るか,そう来るか~』と驚きの連続。『過去を書き換えられる能力』,そんな超能力があれば,普通は幸せになるはずなのに,エヴァンもケイリーも友人達も母親も,そんな微妙な『バタフライ・エフェクト』のために幸福から不幸への超絶のジェットコースターに乗せられることになってしまう。

『バタフライ・エフェクト』とは『ある場所で蝶が羽ばたくと地球の裏側で竜巻が起こる』というカオス理論のこと。

真にこの物語はそういう微細な過去の書き換えが人生の竜巻を巻き起こす物語。過去を書き換える度に思わぬ不幸に襲われるエヴァン。あちらを立てればこちらが立たず。誰かが不幸になる。行き詰ったエヴァンが選んだ『最良の選択』とは…。この選択こそ真に人生の『バタフライ・エフェクト』。この切なさいっぱいの選択には心を震わされる。哀愁の選択。この選択がエヴァンを幸福にしたのか,不幸にしたのかは,最後まではっきりとは語られない。

(最後だけちょっとネタバレ)

ラストシーンは,8年後の大都会の街角。無精髭もばっさり剃り,エリートビジネスマン風に成功した社会人と成長したエヴァンは街角でケイリーとすれ違う。そうか,こうして二人は再会して愛が成就するのか。そういう淡い期待を持たす場面。しかし,それはあっさりと裏切られてしまう。二人はお互いのことを気付かない。すれ違い,離れていく二人。エヴァンは幸福な人生を送れているのだろうか。すれ違ってしまった現在のケイリーが幸福であることを願わずにはいられない。彼女の幸福な人生のために彼は自分の人生を捧げたのだから…。

前半の伏線部と第一の過去の書き換えでケイリーと幸福な時を過ごすあたりのテンポがややゆるいので,それだけが欠点。だから『傑作』とまでは言わずに『快作』としておく。ディレクターズ・カット版では全く違う,もっと非情なエンディングとなっているらしいのだが,そっちの方も観てみたいなあ,と普段DVDなど全く観ない僕が珍しく感じた作品だった。さて,DVDリリースはどっちバージョンになるのだろうか。

主演のアシュトン・カッチャーのことは全く知らなかったのだが,なかなか良い演技をする。髭面ではそうは思わなかったのだが,ラストシーンで髭を落とした美青年ぶりに驚き。これからブレイクする俳優かもしれない。

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今週は

仕事が忙しくてアップできそうにありません。

キリンカップ・ペルー戦は,ゆるくて最初の10分で寝てしまいました。なぜかロスタイムの失点のシーンだけ起きてて観ました。バーレーンにやられるとしたら,真にあんな形と想像(怖っ)。金曜のUAE戦はチケが当たったので,国立に行く予定。ってか,この状態で生観戦なんかできるのかよ,って感じ。微妙~なのが今から辛いなあ。ジーコ,神パワー充電しとけ。土曜日のサンフの国立はガチで行きます。まだ諦めてませんよ~。そういうスタメンを希望。(でも,久しぶりの生洋次郎もできれば観たい,辛い)

先週末は,ちゃんと映画2本行きましたよ。『Shall we Dance?』と『バタフライ・エフェクト』。どっちもちゃんと観れるしっかりしたお金払っても文句ない作品でした。特に『バタフライ・エフェクト』は超オススメです。是非観てください。邦画では味わえないなんとも言えない味わいのある快作でした。絶対レビュー書きます(たぶん週末に…頑張れ,俺…)。

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2005.05.22

ナビスコ杯対川崎戦1-4

スパサカの映像しか観ていないのだが,ホームで惨敗。同点に追いついたすぐ後の失点が痛かった。森脇とアウグストの対決は,相手に圧倒された模様。シュート数他,記録上の数字をみても,いかにゲームを制圧されていたか,想像がつく。期待の浩司も途中交代されてるし,全く効いてなかったのだろう。しかし,スタメン2人抜けたくらいで,ズタボロになってしまうっていうのはどうよ。先週の大宮戦で,『このチームは地力がついてきた』と書いたけど,それはやっぱり夢だったみたい。もし,気持ちの部分で負けていたのだとすれば,それはこれまでと同じということで,大きな失望。こんな試合を直視せねばならなかったホームサポの気持ちを思うと辛い。来週,国立に行く。去年のナビスコはあそこでチンチンにやられた。今年は成長した姿を観せてほしい。俊はもういないのかな。ならば,残りのメンバーで気持ちを前に出して結果を出してみろ。

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2005.05.21

今日の『タイガー&ドラゴン』に

ビデオで観てたら,なんと,薬師丸ひろ子が出てました。しょっぱなから高座にあがってます。笑えた。いや,僕の中学・高校生時代の青春時代は薬師丸ひろ子抜きでは語れません。人生で一番最初の『アイドル』です(ヲタの域に入ってました)。熱狂的なファンでした。映画は全部通ってましたし,関連本もせっせと買っていた。その頃は広い自室に住んでたのですが,部屋中,薬師丸ひろ子のポスターでいっぱい。親からは,そんな状況をかなり煙たがられました。10代の薬師丸ひろ子の輝きは素晴らしかったなあ。今は渋い演技するようになりましたねえ。今でも密かにファンですよ。応援してます。

で,『タイガー&ドラゴン』,かなり面白いです。金曜10時という時間枠が本当にもったいない。最終回レビューはきっと書こうと思ってます。

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2005.05.20

明日のナビスコ,川崎戦

小野監督はタイトルをまだ諦めてない模様。駒野と茂原がいないわけだが,そこでどう結果を出すか,が最大のポイントになると思う。森脇と桑田がメンバー入りするらしい。思い切って森脇を使って勝負するか,対面はアウグストだ。森脇も今年はもうプロだから,よくやった,ではすまなくて,結果が求められる。とにかく1対1の勝負に勝て。桑田も出れるといいな。若い力の可能性を観てみたい(もちろん,僕は観れないのだけれど)。それにしても,ご贔屓の洋次郎はどうしたのだろう。今後の巻き返しに期待。

今日のJ’sGOALの中野編集長のプレビューhttp://www.jsgoal.jp/club/2005-05/00019464.html(うう,うまくリンクできない),浩司ファンの僕にとっては自然と期待が高まる。ゴールという結果で,復活弾で.自身の輝きを取り戻してほしいと強く願う。勝利を信じて,結果を東京で待ちます。

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2005.05.19

ここは映画ブログでもあるはずだが

年が明けてから,さっぱり映画のレビューが書けてない。全然観れてないから仕方ない。GWに広島で『阿修羅城の瞳』観てからさっぱり映画館に行けない。2月頃からずっと体調悪くて,平日なんとか働き抜いて,週末にぶっ倒れて動けなくなる,の繰り返し。それでも,サンフの試合関連は,気合でかの地へ赴くのだが,翌日はもうダウン(こんな時,独り身は辛い)。だから,僕のホームタウンの新宿歌舞伎町の映画館街までいく気力が湧かず,なかなか辿り着けない。もう4ケ月目だが,改善の兆候なし。こりゃ医者いった方がいいのかな。去年会社のミスで人間ドック受けてないしな。またひとつ歳とって40が更に近づいたし,やっぱもう歳なのかも…。かなり弱気な最近の僕。

他の方の映画ブログをチラリ見して,新作がアップされているのを見て,『う,読みたい』という感情を抑えて,読まないようにしてます。これが辛い,ストレス。実はGW前に『コンスタンティン』を観ているのだが,まだアップできてない。僕はサラッと書き流せないんだな。サンフの観戦記もそうだが,僕のスタイルは理詰めじゃなくて,感情系。だから,気が高まっていないと書けない。ちなみに『コンスタンティン』は予想よりもずいぶんと面白かったです。キアヌがあっさりと『マトリックス』のネオをきれいさっぱり脱ぎ捨てたキャラを立てていたのに驚きでした。よし,今週末までに『コンスタンティン』のレビューをアップするぞ,目標と。あと映画2本観にいく。頑張れ,週末の俺の身体,と。

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2005.05.16

昨日のやべっちで

俊が『巧』でした~。やったぜ,一挙に全国区~。俊はウチには珍しく『華』のある選手。『運』も持っているし,それを『幸運』に変える自力も持ち合わせている。間違いなく,久保がトップの試合に出だした時以来のインパクトを持つ選手だ。俊を観るとドキドキする。なんかとんでもないことをやってくれそうな,そんな気がする。きっとみんなそうだと思う。だから,俊にはどんどん上っていって,大きく成長してほしいと願う。高木,久保…サンフのエースFWは代表のエースFWの系譜。是非近い将来,俊にそれを体現してほしい。いいなあ,俺達にもうひとつの夢ができた。サンフの優勝と,もうひとつ,俊の大成を見守っていく喜び。

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2005.05.15

リーグ戦,対大宮戦,1-0

昨日は関東サポのバスツアーに参加し,熊谷に遠征。今回はバスの関係で定員25人と少な目だが,キャンセル待ちも出ていた模様。遅れて申し込んだのだが,なんとかセーフでよかった。往路のバス内では,大宮戦に臨んでの監督・選手達の関東サポへのメッセージビデオが流れてちょっと感動した(オムさんのメッセージがいちばん面白かった。センスが最高です。)。そんな中,競技場に到着。田舎だ。周りに建物が何もない。ちょっと格好いいスタジアムがそこにある。立派で大きな駐車場もある。スタジアムに入ると,メインスタンド側は結構立派で広ビをちょっと小さくした感じで,バックは広スタ風。ゴール裏は市原臨海よりも立派な感じ。大宮側ゴール裏はほぼいっぱいに埋まっている。サンフ側は声出しサポ50人くらいとその他観戦系150人くらいか。僕はツアー申込み前にチケを買っていたので,今回はメイン・アウェイ側から応援。僕の周りにも紫のサポ想像以上に多数いる。心強い。試合前,係員が総出でグラウンド出て何か拾っている。芝生の状態がかなり悪いので手入れか?いや,その手元のビニール袋の中を双眼鏡で覗いてみると,なんと小石が…。みんなで試合前に小石を必死に拾っているのだ。絶句。なぜピッチに小石が??風も冷たくて寒い。持ってきた冬物を着込んでその上からユニを着る。気合が入る。

試合開始。序盤は両チームともボールが落ち着かない。ボールを持ったらとにかく前線にロングボールを蹴りこむ,ような応酬になっている。もっと中盤できちんとボールを回して形を作っていきたい。序盤は両チーム共,まったりとした入り方の印象。両チームとも運動量が足りない。この日のサンフ,出来は良くない。大木,カズあたりにボールが納まらないし,そこから両サイドへの展開がない。縦へのロングボールばかりで,それを大宮トニーニョ等,高いCB陣にバンバン撥ね返される格好。大宮も4バックだが,両SBは上がってこない守備重視型なので,なかなかサイドにスペースが出来ず,そこを使えない。大宮は主税がボールを持ったら,勝負パスを狙うという形。単発的で怖くはない。ウチのジニーニョ,小村のCBコンビも落ち着いていて,相手FWに絶対にスペースを与ず,観ていて安定している。試合中盤,サンフの選手,身体が重く,動けていない。特に中盤の4人。ベットにボールが集まっているが,イージーなミスが多く,チャンスに繋がらない。ポゼッションは五分五分。両チームともペース掴めない。この日のサンフは『アウェイのいつものサンフ』だ。1対1の勝負で勝てていない。というか,挑むこともない。とにかく大木がボールに絡めず,ボールを追っかけまわすだけで空回りしている。カズがもっと大きな攻めの形を組み立てないと。前半はシュートも少なかった。寿人はPAライン中央で,ボール持ったのに,シュートではなくパスを選択するしで,少ない決定機で勝負する姿勢が欲しい。その後,流れが大宮に傾く時間帯があるも,なんとか乗り切る。前半終了間際,大宮ゴール前の混戦からこぼれたところを左サイドに詰めたコウタ,シュートじゃなく,クロスを選択。ガウボンには合わず,クリアされる。シュート,撃っとけよ。ロスタイムにも,シュート撃っとけ,って場面あった。やばい。いつものアウェイの試合の流れ。嫌な予感。このまま前半終了,0-0。

後半開始。駒野,前半終了間際に足首を痛めていた。その後,プレイしていたのだが,後半開始から,池田と交代。怪我の具合が心配だ。この交代で,サンフはシステムを3-5-2にシフト。序盤はこのシフトチェンジがしっくりいかず,サンフ右サイドの茂原の裏を大宮に突かれる。中盤勝負に持ち込みたいが。今日の寿人,良くない。早く俊と替えて,前線でも起点ができる形にしたい。1列上がった両サイドをもっと上手く使いたいが,使えていない。18分,大木に替わり,浩司。浩司がそのままトップ下に入ると思ったが,小野監督の選択は,ベットのトップ下。浩司は,カズとダブルボランチの形に。おいおい,浩司のボランチってどうよ,と不満に思っていたが,これが当たる。カズ。浩司のところでしっかりとタメを作り,ボールを展開,ベットを経由させ両サイドを使う展開ができてきた。茂原からのゴール前へのクロスにベットが飛び込んでシュートを放つ等,惜しい場面も観られだす。茂原のサイドでチャンスが連発されるが,クロスの精度が…。仕方がないとは言え,このツキのなさが今日の勝負を決めてしまうような悪い予感がした。大宮の攻めは相変わらず主税中心。しかし,大宮FWのクリスティアン・森田の二人は,高さはあるが,裏に抜けて勝負するタイプではなく,決定的なクロスを上げさせなければ,このままなんとか押さえられそうな気がした。浩司のボランチ,なんとカズより引き気味で,明らかにカズに前に行かせている。それはそれでもチームとしてはいいのだが,浩司ファンの僕には複雑な印象。しかし,スペースは確実に埋めており,守備自体は問題ない。31分,大宮,クリスティアンに替わり,天敵・桜井。コイツにだけは得点させてはならねえ。サンフはここで寿人に替えて,俊。この後,カウンターの応酬からゴール前で危ない場面もあったが,なんとかクリアして逃れる。この後,主税に中央からミドルシュート受けるもCKへ逃れる。37分,カズからベットへのパス。ベットが中央の俊へ折り返し,俊がワントラップして放つもGKが弾き返される。38分,前線でボール奪ったベットがミドルシュート,ゴール上へ外れる。この時間帯はサンフが押している。次第に中盤が機能し出す。カズが前目で仕事をすると,やはり攻撃が繋がる。浩司のサポート,効いている。自らも上がってミドルシュート狙う場面もあり,客観的に観れば,流れを変えた仕事ができたと言えるだろう。だが,それでいいのか,浩司?43分,大宮,森田に替わり,横山。ロスタイム3分。これはもう引き分けか。俊のシュートが一番惜しい場面だった。あれが入っていれば…。ロスタイム,カウンターから大宮陣内でコウタがフリーで駆け上がる。誰も詰めて来ない。チャンス。と思ったらコウタ,クロスをイージーミス。大宮の選手に当ててしまう。何やってるんだよ。あああ,ダメだ,引き分けだ。そう諦めかけた時,FKからのこぼれ球,ガウボンが競って頭で落とし込んだ先にいたのは俊。俊,半身の体勢で右後ろから落ちてくるボールを上手く呼び込んで迷うことなく,右足でダイレクトシュート。ボールはドライブがかかり大宮ゴールに流れ込んでいく。劇的ゴール!サンフサポ総立ち。このままタイムアップ,1-0で勝利。劇的な終幕に感動。試合後にゴール裏に挨拶しにくる選手達。それを迎えるゴール裏のサポ達。ばらけて座っていた人々が,あの場面では固まって200人くらいの集団になっていた。出迎える『シュンスケ!』コールに感動。こんなに最後の選手達を迎えるのが嬉しかったのはいつ以来か。いろんな節目節目の試合後の様子が思い出される。きっと今日もそんな試合のひとつになる。

試合内容は正直悪かった。大宮の中盤の運動量のなさ,決定力のなさに助けられた。今日はサイドからの攻めもあまり観られず,ロングボール放り込みばかりになってしまった。ガウボンがハイボールをキープできないのは分っているのだがら,もういい加減こういう攻め方は止めてほしい。中盤こそウチのストロングポイント。そこから両SBの攻め上がり→クロスというのが基本の形でしょ。そんな攻め方だから大木は今日は消えていた。あれでは自分でタメが作れない大木は活きない。疲れもあるかもしれないが,これからの大木の使い方は中断後の試合の鍵になるだろう。システム変更後のベットのトップ下も長い目で観るとどうかと。確かに中盤は活性化して,流れを引き寄せ,チャンスも作ってたけど,ベット自身の決定力がないでしょ(シュート入らないんだもの)。チームで一番決定力のある浩司が後ろに回るってのは,やっぱり納得できない。このポジションで仕事ができる日本人選手を育てるべきだと思うのだけれど。ベットは契約延長したので,今年はベットをフルに使って優勝を狙うんだ,と言われれば,反論の余地もないけれど。とにかく今日は『俊(神)様』。すばらしい決定力と勝負運。今日,こんな悪い内容の試合をしながら,結果的にはしっかりと『勝ち点3』をもぎ取ったチームと選手は確実に成長していると感じる。俊のような新しい血がこれからチームに上手く融合してくれたら,このチームはもう一ランク上のステップへ上がれる気がする。良いタイミングで中断期間に入った。しっかり戦術を固めて,課題(両サイドのバックアップ等)の克服と底上げをしてほしいと願う。まだ1/3が終わっただけなのだから。

さて,長々と書いてきたが,ここまで書かなかったけど,この勝利でなんと『2位』です。ああ,なんと官能的な言葉の響き。『2位』って94年の優勝した時以来らしい。そうですよ,あの頃,サンフは強かった。今のサンフは強いのだろうか。だって,下はすぐ団子状態だし,安心はできんな。が,この『2位』っていう順位は,再開する2ケ月間は僕らのものですから。

で,帰りのバスツアーは祝勝会。みんな笑顔が絶えない。僕は,往路でやった車内ゲーム(試合の得点,得点者を当てるもの)に,外れはしたものの,得失点差と得点者(=俊と回答)が正解で,なんと1位で賞品の選手サイン色紙をゲット。迷わず今日のヒーローの俊のサイン色紙をいただく。うっひょ~,嬉しいな。東京駅にバス到着し,一応ツアーは解散。この後,日本橋で関東サポの大祝勝会に初めて参加させてもらった。いやあ嬉しい。酒が美味い。みんなサンフが好きなんだなあ。いろんなお話しが聞けてとても楽しかったです。関東サポのみなさんと少しお近づきになれた気がします。次回もバスツアーに参加します。これからもよろしくお願いします。スタンスは少し違いますが,いっしょにアウェイのサンフをしっかりとサポートしていきましょう。

(おかげで今日は二日酔い&疲れで一日中寝て過ごしてしまった。しまった,代表戦のチケ買いにいくの,忘れていた。映画もまた観れてないし,来週こそは街に出よう。)

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2005.05.12

ACL,山東対横浜,2-1

試合は疑惑の判定で敗れてしまったが,この試合で220日ぶりに久保が後半30分過ぎに途中出場。さすがに身体は重く,切れはなかったが,ハイボールに競り合うなど,予想していたよりプレイできていた。安からのマイナスのパスにダイレクトで撃った左は久保らしかったと思う。跳ね返りを田中がシュートしたが,あれはゴールでしょ。マリノス,判定に泣く。

しかし,ついに久保が復活。これからは,腰と相談しながら,少しずつコンディションを上げて,できるだけJの試合でレベルの高いプレイをしてほしいと切に願う。ドイツW杯本番のピッチに立つのは久保だと,俺ら久保マニアは信じている。

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2005.05.11

本日発売のエルゴラに

『今旬』と題して大木(神)様のインタビュー記事が1/4面も割いて堂々と掲載される。実は絶好調の時期はちょっと過ぎているのはサンフサポだけの内緒です。サンフの選手がクローズアップされるのは珍しいので嬉しいですねえ。これを励みにこれからは常時確変状態の『スーパーベンモード』でお願いします。

今号の日本代表特集でエルゴラが代表に推薦するDFとして駒野が選出される。最近の駒野はアーリークロスだけでなく,縦への突破への切れも魅せる。アシストも連発しており,クロスの精度も問題ない。今のサンフで一番代表に近い?ま,W杯出場はジーコお気に入りの常連メンバーに決めてもらって,来年の本番はいただきということで。

同じ特集で密かにMFで主税が選出されている。今季エルゴラの採点では全選手中最高の数字(6.41)を叩き出しているらしい。次節は主税の2年越しのお礼参りに要注意か。

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2005.05.09

世の中はGW明け

今朝から関東の私鉄は一斉に『女性専用車両』とやらを導入。連休明けの影響も重なって,僕のいつも乗る車両,超ババ混み。久しぶりの満員ぎゅうぎゅう詰め。おいおい,どうなってんだよ。新宿で山手線に乗り換える。なんとこれも,本当に久しぶりに超ババ混み(僕の田舎の言葉で,むちゃくちゃ混んでいることを言う)。この圧迫感・恐怖感は,東京に来て初めて乗った満員電車以来?一体どうなってるんだああ~。これって完全に逆効果じゃありませんか?今日の僕,痴漢呼ばわりされてそのままお巡りさんに連れていかれてるんじゃないかと思って心臓バクバクでしたから(もちろん,痴漢はしてませんっ,神に誓って!。40近くなった独身男の世間の扱い怖っ)。ひょっとして明日からもあんななのかなあ。うわあああ,勘弁してくれ~~。うえ~ん,満員電車怖いよお~。

などと,密着してくるオヤジ臭やら香水の匂いに鼻ムズムズなりながら,『そういや大宮戦って,俊は代表合宿行ったら土曜は試合出れないかも…』とふと正気に返り,これはリキ入れて応援せねば,と一人張り切っている自分なのでした。

おまけ。ギリでマガの中野編集長が書いたサンフの記事読めました。幸せっ。勝つってやっぱいいことだよなあ。いざ,中野編集長,メジャーへの道!応援してますよ。

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2005.05.08

リーグ戦,対横浜戦,0-1

今日は下北沢のTREBLEで関東サポのみなさんと応援会。普段,ゴール裏ではなく,バックスタンドから応援している僕にとっては,ゴール裏関東サポのみなさんと接することができる数少ない場だ。通っているうちに,あちこちのサイトでよくお名前をお見かけするHNの方を認識することができ,だんだん関東サポ相関図(笑)も分ってきた。『うおお,この方が…』と毎回新たな発見。いつもみなさんの掛け合い楽しみに読ませてもらってます。若いっていいなあ,とみなさんを見て素直に感じるオヤジなのでした。

さて,試合の方は,今日は応援会だったので,試合展開の方はせとさんのところで見てもらって,感想だけ。今日は前半で得点できなかったのが全てでしょう。いくら相手が『メンバー落としてくる』といっても,FWとDFラインと山瀬(巧)は1軍なわけですよ。中盤勝負で勝っていた前半で,マリノスの中盤の若手をボコボコにして入れば,たぶん楽勝だったはず。キラキラ輝いていたのは駒野だけで,あとの選手は…連戦の疲れからか,いまひとつプレイの正確性に欠けた。カズの上がりがもっとあっていいと思ったが。決定的な場面は中央でコウタがボールを奪って駆け上がり,前線の大木へスルーパスを通したところだけか。低く構えてブロックで囲んでボールを奪うという守備はできていたけれど。

後半,サンフの全体の運動量が落ちてくると,前半ほどの攻め込みは観られなくなる。今日,唯一,守備の集中が切れた場面で痛恨の失点を食らう。カウンターから右サイドをフリーで攻め上がった熊林,サンフ守備陣が詰めてこないうちにどフリーの状態で,ファーサイドへクロス。そのボールに外からドンピシャのタイミングで飛び込んだのは塩川。カバーに入った茂原(茂原~,クリアできなかったか~)の後ろからのヘディングは下田も届かず,ゴール右隅に決まる。あああ~~。ところで,熊林とか塩川って誰よ。なに,『J初先発』だとお~。こんなヤツラにやられるなんて恥だ。これでマリノスに余裕が出だす。1点あれば十分って感じ。引いてしっかり守る形に。対するサンフは,勝負どころの中盤でボールが奪えなくなった。大木替えてくれ~。願いは空しく,時間だけが過ぎる。ラスト25分で寿人に替えて,俊投入。替えるのは大木だろ,大木~。俊トップ下でもいいじゃん。俊,左サイドに開いて,ボールを呼び込み,勝負する形を取る。俊が左サイドを突破し,クロスを上げるシーンも観られるが,マリノスDFの身体を張った守りを突き崩せない。ラスト10分で,大木と茂原に替えて,茂木と浩司を入れて勝負に賭ける。4-3-3?ここから波状攻撃。茂木の惜しいヘッドなどあるも,やはりマリノスの壁は破れず。そこシュート撃っとけよ,ってシーンも散見。完全に押し込むも得点ならず。このまま試合終了。マリノスの術中にはまり,ホームで無念の完敗。

いやね,今日が半年振りベンチ入りの久保にでもやられたのなら諦めもつくが,岡田監督の判断は『久保投入に及ばず』だよ。舐められたもんだ。ぶち悔しい。ラスト10分の攻めが迫力あっただけに,もっと早くの交代選手投入の判断がほしかった。俊だって,せっかく前節休ませたのに。名前だけの『王者マリノス』相手にホームで負けてはいかんでしょ。失点のシーンが本当に悔やまれる。そして,最低でも追いつけなかったことに。まだまだこのチームには地力がないな。連勝の石杖となった『トップ下大木』の威光が揺らいでいる。切り替える時期か。それとも,中断期間まではこの形でいくのか。

次節は攻守がしっかりしている大宮戦。打ち負けないことは大切だが,打ち合いになることは避けたい。しっかり守って,少ない決定機をモノにしたい。連勝の時はそういう戦い方ができていたのだから。来週は関東サポのバスツアーに参加します。中5日,じっくり調整してまた関東に来てほしい。どうか熊谷からの帰りのバスの中が祝勝会になりますように。

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2005.05.07

春クールドラマ雑感(序盤・残り)

この春クールは結構ドラマ見逃してる。個別にアップしていない残りをなんとか…観れてない証拠だけど。

『曲がり角の彼女』

33歳独身のキャリアウーマンの仕事と恋を描く物語。稲森いずみが主人公のこのドラマ。同世代の女性が観ると共感できるのだろうか,しかし,その世代の女性の心がキャッチできず,未だに独身の僕にはそのハマリ具合がよく分からない(ダメだ,こりゃ)。てことで,僕的には残念ながらあんまり面白くない。堅物上司役の要潤との絡みがこれから面白くなるのかもしれないけど,おそらくリタイアです。

『anego~アネゴ~』

『曲がり角の…』とほとんど同じ設定。こっちは32歳独身キャリアウーマンで篠原涼子が主演。しかし,どうして同じクールでわざわさ狭いゾーン(30代前半の女性)をターゲットに絞ったドラマで勝負するかねえ。ま,こっちの方がラブコメ色が強く,普通の男でも何とか受け入れ易いかも。しかし,『曲がり角の…』とどっちが面白いのかな。女性の御意見聞いてみたいものです。おそらくリタイアです。

『夢で逢いましょう』

歯食いしばって2回みたが,ダメだ。矢田ちゃんを初め,役者がみんな魅力的に描けていない。長塚京三なんて,持ち味が全然出ていない。矢田ちゃん自身もそうだが,絡む男達が全く魅力がないので,話がふくらまない。はっきり言ってつまんない。リタイア決定。

『アタックNo.1』

1~3話観てません。4話から観たが,『エースをねらえ!』の二番煎じとはいかないような雰囲気。『エース…』は子供の頃,マンガもアニメも観てたけど,こっちはどっちも観てないから,思い入れが少ないからかな。上戸彩がバレーボール選手ってのは,やっぱり無理があるかなあ。もうちょっと観続けてみます。

『汚れた舌』

実は飯島直子に食わず嫌いで1回目からパスしてる。しかし,世間の評判では相当面白いらしい。確かに牧瀬里穂怪演(おそらく炸裂)には惹かれるが…。でも,乗り遅れているし,たぶん観ません。

『恋におちたら~僕の成功の秘密~』

1話,2話,4話見ましたが,これって会社を舐めてませんか。そんな甘ちゃん(草なぎくん)が社会で成功するわけないでしょう。観ていて腹が立つ。ヒロインとの繋がりも良く分からないし,木村佳乃使われ方すご~くもったいないし,僕らの世代のアイドル,和久井映見は世話焼きおばちゃん扱いだし…。『お金がない!』みたいなスカッとした成り上がりっぷりが観たかった。リタイアします。

『タイガー&ドラゴン』

実は連ドラ化前のSP見逃しているせいもあって及び腰で1回目を観なかった。でも,2回目から観ても全然OK,ついていける。1話完結なので,定番化されたプロット。落語の噺を一度聞かせて,それに合わせて現代劇をアレンジしてもう一席で,オチをつける。むむむ,単純明快でなかなか面白い。主演で今が旬の長瀬智也,岡田准一を起用し,これまでとは全く違った破天荒な役を見事にハマり演じている。その他,脇キャラも豪華で個性的。間違いなく,春クールで万人受けする一番面白いドラマです。いろんな世代の人に観てほしいんだけどなあ。金10は厳しいよ…。

『雨と夢のあとに』

2回観ました。悪くはないです。だが,テンポがゆるい。この時間帯はやはりもっと凝ったつくりのプロットを希望。もともとこの時間帯はTV観てない確立が低いのだが,リタイア決定。

『瑠璃の島』

ビデオに録ったまま,まだ一回も観てません。でも,評判がものすごく良いので,絶対に観ようと思ってます。速報Jとかぶると,やっぱあっちとるよなあ。どうでも,いいけど,ファン(だけれど最近露出の少ない)の井川遥も観たさに。

実は『エンジン』も『離婚弁護士Ⅱ』もここにきて微妙な状況。ひょっとして完走できそうなのは,ひょっとして『あいくるしい』と『タイガー&ドラゴン』だけ??

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Shall we ダンス?

TV地上波鑑賞。周防正行監督。役所広司,草刈民代主演。

ジェフ戦の記事アップしながら,横目で観てた。僕,劇場公開時に観てないんですよね。この時期,役所広司が食わず嫌いで,邦画自体も敬遠していた時期だったし。でも,観てよかった。地上波で映画を滅多に観ない僕にとっては画期的快挙です。リメイク版を今週末に観にいくつもりだったので,是非観ておきたかったのですよ。

いや,文句なく面白い。TVのCMカットがなかったら,どんなに面白かったかと。劇場の大画面と音声で観てみたかった。役所さんの演技,最高です。こんなサラリーマン,いてもおかしくないよ,ホント。家族を愛しながら,舞い(草刈民代)に憧れ,ダンスに夢中になる中年サラリーマン杉山を熱演。とにかく油がのっていていい味だしてるんですよ。中年の男の色気が良く出てました。ダンスシーンがバツグンに格好いい。草刈民代もいいよねえ。演技初心者とは思えない絶妙な味を出してました。あんな美しいたたずまいの人が電車の窓から見えたら,そら一目で恋にも落ちますわな。不覚にも,TV放映にも関わらず二度も涙を流してしまいました。娘の仲立ちがあって,それまでの妻とのわだかまりを解いて,家の庭で妻とダンスを踊るシーンと,ラストの舞とのダンスのシーンに。やっと現れた杉山に当然のように『Shall we dance?』と言う舞の台詞の響きにはシビレました。もう最高。脇役のキャラもそれぞれ立っていたし,十分にエンターテインメント足りうる作品でした。こんな佳作を9年も観ていなかった自分に後悔です。こりゃしまったな。リメイク版を先に観とけばよかったかも。これより面白い作品であることは考えられませんから。しかし,日テレ,これで2時間40分も引っ張るか。だから,地上波の映画は嫌いだよ。

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2005.05.06

リーグ戦,対千葉戦,1-1

う~ん,今回の引き分けは気持ちを落ち着かせるのに2日かかった。8日間のサンフ追っかけの旅の最終章。前節これ以上ない勝ち方をしたばっかりに,いつもなら『また引き分けかよ~おっ』と激怒するところが,今度ばかりは『引き分けてくれてよかったあ~』という素直な感想。うむむ,ジェフ強し。普通にやったらこれは当分かないません。前半は,こっちが風上ということもあって互角に持ち込めたんだけどなあ。風下にまわった後半は…。地力の差がモロ出た感じ。『走りすぎても死なない』とハーフタイムでオシム監督は選手達を鼓舞したのだと言う。いやあ,普通言うか,そんなこと。オシムワールド恐るべし。もはや監督力がどうこう言うより,人間としての器が違いすぎますから。とにかく後半はウチの選手みんな脚が止まってたのに,ジェフの選手は走る,走る。パスが面白いように通る,通る。あんな左右の逆サイドにビシバシ決まるサイドチェンジパスを魅せられた日には…悔しいけど実力の差を認めざるをえない。よく同点ですんでくれたなあ,と素直に思う。試合後の落ち込みようは相当のもので,長旅の疲れがどっと出て,試合後の関東サポの祝勝会(だったはずが,反省会?)にも出る元気もなく,そのまま家に帰ってしまった。関東サポのみなさん,本当にごめんなさい。速報Jも見ずに寝る。ちなみに翌日はスカパーの録画放送も観る元気もなく,ふて寝で一日を過ごす。本当落ち込んだ最後の連休だった。

振り返ってみよう。この日の2トップはガウボンがベンチで,ジョルジーニョと寿人。俊は広島に残してきたらしい。さっそく小野マジック炸裂?システムを変える可能性もあったが,中盤のダイヤモンドは変えず,ベットの位置にそのまま一誠が入る,4-4-2。やはりこの形で一誠の可能性を観てみたい。去年はチンチンにされたジェフ戦。さて,一誠の雪辱なるか。この日は快晴だが風が強い。前半のサンフは風上。できれば,この前半で先制したい。試合開始。序盤はポゼッション五分五分。だが,一誠・大木のところにボールが入らない。つまり,そこからトップへの展開もない。徐々に押されだす。13分,左から中央に入れられ,ファーサイドの巻にシュート撃たれるも下田弾き返すが,ハースに詰められるも,外してくれた。助かる。ジェフ,裏へ向かってどんどんパスを入れだす。サンフ,ポゼッションできない。ジョルジーニョがつまらないファールで黄紙貰う。一誠・大木が全くダメでボールに絡めない。18分,CKからこぼれたところをファーサイドのカズがシュート,ブロックされるも駒野からのクロスをファーで寿人がヘディングで合わせ,ゴール,先制!押されながらもワンチャンスを活かし先制。これはいけるかも,と淡い期待。しかし,ジェフも中央からサイドへの速い展開からチャンスを掴む。下田のナイスセーブもあってゴールは許さない。相変わらず一誠・大木がボールに絡めない。トップにボールが入らないもどかしい時間帯が続く。正に一進一退の攻防。負けるな。34分,コウタからのアーリークロスに寿人が合わせてシュートもGKにナイスセーブで弾かれる。ジョルジーニョが詰めきれてなかった。35分,機能してなかったジョルジーニョに替えて,ガウボン。ジョルジーニョが黄紙を貰っていたせいもあるものと思われる。できれば,もう少し引っ張りたかったが,ジョルジーニョ自身の出来は良くなく,この判断は悪くない。後半終盤はサンフが盛り返すが,このまま前半終了。一誠,想像以上に走れない。全く攻撃に絡めないとはどうしたものか。攻撃に絡んでこそ,一誠の良さが出るのに。浩司と替える時間帯がポイントか。

後半開始。ジェフ,巻に替えて,林。ドリブルで突っ込んでくるつもりか。4分,中央でカズが珍しくパスミス。カットされ,ロングシュート撃たれるもゴール右に外れる。一誠,コウタとの関係が全然できていない。攻め上がりたい気持ちは分かるが,コウタがボールを持った時になぜかコウタの前に走り込み,コウタの上がるスペースを自ら消してしまう。5分,中央からミドルシュート撃たれるも下田キャッチ。10分経過,ジェフ,風上を利してゴール前へ長いボールを蹴り込んでくる。11分,ジェフ,結城に替わり,滝澤。ポゼッションは完全にジェフ。長いボールでゴール前で勝負するシンプルな攻め。サンフ,対抗できない。13分,寿人に替わり,浩司投入(寿人の怪我は現地では分からなかった)。直後,14分,右サイドからのクロスにファーサイドでフリーだった阿部にヘッドで決められ,同点。サンフの我慢の守備,ついに決壊。浩司のポジション,トップではなく,右サイドHFへ。大木がFWに入り,中盤フラットの4-4-2に移行。これがハマらない。完全にジェフの運動量に圧倒され,中盤が押し込まれ,2ラインになってしまう。浩司が右から左にポジションチェンジを試みたりするものの,ボールが繋げない。浩司,動けない。全く期待外れ。とにかくボールに触れないので,輝くことができない。サンフ,中盤でセカンドボールをことごとく拾われ,ピンチが続く。ジェフ,とにかくパスが見事に決まる。ショートパス,ロングパスを織り交ぜながら,とにかく縦へのスピードが桁違い。美しいサイドチェンジパスが決まる度に,『このチームには勝てない』と思った。一誠,完全に空回りしている。浩司,ボールに触れない。サンフは完全に防戦一方。28分,大木に替わり,茂木。今日の大木は良くなかった。なぜここまで引っ張ったのか,疑問。29分,ジェフ,羽生に替わり,山岸。羽生,今日むちゃ良かったのに,替えてくれた。これって,助かってる?浩司,運動量足りない。マイボールになっても歩いている。失望。ジェフにサイドから,中央から攻め立てられる。いつ逆転されてもおかしくない状況。サンドバック状態。なんとか耐えたい。浩司,全然効いてない。41分,中盤でボール奪ったガウボン,そのままドリブルでPAまで行くも,シュート放てず。終盤,サンフの選手の脚が完全に止まる。最悪。ロスタイム,ゴール前に切り込まれ,シュート撃たれるも,ゴール左ネットへ。助かる。右サイドからゴール中央へ決定的なクロス放たれるも,下田キャッチ。カズからのDF裏へのふわりと浮かせたパス,一誠が受けて持ち込むもシュートが撃てず,万事休す。このままタイムアップ,試合終了。

後半は全くいいところなし。特に切り替えのポイントであった浩司の交代のところで完全に失敗。浩司があんなに全く仕事ができないとは小野監督も考えてなかっただろう。現場では,なぜ寿人と交代されたのかが理解できず,怒りのボルテージがかなり上がっていたのだけれど。本当はシステムをいじらず,一誠に替えて浩司といきたかったが。一誠らしいところを観せたのは,ロスタイムの最後の攻め上がりだけだったが。あそこで思い切りよくシュートを撃つのが一誠だと思っていたのだが…。全く機能していなかった大木をいつまでも引っ張っていたのは本当に疑問。一番体力的に不安がある選手に無理をさせている。大木のコンディションはヴェルディ戦の頃と比べるまでもない。小野監督は自分で自分の首を絞めていると思う。ジェフは素晴らしいチームだった。阿部・佐藤勇人の両ボランチは積極果敢に攻め上がり,坂本・水野の両サイドは素晴らしいサイドチェンジ・クロスを連発。ストヤノフは後半のサンフFWを完封。FWハースは変幻自在の動きからシュートを放つ。飛びぬけた個性はない。だが,本当によく動く,走る。走っても,走ってもパスがぶれない。格が違う。鹿島戦でも感じなかった思いがよぎる。『優勝争い』への道は険しい。

さて,なんとかゲットした勝ち点1。俊を温存させて,満を持して挑む王者マリノス戦。しかも,相手はACL重視でメンバーを落としてくると公言している。ホームで,絶対に負けられない。この試合の鍵は,俊と浩司。この二人が輝かないようだと,サンフの勝利はないと診る。個人的には,『Jリーグ10000ゴール』を浩司の復活弾で決めてもらって,サンフの勝利といきたいところだ。日曜は下北沢から,関東サポのみなさんと魂込めて応援します。

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2005.05.03

明日の千葉戦

ウチの実家から車で40分かけて隣町(一応県庁所在地)の駅前のネットカフェ(なんと市内に4件しかネットカフェがない。さすが,我が田舎)からアップ。

いやあ,普段新宿の人ごみとかにうんざりしているので,この田舎の牧歌的なのどか~な雰囲気はもはや同じ国だとは思えない。時間の流れが圧倒的にゆるいし,高い建物もないので空がとても広く,青い。実はウチの田舎にもJクラブがあるんですよ(分かる人には分かりますか)。そのチームカラーも青。多分その青は海の青だとは思うのだが,空も負けないくらい青い。東京ではこんな青い空は見えないような気がする。そのチームも今季はまだホームで勝ててないんだけど(ほらもう分かったでしょ)。毎週エルゴラで試合寸評読む度にどこぞやのチームとカラーがだぶってだんだん愛着わいてきた。一回生で試合観戦してみたいなあ。東京からアウェイ観戦行くのも微妙に遠いのがネックだけれども。W杯予選の中断期間中あたりがチャンスかな。ちなみに,そのW杯予選壮行試合であるキリンカップ・UAE戦のチケットゲットできた。イラン戦は相当な競争率になると思うので,これが今年観れる最後の代表戦かもしれない。久保はどうやら間に合いそうにないのが残念でならないのだが。

話は全然違うことになったが,明日は千葉戦。そうか,今年から市原は呼称が千葉になったのだった。市原臨海のあのとてもJ1のスタジアムとは思えないチープな雰囲気も大好きだったのに,それも今年で終わりなのだろうか。ジェフサポが豊田スタなんか見たら気絶するな,きっと。その素晴らしいサッカーに見合った箱(専用スタ)で人気沸騰といきますように。そう3年前までは『お客様』だったジェフは,今やリーグ上位の強豪チームに変貌している。去年は2試合とも見事にやられた。ジェフの『走り回る』サッカーにどう対抗するか。FW2人も決定力があるが,後ろからどんどん飛び込んでくる阿部や佐藤勇人も怖い。いずれにしても中盤勝負だろう。となると,鍵になるのは出場停止のベットの代わりに出る選手。やはり一誠かな。去年の2nd.の市原臨海では確か右SBで出場して村井にチンチンにやられたんだっけ。倍返しで雪辱せよ。FWは新潟戦の流れから寿人で問題ないでしょう。交代は俊でお願い。あと,浩司を30分以上使ってほしい。この試合をステップにして,次の横浜戦があると思うから。目先の勝利にこだわりつつも,その準備もしっかりしておいてほしい。僕も計8日間に及ぶ『追っかけ遠征旅行』の締め。是非,関東サポのみんなにも,おとといの広ビのホームサポが感じた幸福感を味あわせてほしい。

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2005.05.02

リーグ戦,対新潟戦,5-0

雨の中行ってきましたよ,広ビに。行く前にV-POINTに行って,新グッズをいろいろ8000円分も買って,ファンクラブの会員証忘れて出てきてしまってて,『今期からは会員証を持たない方は割引できません』とレジのお姉ちゃんに冷たく言われ,ちくしょう,年会費だってきっちり払ってるのに,わざわざ東京から出てきたのに,ちぇ…と思いながらアトムに乗る。会員証を忘れても,ファンクラブサロンには入って中野編集長の前説は絶対に聞く。朝,サンフの事務所に直接電話かけて事情を説明して,入れてくださいっ,って懇願しましたもん。そのかいあって,受付通してもらえてちゃんと中野さんの前説聞けた。う~ん,これぞ我がホームの雰囲気。中野さん,最近は体調よろしいのか,顔色も良くてなによりだったりする。気のせいかこの前説が始まった当初よりも,聴衆のレプリカユニ着用率が確実にアップしているぞ。今日なんか浮かれて中野さんに一番目に質問までしてしまったよ。いや本当は,『洋次郎と一誠と慎では,今は誰が一番なんですか?』と聞きたかったのだが。今日はサンフ左サイドのマッチアップが鍵になるとの解説。ふむふむ,コウタ頑張れ,と呪文のように呟きながら,本日購入済みのSS席ど真ん中,前から5列目に座る。

試合開始。序盤はいつもどおり受けて立つサンフ。じっくり守備から入る。序盤のアルビの押し込みを切り抜けるとチャンスがサンフに回ってくる。攻めは駒野のサイドからファビーニョが前目に張っているので,その裏には広大なスペースがある。そこをカズ-駒野ラインが上手く突くという感じ。この日はカズが絶妙のポジショニングで,コウタ・駒野の両サイドへ素晴らしいパスを供給していた。しかし,そこからが上手くFWまでボールが回らない。今日も大木がボールに触れず空回りしている。まずいかも。でも,思ったほど,アルビはガチガチ来ないし,カウンターも鋭くない。トップにいいボールが入らないのはあっちも同じ。我慢比べだ。雨脚が強くなる。土砂降り状態。今日新調した今期仕様のポンチョは薄く軽くなったのはいいのだが,水がすけてくる。おいおい,ズブ濡れじゃん。15分あたり以降,サンフがポゼッションしだす。中盤でベットや茂原も自由に動いている。久しぶりに中盤を支配している試合を観た。コウタから惜しいクロスが何本か入るが,やや精度が悪く,FWまで届かない。この日は珍しく,両サイドから攻めれば,中央からカズやベットののスルーパスもありと多彩な攻撃を魅せてくれる。常に裏を狙っている寿人の動きが良い。ガウボンも切れている。シュートまでは至らないも惜しいシーンを連発。新潟も最終ラインで必死に撥ね返している。30分以降は一方的なサンフペース。そして35分,左CKを駒野が蹴ったニアへのボールに相手DFと競り合いながら合わせたのはガウボン。ボールはゴール右隅に飛び込み,ゴール,先制。中野さんも前説で言っていた。『今日は先制することが大切だ』と。押しまくった上での先制。3連勝中でもなかった形。今日はなんとしても勝ちたい。そして44分,右サイド,DFをフェイントで振り切った駒野がゴール前へ低く速いパス。これに反応して飛び込んできたのは寿人。なんと股下に抜けるボールを右ヒールでコースを変え,ゴールに流し込んだ。ワンダホーゴール!いい時間帯で追加点。今日はいける。このまま2-0で前半終了。

後半開始。雨は弱くなる。今日は大木が効いていないので,浩司の投入のタイミングがポイントになるだろう。後半からアルビはファビーニョに替わり,岡山。ファビーニョ,怪我でもしたか。どちらにしても天敵がいなくなり,サンフ楽になるはず。だったが,後半序盤はアルビが押し込んでくる。引いて受けるサンフ。下がるな。しかし,7分あたり以降はまた次第にポゼッションできだす。FKのトリックプレイから駒野の弾丸シュート等あり,更なる得点の予感。また雨が激しくなってきた。20分,アルビ,山口に替わり,萩村。え?怪我なの?直後の21分,ゴール前の混戦からベットが左サイドへスルーパス。これに絶妙のタイミングで走り込んでゴールを決めたのは,またも寿人。ファインゴール!3-0。これで,アルビの選手の脚が止まる。サンフは低いブロックで捕まえてカウンター狙いだ。今日は最近にないくらいベットの動きが良い。ただ,ミスプレイも多く,確実性という面では不安が残る。それに比べて,中盤の底でデンと構えるカズは抜群の安定感。26分,寿人に替わり浩司,久々の登場。さて,どんな出来を観せてくれるか。しかし,普通,浩司入れるなら大木とチェンジだろ。寿人と替えるなら俊だろ。浩司ファンの僕でも,この交代には少々不満。でも,あと10分我慢したら勝てる。頑張れ。30分経過。本日の入場者数12408人。この強い雨の中,NHKでも生中継があっての中,よく入ったと思う。32分,アルビ,上野に替わり,船越。放り込み作戦か。久々の浩司,なかなか動きが良く,切れもある。判断も的確でプレイが速い。浩司が本物になれば,ウチはもっと強くなれる。やはり浩司が入ると展開力がアップするので攻めの選択肢が増えてくる。必要な選手だ。ポゼッションは完全にサンフだ。こんなに圧倒的に攻めている姿を観るのはいつ以来だろうか。37分,ガウボンに替わり,茂木。ちょっと,明らかに大木がバテてるんですけど。『連戦を考えながら選手を起用する』なんて言っていて,一番体力のない大木様に非常に負荷がかかってるんですが,これはどうよ。そんなことを考えているうちに,39分,ゴール前へ浩司突進,DFにカットされてこぼれたボールをゴールに蹴りこんだのは,なんと大木。いやあ,分かんないものだ。4-0。やっぱ,ホームで観る4-0ってのは最高。びしょ濡れの冷たさも忘れる快感。40分,ここで大木に替わり,俊。素直に浩司がトップ下に入るのかと思えば,そうでもないみたい。かなり浩司のポジションは上下に流動的。俊はやや下がり目。どっちかと言えば,俊がトップ下?ここで雨が弱まる。中央で茂木が奪ったカウンター。茂木そのまま中央をドリブル,寄せてこないDFを尻目にPA外から思い切りよくミドルシュート。素晴らしい弾道でゴールに突き刺さる。5点目!5-0なんて試合はJ1のホームであったか。こんな試合を生で観れて最高!本当に広島まで帰ってきてよかった。感慨深げにロスタイム突入。ベットがつまらない遅延行為で黄紙貰う。4枚目で次節出場停止。やはり浩司,タメが作れる。パスの精度も抜群だ。早く本調子になって帰ってきてほしい。そしてタイムアップ。これ以上ない勝利,ホームで完勝!5-0,万歳!

今日のMOMはやっぱり寿人でしょう。試合を決定付ける2得点。そのどちらもがビューティフル。これを,このゴールを僕達は待っていたんだな。寿人自身にとっても,ブレイクのきっかけになると思う。ゴールを決めてB6に走ってガッツポーズ決める寿人がもっと観たい。その能力は間違いないことを今日証明してくれた。ライバルの茂木も素晴らしいゴールを決めたし,俊はもう既に別の意味で存在感あるしで,これまた好調のガウボンと誰を組ますかで嬉しい悲鳴状態。当分,ベンチにFW二人体制は続くだろうな。

さて,こんなに素晴らしい勝ち方をしたところで,ジェフ,マリノスと強豪との対戦が続く。ここでどんな試合ができるかで,ウチの本当の実力が試されるわけだ。次節ジェフ戦はベットが出場停止。誰を使うか。ポジション的にはやはり一誠だろうか。浩司はまだ90分は無理なようなので,ここはバックアップの選手に頑張ってもらいたい。個人的には,洋次郎に出てきてほしいのだが…。

今日は非常に気分が良い。飲み歩かずに途中で切り上げて,胡町のネットカフェで,この心地よい気持ちの高揚を忘れないうちに書きとどめておこうと思った次第。明日からは本当にネットカフェなど存在しないド田舎に帰省するので,ジェフ戦の観戦記は4日以降になります。う~む,嬉しくて今晩は眠れそうにない。3日前は腸煮えくり返る思いで眠れなかったのに。ファンってなんて勝手で我がままな生き物なのでしょうか。でも,いいじゃん。だって,オイラ,サンフが本当に好きなんだもん。今日はサンフのファンで良かったあ~と心底思える幸せな一日になりました。(あとは観客動員だ。とりあえず目指せ,2万人オーバー)

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2005.05.01

今日のアルビ戦

雨だよ,雨。今日も観客少なそうだな。今日はどうやら浩司がベンチ入りするらしい。大木様の確変もそろそろ終わったっぽいので,これからは浩司に頑張ってもらわないと。ちなみに『Jリーグ10000ゴールは誰だ?』は僕は浩司で投票してます。今日は無理でも,次節で復活弾が10000ゴール達成希望(いや2試合連続弾でももちろん良いのでそこはヨロシク)。

これからV-POINT寄ってアトムで広ビに向かいます。夜は遊びに出るので観戦記のアップは難しいかな。明日から実家に帰るんですが,僕の実家は超田舎でネットカフェなんて存在しませんから,次回のアップは4日以降になると思います。とりあえず勝てよ,サンフ。

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阿修羅城の瞳

広島東洋座。 滝田洋二郎監督。市川染五郎,宮沢りえ主演。

時は文化大政の江戸。江戸の町には『鬼』がはびこり,幕府は鬼達を退治するために武者集団『鬼御門』を結成し,日々容赦なく鬼を斬り倒していた。出門(市川染五郎)は,今は町の人気舞台役者だが,5年前までは鬼御門の副長として『鬼殺しの出門』と恐れられる剣の達人だった。だが,ある日,鬼退治の最中に出会った不思議な少女と出会い,出門はその少女の放つ恐怖に怯えるあまり,その少女を斬り殺してしまう。初めて人を斬った出門はこれをきっかけに鬼御門を抜け,今の芝居一座に入ったのだ。そんな出門は,ある夜,つばき(宮沢りえ)と偶然出会う。『おめえとはどこかで会ったことがある』…どこか懐かしい不思議なつばきの魅力に次第に惹かれていく出門。そしてまた,つばきも出門に惹かれていくのだが…。

祝,映画ブログ復活!てゆうか,前回アップしたのは『パッチギ!』で,あれからもう2ケ月半。この間には他のサイトを読むと結構佳作が多かったようで,ビデオやDVDを観ない僕には,これからそれらの作品を観る機会は限りなく少ないわけで,かなり残念なのですが,それはもう諦めるしかないかと。佳作はもちろん,駄作と評判の作品(『○ーレ○イ』とか)も勉強のために観ておきたかったな。今回は,広島で空き時間で観た映画を,広ビに出発前の時間潰しに入った紙屋町のネットカフェでアップ。

で,作品。人気舞台の映画化らしい。こういう作品はある意味で舞台的要素をどう巧く排除できるかで出来が決まる。舞台を意識した構成にすれば,映画になると失敗するからだ。それに舞台版はおそらく3時間近くはあるはず。これをどう2時間で表現するか,難しいところだ。で,出門ら主要人物の登場のシーンまでのツカミはまあOK。殺陣はTVドラマの時代劇風の演出だが,まあ許そう。なかなか判りやすくて面白いかも,と期待して観ていく。宮沢りえ,いいですねえ。今回は,ちょっと可愛げの残る可憐な女性を演じているのだが,目がいい(これが題名に繋がる訳だが)。TVドラマの脇役でしか観たことのない市川染五郎は,もっと大根かと思っていたら,意外と芝居も殺陣(といってもTV時代劇風)もできる。敵役で渡部篤郎とか出てるし,役者の演技で魅せる要素はある訳ですよ,普通にやれば。

(以下,久しぶりですが,いつもどおりネタバレ)

でもねえ,中盤からどんどん話とか設定とかがおかしくなっていっちゃうんだもん。邪空にさらわれ,鬼のアジトに連れていかれたつばきを出門がすぐに駆けつけて見つけてしまう,ってどうよ。あんたなぜ鬼のアジト知ってるの?出門とつばきが愛し合い,つばきの中の阿修羅が目覚め始めて逃げ走った先は,5年前に出門が少女を斬った館で,そこで二人の運命の記憶が繋がる,というのはいいが,その館を出るとそこは,冒頭から何度も出てくる鬼御門の本拠地で,それって場面設定が安直で世界が狭すぎない?おまけにここでつばきが巨大な阿修羅に変身。その阿修羅が昔TVでやってた孫悟空のお釈迦様のイメージそっくりで,それを宮沢りえがやると浮いた画になっていて,苦笑。いや,もっと表現方法なかったの?続いて,阿修羅城復活。なんですか,このCGは。安物のゲームからの流用ですか?トドメは阿修羅になったはずの宮沢りえの顔デカ姿。ああ,ダメだ,前半のまだ観れたドラマの部分がこれらのVFX処理の幼稚さでぶち壊し。なんでもデカくすれば,迫力が出るってもんじゃないでしょ。この前のシーンで出門は斬られて全身血まみれの大怪我を負ってしまうのだが,次のつばきを阿修羅城へ取り戻しにいく場面では,傷も癒え元気ハツラツ。阿修羅城を駆け上がり,鬼達をバッタバッタと斬り倒していく。あんた右肩斬られてたのによく刀振れるね。脚斬られたのになんで走れるの。とくに不満なのが,そこまでの場面場面の繋ぎの悪さ。盛り上げて,盛り上げてなんか面白いぞ,と思ったら,場面が変わったら急にテンションダウン。それまでの盛り上がりはリセットされ,またイチからゲーム開始って感じ。出門と邪空の対決シーンなんて,最後にはまだやるのかと見飽きてしまっていた。最後,出門と阿修羅になったつばきは,なんと剣で対決する。しょぼいぜ,阿修羅王。なんか魔力とかないのか。エンディングもこうなってしまえばよう分からん。なんで出門がつばきの簪で阿修羅になったつばきの肩(しかも紋様がない方の肩)刺したら阿修羅城が崩壊したの?いやもうこの時点では呆れてぼーとなっていたので筋をちゃんと追っかけれてなかった僕も悪いのだが…。

結論。舞台的演出を意識しすぎ。舞台でできないことを豪華にやろうとして,逆に失敗している。美術とかVFXとかがそう。海沿いの鬼御門の本拠地が話の重要な場面でいつも出てくるのは舞台的演出で分かるけど,それを映画でやられちゃあねえ。あの『宮沢りえ巨大化』が全てをぶち壊してしまった感じ。ただデカいだけで阿修羅を表現しようとしたことが大失敗。ギャグにしかなってなかったよ。あそこの表現方法をもっと違った形で見せてくれていたら,きっともっと心地良い鑑賞感になったに違いないと残念に思う。でも,役者は皆良かった。これだけが救いか。

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