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2005.06.28

エンジン(最終回)

何度も途中でリタイアしようかと迷いながら,ビデオを頼りになんとか最終回まで辿り着いた。その結果がこれなのか。もうがっくし。やっぱり『レーサー』と『児童養護施設のお兄さん』を同時並行に視聴者に理解させようとして失敗してしまった。結局,両方中途半端で描ききれてなかったよ。次郎は何のためにそれほどまでにして走ろうとするのか,勝とうとするのか。自分のためなのか,子供達のためなのか,結局分からなかった。『レース』か『子供』か,どっちかに絞ってほしかった。『子供達と同じ目線』で子供達と接することができる『子供のような大人』の次郎には好感が持てたのにな。『レーサー』の次郎には引いてしまう。最終回のレースのシーンって,可能な限りお金かけて作っているのが良く分かって,それは『月9』なりの贅沢なのだけど,そこまでやる必要があったの?ファイナルラップでライバルを抜き去り,最後の直線,ウィニングランになるはずが,なんとリアウィングが突然外れるというアクシデントでマシンはスピンして最下位になってしまう。素人なんでよく分からないのだが,ストレートでぶっ飛ばすフォーミュラーカーのリアウィングが外れたら,スピンなんかですむか?マシンごと空にぶっ飛びそうだけど(きっとレースに詳しい人にはツッコミどころ満載なんだろうなあ)。そこはドラマ,この後,次郎はリタイアせず,なんと自分でマシンを押してゴールを目指す。確かにそのキムタクの姿は格好いいよ,画になってるよ。でも,それで何を学べと?最後まで諦めるなとでも?その主張が僕には意味不明だった。もっと引いたのが,その後の朋美先生(小雪)との絡み。なんで最終回になってそんな急接近・ベタベタな訳?『おい,お前ら目つぶって十数えろ』ってまさかその間に朋美先生にキスとかするんじゃあ…おいおい,やっちゃったよ。これほど恋愛感情の欠けた(ように見える)男女関係って,寒いよね。最後のホームでの全員揃った晩餐のシーンでも感動を得られず。朋美のナレーションで,1年8ケ月後に風の丘ホームが再開されたことが語られ,ラストになるわけだけれど…て,それじゃあ,子供達の成長を描いていないじゃん。せめて次郎のレースを観て,どういう心情変化があったかくらい見せとけよ。本当,中途半端だよ。で,ラスト,次郎は(子供達の励ましに応えて)レースを諦めてなかった。1年8ケ月後も『レーサー』だった。ただ乗っている車がフォーミュラーカーではなくて,ラリーカーだったという『オチ』がついて物語は終わる。ああ,ここに至っては怒りを通り越して笑ってしまった。ホンマ,無茶苦茶な話やな~。製作側の確信犯ですか,これは。

あと,豪華な脇役がもったいなかった。松下由樹とか最後まで全然キャラ立ってないじゃん。いなくてもいっしょ。堺雅人ももったいない使われ方してたよな。主要キャラなはずの小雪なんてどこが魅力的で次郎がホレたのか,微妙。

ドラマ前半戦はどこかクセ残しながら絶妙に子供達と絡んでほど良い新しい味を出していたキムタクがいたのは確かなだけに,その新しいキャラクターを『レーサー』という足枷に引っ張られて確立できなかったのは痛い。キムタク的にはこのドラマは失敗でしょ。さて,これが長く続いてきたキムタク伝説の終焉の予兆なのか。(てか,こんな長々とレビュー書くほどのドラマではないでしょ)

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