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2005.09.28

妖怪大戦争

新宿シネパレス。三池崇史監督。神木隆之介主演。

10歳のタダシ(神木)は,離婚して故郷・鳥取に帰った母と祖父と3人で暮らしていた。ある日,タダシは神社のお祭りで,大勢の子供達の中から『麒麟送子』に選ばれる。それにはしきたりがあって,『麒麟送子は世界に平和をもたらす正義の味方で,大天狗が守る伝説の聖剣を取りに山の洞窟に行かなくてはならない』というものだ。タダシは大天狗の山に登ってみたが,やはり怖くなって途中で引き返してしまうのだが,その時,タダシの周りにはたくさんの妖怪達が現れて…。

神木君が主役なので観にいった。でも,別にタダシが神木君である必要はなかった。おまけに前述の導入部がとにかくテンポが悪くダルい。ただでさえ,僕は『お子様映画』が苦手なのに。ううう,久しぶりに睡魔が…。記憶が途絶え,途絶えになる。豊川悦司がなんか昔の映画(作品名が出てこない)で観たようなルックスで登場。どうやら悪役らしい。着ぐるみの妖怪がいっぱい出てくるが,僕は少しもワクワクできない。それで,何?

タダシは妖怪達と力を合わせ,困難を乗り越え,ついに伝説の聖剣を手にする。その時,加藤(豊川)が作り出した新種の悪霊『機怪』と加藤の手下の妖女・アギ(栗山千明)が現れ,聖剣は折られ,タダシの友達の妖怪・すねこすりは連れ去られてしまう。

この辺,すっかりうとうと状態でよく覚えてない。川姫役の高橋真唯やら栗山千明やら,衣装が妙にイロっぽい。小学生向け映画なんですが,これは連れのお父さんへのサービスショットなんでしょうか。

妖怪達とタダシは力を合わせ,世界の平和をかけて,加藤率いる悪霊軍団と戦う決意をする。そんな中で加藤の人類破壊計画は着々と進んでいた。タダシ達は力を合わせて,聖剣を復活させ,加藤に挑む。決戦の場所は日本の首都・東京。タダシ達と共に戦うため,全国から東京を目指して120万匹もの妖怪が集結しようとしていた…

いや,妖怪達のディテイルには凝っていることは認める。でも,それは見た目だけで,全然それぞれのキャラが立っていないので,まるで妖怪博物館を観てまわるような気分だ。全く面白くない。タダシ対加藤の対決も消化不良で,結局,どうしてタダシと妖怪達が加藤と悪霊軍団に勝利したのか(やはり『豆』で落とすの?),さっぱり理解に苦しむ。ここはやっぱり聖剣で神木君に格好良く,ズバッーと加藤を切り倒してほしかった(だからこそ聖剣なんだろうに)。子供映画にカタルシスを求めるのは間違っていると思うが,着ぐるみ+CGの妖怪達が画面いっぱいわんさか出てきたら,それで楽しいだろう,と作り手側のエゴを観客に押し付けるのはいただけない。出来栄えが安っぽすぎて,底が浅い。子供の気持ちで観たら,楽しい映画なのだろうか。ごめん,僕にはもう子供の心の欠片も残ってないみたいだ。神木君の演技力は全く不要の映画だった。タダシ役は神木君のキャリアにはさほど重要にはならないようだ。

帰りに,大判で豪華仕様にも関わらず,お手頃価格のパンフレットを買ってみた。真に『妖怪大図鑑』ばりの内容。妖怪達の写真・図解・解説が満載。しかし,もっと子供向けに的を絞って作れば良かったのに。メイキングなんて不要。これを見ても,やっぱりこの作品は,『作り手だけの自己満足』で完結していると感じる。

主題歌は,『忌野清志郎with井上陽水』のいう豪華仕様だったらしい。気付かなかった。妖怪を見て悦に浸る作品ではなくて,本当に妖怪の大戦争をリアルに描いていたら,ディテイルは凝っているので,大人も楽しめた作品になったかもしれない。お父さんになったら,子供といっしょにこんな映画を観なければいけないのか。苦痛だ。子供に『神木君ってねえ,凄いんだよっ』なんて言って,分かってもらえるだろうか…その妄想の前にまず結婚しろ,オマエ。

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2005.09.27

リーグ戦,対新潟戦,1-0

今回は関東サポのバスツアーで参戦。復路の交通事情によっては,終電に間に合わなくなる恐れがあるという,ある意味で弾丸ツアーに申し込んだのは,何よりもその往復のバスの中の雰囲気が一人でアウェイの地へ向かうよりも圧倒的に楽しいからだ。帰りの終電に間に合わなかった場合は,新宿で朝まで有志でサンフを肴に飲み明かすというハードボイルドな企画にも心くすぐられる。さすがに月曜の朝,そのまま出社する気力と若さはもうないので,月曜は有休を取って,万全の体制でツアーに参加する。往路の車中で行われたサンフカルトクイズで,正解トップを勝ち取り(それは単に年長者だから),本日リーグ戦100試合連続出場を達成するコウタのサインをゲットする。さて,渋滞にも遭遇することなく,順調に新潟入りし,ビッグスワンに到着。アウェイゴール裏は去年より更に狭く隔離されている。悔しい。しかし,たった300人でも,4万人のオレンジ軍団には負けない。さあ,勝負だ。

この試合は,ガウボンに替わって俊がスタメン。小村が戻って来て,いつもの4-4-2で,大木がトップ下。入り方が難しいこの超アウェイの環境での大事な試合で,あえて俊をスタメンに使ってきた小野監督の勝負運に賭けた。応えろ,俊。

しかし,立ち上がりからサンフは中盤での組み立てが上手くできない。俊や寿人にクサビのボールが入るが,トラップミス,パスミスでボールを失うことが多く,ビルドアップできない。サイドにボールは渡っているが,フォローがないので新潟にブロックされ,前に行けない。もう少し,中からの展開がほしい。新潟は両サイドを軸に上野を狙ってボールを入れてくるが,ジニと小村が絶妙のカバーリングで弾き返す。21分,大木がパスカットし,GKと1対1になるも,シュート撃てず,ゴールライン際で折り返したクロスに飛び込んだ寿人,惜しくも合わず。この試合,最大のビッグチャンスだった。今日の大木,『スーパー』ではないが,ボールを持つとシンプルに周りにパスを散らし,ボールを失う場面は少なかった。もっと攻撃よりに絡んでほしいところだが,この日の大木にそれを望むのは無理か。しかし,この1対1は決めてほしかった。この後あたりから俊のエンジンがかかってくる。フリーでボールを持つとドリブルで勝負,ゴール前まで詰め寄り,チャンスを作る。30分経過,両チーム,プレイが雑で落ち着きがない。もっと真ん中を使って丁寧に組み立てたい。カズがもっとボールを触ってリズムをつけないと。カズ,運動量が足りない。サンフ,前に急ぎ過ぎている。ベットにその傾向が強い。新潟の攻め,怖くないので,しっかりポゼッションして攻めの形を作りたいが,前線にボールの落ち着きどころがない。バタバタした中盤の潰しあいになってしまっている。俊がもっと正確なポストプレイができれば。そんな中,42分,左サイドを突破したコウタがフリーで上げたクロスをゴール前で寿人がDFに競り勝って中央へ折り返し,GKの前に飛び込んだ俊がヘッドでコースを変え,ゴールに流し込む。先制,1-0。俊,キレキレではなかったが,決定的な仕事をした。ニアからあそこに走り込んでいるということは,寿人が競り勝って折り返すのを信じていたということ。その勝負勘の鋭さに脱帽。恐るべき19歳だ。この後,CK等でサンフが攻め込むも,このまま前半終了。大木は悪くないが,効いていない。茂原はいい。ベットは空回り気味。カズが全然ボールに絡めておらず,守備に奔走している。駒野,コウタはいい。新潟の攻めは単発的で,カウンターにも鋭さがない。この試合のウチの中盤は運動量が足りず,決して良いとは言えないのだが,それでも突き崩す力がない。エジミウソン不在の影響が出ている。相手に合わせるウチの悪い癖が出ている。ドタバタしたサッカーに付き合う必要はない。中盤を丁寧に繋いでポゼッションしたい。後半は,カズの奮起に期待。

後半,頭から俊に替えて,ガウボン。これは当初既定どおりの作戦か。俊の存在がアクセントになって攻撃ができていたので,もう少し観たかったような気がするが。後半開始直後,フリーでボールを持った大木,中央をドリブルで駆け上がり,左サイドに開いたベットへ。ベット,右サイドのスペースへスルーパス,寿人がシュートを放つもGK正面。これ以降,ポゼッションがやや新潟よりになる。中盤で落ち着かせたい。この後,カズが初めて前線に顔を出し,ミドルシュートを放つも枠外。13分,大木に替わり,ハンジェ。茂原がトップ下に入る。茂原は,守備重視というよりも,両サイドに開き,ボールを引き出すために動き回っている。守備面では,ハンジェが走り回る。これで中盤が活性化される。茂原のトップ下,効いている。浦和戦でも思ったが,大木の今の出来なら,茂原トップ下の方が確実にポゼッションできるのではないか。ラストパスやシュートの精度には目を瞑るとしても,リンクマンとしては上出来だ。それにハンジェがいい。運動量はもちろん,右サイドからのクロスに精度が出てきた。確実に新しい武器になりつつある。駒野との連携は茂原には及ばないが,右から駒野と2本クロスが上がるのは大きい。サンフが攻めの形を作り,ゴールに迫る。新潟は,後半から菊池をリベロに移し,DFラインを組み替え,中盤には本間に替え,岡山を投入し,点を獲りに来る。やはり,中盤でバタバタした展開は変わらず。しかし,新潟はボールを持っても,シュートまでいけない。4バックとカズがゴールに鍵をかける。28分,新潟の左サイドからのミドルシュート,下田,横っ飛びで弾き返す。その後の波状攻撃もなんとかクリアし,難を逃れる。この時間帯は,DFラインが新潟の圧力に負けて下がってしまい,カズもラインに入って何とか凌いでいた。この試合,最も危ない時間帯だった。ここを凌ぐとまたサンフの時間帯が来る。この日初めての両サイドをワイドに使った速いパス交換から,逆サイドでボールを受けた駒野がグラウンダーのクロス。ガウボン合わせるも,ゴール上に外れる。こういう攻撃をもっと観たい。この後,もう1本,カズのミドルシュートが観れた。もっと機を見て積極的に上がれるようになると,カズはパーフェクトな存在になれる。43分,ファールタックルされ,痛んだ茂原がそのまま退場。西河が入る。3バックへ。実質,駒野とコウタもDFラインまで下がり,5バックになって必死に守っている。ロスタイム3分,この後の新潟の猛攻を凌ぎ切り,ドタバタの試合をなんとか1-0で制す。

他のサイトを見ると,TV観戦では,『サンフ完勝』との雰囲気が濃いが,現地でライヴで観ていた印象は全く違う。DFラインは『余裕で弾き返す』のではなく,『必死で弾き返して』いたのだ。中盤ではミスが多く,バタバタし,繋いで形を作ろうという意図が希薄だった。俊は確かに決定的な仕事をしたが,トラップミス,パスミスはまだまだ多く,チームのリズムを崩していた。浦和戦で魅せてくれた強い『気持ち』はこの試合では,ゴール裏までは届いてこなかったように感じた。それでも選手達は,相性の悪いアウェイの地で,4万人近くのオレンジサポーターの勝利への渇望にも打ち勝ち,連敗を2で止め,勝ち点3をゲットした。試合の内容はどうであれ,結果は自らの力で勝ち取ったのだ。これは素直に称えよう。試合終了後,ゴール裏に整列した選手達に降り注がれる拍手と大コール。もちろん,その中に僕もいた。大声で選手達を称えた。この試合を生で観ることができて,本当に幸せだと思う。僕達は,もう一度,頂点を目指すための挑戦権を得た。これからは,一戦一戦が,『絶対に負けられない戦い』。大きな夢を叶えるために,目の前の試合をひとつずつ勝っていこう。大きな夢,優勝という夢を叶えるために…。

この試合は,襷の中で応援するコアサポのすぐ隣の席で応援した。もう飛び跳ねる若さはなく,座ってでだが,声は出せる。久しぶりに喉が嗄れるまで叫んだ。絶対数が少なくても,気持ちでは負けない。最後の10分の攻防では,自然と立ち上がってコールしてた。普段は,観戦系の僕も,この試合は少し『応援系』になれたような気がした。襷の中の彼らを観て,本当に誇りに思う。選手達に伝われ,アウェイサポーターのこの熱い想い。

帰りのバスはもちろん大祝勝会。サンフレッチェが大好きな者達が集い,勝利の喜びを噛み締めあう。この雰囲気が最高だ。今季バスツアー3戦全勝。おまけに全て俊が決勝点。凄いぞ,俊。お願いだから,ホームサポの皆さんにもその神懸り的決定力をもっと観せてあげて。関東サポの日頃の行いがよいからか,途中渋滞にも全くかからず,予定より1時間半近く早く,22時過ぎには新宿に着く。その後,有志で終電間際まで新宿で軽く再度祝杯。うーーん,ビールがうっまい!勝利した日の帰りの電車はとても気分がよい。『SANFRECCE』のロゴが入った紫のTシャツが誇らしい。『サンフレッチェ,今日勝ったんですか?』と何人もに聞かれる。『勝ちましたよ,1-0で。』…うほーー,なんちゅう優越感,最高。でも,再び挑戦権を勝ち得ただけだから。気持ちは,もう次の試合。必ずホームで勝って,また関東に帰ってきてほしい。

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2005.09.25

今日のビッグスワン

予想外にホームゴール裏一階席しか埋まってない。とても4万人いくとは…。これはウチに有利か!?

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2005.09.23

高円宮杯,一次ラウンド,対マリノスY,4-2

やられた~,連休初日の朝からの大渋滞に引っかかり,なんと熊谷陸上競技場についたのは,家を出て5時間後。おまけにカーナビの行き先に『熊谷市陸上競技場』で検索していたという不幸も重なり,全く別の場所へ(熊谷には新旧二つの陸上競技場があったのね)到着してしまい,間違いに気付き,そこから30分かけて本当の会場の『熊谷市スポーツ文化公園陸上競技場』に向かうというアホさ爆発。朝早く出たので,途中の関越道での渋滞に巻き込まれ,睡魔に襲われ,一瞬記憶を失う(それまでも,うとうとと蛇行運転等していた)という命懸けの遠征にも関わらず,試合に間に合わない。

一般道をかっ飛ばして,やっと大宮戦のバスツアーで見覚えのある景色が見え,競技場に着く。中からマリノスサポのコールが聞こえる。チケットとパンフレットを買って,急いでスタンドへ。もう後半26分,スコアは3-2が勝っている。平繁君がちょうど交代で替わるところだった。急いでパンフレットのメンバー表と出場している選手をチェック。木原君はもういない。システムは4-3-3か。柏木君はいる。お目当ての横竹君は槙野君の左でCBをやっている。僕がメンバー表と双眼鏡を行ったり来たりしているうちにマリノスに押し込まれ,クロスバー直撃の危ないシュートを浴びる。その後は,サンフが押し込む。両サイドから逆サイドにきれいにパスが通るワイドな展開で,何度となくチャンスを掴む。シュートも放つがマリノスも必死で守っている。44分,左サイドからPA内にドリブルで持ち込んだ江本君?(これもはっきり分からず)がDFをかわしてシュート,ゴール。4-2,ダメ押し。試合はこのまま終了。え,もう終了?たった20分しか観てないんですけど,これでどうコメントしろと?。1~3点目は誰が獲ったの?マリノスのハーフナーと槙野・横竹コンビの対決の結果は?えーーん,誰か教えてくれ~~(マジ泣)。

最大のお目当ての横竹君の実力の片鱗も観ることが叶わず。柏木君の王子様プレイも平繁君の爆発的なシュートも…。とにかくたった20分では,今年のユースのレベルもよく分からない。いずれにしても,クラセン準優勝で一次ラウンド最大の強敵であったマリノスユースに完勝し,勢いに乗れることは間違いない。だが,次も宿敵ガンバユースだ。一次ラウンド突破には全く油断は許されない。

試合の終盤,雨が降ってきた。せっかく熊谷まで来たのだから,那覇西高対ガンバユースの試合を偵察しようかと思ったが,とにかく運転が疲れた。この試合を観て,夕方の渋滞に巻き込まれたら,今度こそ居眠り運転で逝ってしまう,と思い,試合を観ずに帰ることにする。それに夕方に都内で用事があったので,家には帰らず,そのまま車で都心へ向かうことにした。東京に来て1年半で,やっと初めて首都高に乗り,車で山手線内に入る。それでも,熊谷から目的地まで3時間かかった。そこから家まで帰るのに,最初,カーナビ君は『所要時間は47分です』なんて言っていたが,やっぱりずっと渋滞で,結局到着時には,『所要時間は1時間59分です』ですと。東京を車で移動しようという方が間違っているかもしれない。とにかく疲れた。こんなに疲れたのに,楽しみにしていた試合を観ることができず,ショックは2倍…。

よし,これは30日の那覇西高戦は,『絶対夢の島まで』観戦に行かなければ!今から会社早引けする理由を考えとこうっと。

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3連休,まずはユースから

高円宮杯が始まる。1年ぶりにサンフユースが関東にやってくる。去年の一次リーグのヴェルディユース相手に,俊のハットトリック炸裂を生で観た爽快感(本当に凄かったもん)が今でも忘れられない。今年はクラセンでは1次リーグ敗退だったので,この大会は頑張りたいが…なんでこんな組み合わせになるん。マリノス,ガンバ,那覇西高といずれも優勝を狙える強豪ばかりだ。それに去年の最強チームからの代替わりにかなり苦戦しているようなので,これは応援して勝ってもらうしかない。今年はトップが好調なので,逆にユースは不振?

ってわけで,明日(あ,もう今日か),熊谷に対マリノスユース戦観戦遠征決定。カーナビ君によると,家から2時間で熊谷陸上競技場と出たが,さて何時間かかることやら。トップ昇格を狙う柏木君と槙野君の成長ぶりに期待に胸が膨らむし,木原君のスピード溢れる突破も観てみたい。2年生では,やっぱり平繁君かな。『前俊二世』からの脱皮はなるか。そして,なんと言っても今回のメインは,初めて観るサンフユースの至宝,『横竹君』なのだ。ユース昇格時にはFWで起用されるかと思っていたら,最近はDFとして試合に出ているようだ。どのポジションでもこなせるユーティリティは必要だと思うが,個人的な希望としてはFWとして,大きく育ててほしい思いがある。その答えは,明日の生観戦がある程度出してくれるだろう。その評判のフィジカルの強さと技術の高さを存分に観せてほしい。まずは勝て。

25日対ガンバ戦はトップの試合を優先して新潟に行っているので観戦できないが,30日の観戦を迷っているところ。夢の島かあ。職場から行けない距離ではないし,19時キックオフなら間に合うのだが…。それも明日の試合で気持ちに答えが出るだろう。楽しみ,楽しみ…。

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2005.09.21

双子愛

昨日の森崎兄弟の日記に,カズが浩司をお見舞いした時の二人の会話について書いてあったけど,かなり心にぐぐっとくるものがありましたね。やっぱり,お互いのことを一番良く理解しあえるのは,兄弟で,しかも,双子で同じサッカーを職業としている一流選手で…。だからこそ,理解しあえる何かが二人を共振させているのだと思います。カズを気遣う浩司のやさしい言葉,浩司を思いやるカズの心…ちょっと感動しましたね。やっぱり二人は今のサンフレッチェの大きな柱だ。浩司は治療に専念し,カズは次節新潟戦に向けて頑張ってほしい。

えーと,それと,森崎兄弟の公式サイトの運営管理されている方。二人が日記を更新したら,過去ログが全部消えてます。せっかくファンにメッセージを残そうと頑張っている二人とファンのためにも,もっと真面目に管理してあげて下さい。

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2005.09.20

リーグ戦,対浦和戦,3-4

えーと,まずはここにアクセス頂いている多くの浦和サポの皆様,本当にありがとうございます。先程帰宅しまして,昨日今日のアクセス数見て目玉飛び出ましたっ。あのー,自分でこんなことを言うのは何なのですが,ここはサッカーの素人で単にサンフレッチェ好きの管理人(=私)が感じたことを自己満足で書き残しておくためのブログなので,ここを基準にサンフレッチェとそのサポーターを評価するのはやめて頂きたいなあ,と。よろしくお願いします。

さて,先週の大阪遠征に引き続き,上位争い生き残りを賭けた今季最大の山場とも言える一戦を生で観るため,今週は広島へ帰る。今日はメインSS指定席ホーム側前から6列目。朝,少し遅く出て,今回は飛行機を使ったのだが,開門時間に間に合い,メイン側は余裕で入場できた。すぐにファンクラブサロンに向かい,最前列中央の席でサロンで合流したMIKIさんといっしょに中野編集長の前説を聞く。いつも思うのだが,この席に毎試合駆けつける熱心なサポの方々が軸になって,サンフの動員を支えているのだと思う。この試合のポイントは2点,『カズのリベロ起用』と『トップ下桑田起用』だ。正直,こんな大切な試合にこんな大博打を打つのは,真に強いチームがすることではないと思う。しかし,小村累積警告により出場停止,大木の怪我(腰痛)による離脱という危機的状況では,選手層の薄いウチのチームでは,限られた信頼できる選手で,その時々の試合を乗り切っていくしかない。チームの攻守の要をあえて一列下げるのだ。正直,カズがどれだけ上がりを見せ,前線へ効果的なパスを供給できるか,が勝負の分かれ目と考えた。カズが『スイーパー』になってはダメだ。『フォア・リベロ』のような役割になることを期待したい。浦和の攻撃力を考えると,前節ガンバ戦のような打ち合いになることは避けたい。天敵エメルソンがいなくなったとはいえ,田中達や永井のようなスピード系FWが苦手なうちのチーム。急造DF陣がどれくらい凌げるかがポイントになりそう。

スタメン発表は4-4-2だが,やはり中野編集長の予想どおり,カズが最終ラインに残って,3-5-2になっている。トップ下は桑田。浦和ゴール裏の赤い軍団は,客観的に観て,ウチのB6の紫の3倍はいる。今日はホームジャックはさせない。さあ,勝負だ。

序盤は両チームそれぞれの特徴を活かした攻めを展開。決定機を作る。浦和は,田中達,長谷部あたりが起点になって攻めてきている。サンフは,寿人が相変わらず前線で鋭い動きでゴールを狙っている。両チーム,カウンターからの速い攻めの応酬。しかし,シュートまで至るのは浦和の方が多い。やはり浦和はDFが強いので,流れの中で崩していかないとなかなか単純な1対1では勝てない。序盤は,ベットと茂原が走り回り,ポンテに仕事をさせていない。逆にサンフは桑田が全くボールに触れない。守備的な運動量はあるのだが,フリーのスペースで自分でボールを呼び込むところまでいけない。桑田がボールを触ってリズムに緩急がつかないと苦しい。どうしてもベットは攻め急ぐ傾向があり,桑田のところでボールが落ち着かないので,ボランチ2人が前目になり過ぎ,DFラインとの間にスペースができている。カズ,もっと押し上げないと。田中達がキレキレで,何度もドリブルで崩そうとするも,下田も含めて最後のところで得点は許さない。対するサンフは,全体に運動量が足りない。特にガウボンが動けていない。浦和は,中盤で丁寧に繋いで,田中達や永井に預けて勝負させるという攻め方を徹底。長谷部がリンクマンとして抜群に効いている。これにポンテが絡んでくると怖いがまだ決定的な仕事はさせていない。さて,問題の3バックだが,連携が今ひとつ。3人の意思統一が取れておらず,ギャップができてしまっており,そのスペースを田中達あたりに狙われている。特にジニーニョの不出来が目立つ。バランスを考えずに攻め上がったり,本来なら今日の試合はカズに任せるべき仕事をやってしまい,結局カズが最後尾でカバーする最悪の形になってしまっている。30分あたりでは,浦和の攻めの圧力にDFラインがずるずると下がり出す。頑張りどころだ。その直後,この試合でカズが初めてボールを持ってドリブルで中央を攻め上がり,35mロングシュート,ゴール右に外れる。この積極性がもっと欲しい。この後,サンフの右サイド,アレックスのスルーパスから田中達のドリブル突破を許し,PA進入,西河とジニーニョがカバーに走るが,あざ笑うかのように逆サイドにフリーで走り込んできた永井にパスを通され,永井難なくゴール。先制を許す。田中達一人にかき回され,マークがズレた。しかし,あそこで永井をフリーにするなんて。この後も田中達にダイレクトシュートを撃たれるも,下田正面で助かる。ラスト10分,サンフは前線にボールが繋がらない。桑田,相変わらずボールに絡めない。厳しい。両サイドからのクロスも少ない。ラスト2分になり,左サイドからのスローイン,珍しくベットがボールを持ち,ロングスローしたボールは,浦和DFと競ったガウボンの頭の上を抜け,GK前に。そこに飛び込んだのは,寿人!さすがのゴール前での嗅覚の鋭さを感じさせるゴールで同点,1-1。なんとかこのまま前半を終わりたかったが,なんとロスタイム,中央を田中達がドリブルで切り刻み,PAへ,DF振り切り,ゴール前へグラウンダーのシュート,走り込んで来たポンテが合わせてゴール,1-2,勝ち越される。得点直後のもったいない時間帯で,前節に引き続き,またも失点。このまま前半終了。前半,両サイドは崩されてはないが,田中達のドリブルでDFのマークがずれ,そこを突かれ失点を食らっている。相手FWへのパスの出所をもっと抑えたい。

後半,サンフは不出来の桑田に見切りをつけ,ハンジェ投入,カズもボランチに戻し,いつもの4-4-2の布陣に。トップ下には茂原が入る。立ち上がり,サンフがいきなり決定機を掴むも,浦和GK都築のファインセーブでゴールならず。その後,右サイド,ハンジェからのクロスをファーサイドに走り込んだ寿人がボレーで合わせる。素晴らしいシュートが決まり,また同点,2-2。この後,サンフはカズが積極的に攻撃参加し,ミドルシュートを放つ等,勢いに乗る。対する浦和も,CKから永井がフリーでヘディングシュートを放つも下田スーパーセーブで逃れる。後半は激しい打ち合いの様相となってきた。浦和,トゥーリオが故障で堀之内と交代。茂原のトップ下,効果的にボールに絡み,効いている。サンフ,4バックに戻して,本来の全員攻撃・全員守備の形ができてきた。アレックスに替わり,平川。この直後,カウンターから左サイド突破され,クロスを上げられる。このボールをフリーの状態だったカズがなんとトラップミス。ボールはそのままゴールへ。キャプテンの痛恨のミスにより大きな勝ち越し点を許す。2-3。26分,左サイドからクロス上げられ,ヘディングシュートを許すも下田止める。跳ね返りを田中達シュートもバーに救われる。CKへ。ここでベットから俊へ交代。大ピンチを凌ぎ,なんとか助かったと思った直後,なんとこのCKをネネにヘッドで決められてしまう。2-4,突き放される。しかし,サンフは諦めない。この直後,右サイドから駒野の低いクロスにニアに飛び込んだ寿人が合わせてゴール。寿人,ハットトリック!素晴らしい決定力と勝負強さ。点で合わせる技術に脱帽。3-4。あと20分を切った。なんとか追いつきたい。ガウボンに替わり茂木。俊がトップ下だが,ほとんど4-3-3のような攻撃的な形で追撃に出る。浦和は永井に替えて,岡野。後半15分あたりから雨が降り出し,32分には土砂降りに。激しい夕立だ。サンフが攻め,浦和が守る形になる。俊はボールを持つとドリブルで仕掛け,ファールを誘う。しかし,今のウチには決定的なFKキッカーがいない。この時間になっても,選手達は諦めてない。今日は足が止まってない。戦う『気持ち』を見せてくれる。いける,もう1点,どうしても欲しい。茂木はボールを受けるための動きがやはり今ひとつだ。今日も一本いいシュートがあった。ボールを持ったら輝けるので,ここを磨いてほしいのだが。俊の神懸り的な決定力に賭けたい。そして,俊,中央でボールを持った俊,ドリブルでDFを一人かわし,シュート放つも,左隅を狙ったシュートをGK都築が横っ飛びでこのボールを弾き出し,最大のチャンスを逃す。試合はロスタイムへ。ポンテが右サイドを駆け上がって,田中達にパス,シュートはDFがブロック。この後,タイムアップ。俊,茂木を投入後は怒涛の攻めを見せるも,浦和の固い守備を突き崩せず。3-4,壮絶な打ち合いの末,上位進出争いに敗れ,浦和は3位へ上がり,サンフは7位に沈む。

得点直後に失点した2失点目と,交代で集中が曖昧になった場面での4失点目が痛かった。結果論で言うと,今日の二つの大きな博打は失敗したと言わざるをえない。DF3人があんなにバラバラでは,どうしようもない。カズとジニの信頼関係がきちんとできていたのか,疑問だ。カズがボールを動かすのではなく,ジニや西河が攻め上がったり,ボールを蹴り込んだりしていた。完全な戦術徹底の失敗。更に,ダブルボランチのカバーリーング意識の低さがDFラインの前にスペースを生み,ここを田中達にいいようにかき回された。4バックに戻してからは,そういうスペースを突かれる場面も減ったが,今度はコウタのサイドでポンテに好きなようにやられてしまった。浦和は,戦術徹底ができているし,個人が強気で1対1の勝負に臨んでくるので,そこで負けてしまったのが痛い。悔しいが,今は浦和の方が優勝争いに相応しいチームということを結果が証明したことになってしまった。田中達,ポンテ,長谷部あたりに好きなようにやられてしまった。試合を分けたのが,カズの痛恨のミスだったということは…事故としか考えるしかない。これを引きずるなよ,カズ。

久々の2万6千人オーバー(うち浦和サポ,3千人)の観客の前で,死闘を演じるも,勝利には届かず,今日もジンクスを打ち破れなかった。これで完全に上位争いから脱落し,中位の混戦に巻き込まれることに。今シーズンもこれで終戦なのか。しかし,最後の望みはガンバ戦のように一部の選手だけが最後まで抵抗していたのとは違い,この試合では全員が前節足りないと感じた『気持ち』を前面に押し出し,最後まで走り,戦ったこと。そして,何よりも攻めの流れの中で3得点もしたこと。これをポジティブに考えたい。これまでなかった連敗してしまったここが踏ん張りどころ。次節は,4万人のオレンジ軍団が待つ新潟との対戦になるが,なんとか勝利をもぎ取って踏みとどまってほしい。僕も,3週連続遠征,関東サポのバスツアーに参加して,ゴール裏で応援する。

最後に,遠路広島まで遠征してきた3千人もの赤いサポーターの皆さんへ。今日の敗北を素直に認めるとともに,そのチームをサポートする強い姿勢と熱い気持ちを賞賛し,その反面で,まだ僕達サンフレッチェの選手とサポーターはシーズンを諦めず,必ず終了時には浦和より上位のチームとなっているよう,精一杯戦っていくので,これからもお互い優勝を目指して戦っていきましょう。

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2005.09.18

今日のビッグアーチ

アウェイゴール裏のレッズサポ、B6の声出しサポの3倍以上はいるかな。相変わらずの威圧感です。でも、今日は絶対に負けられない。必ず勝つ!

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2005.09.15

拝啓 與野市民様

おかげさまでアクセス数がえらいことになっています。

どうも.前回浦和ホーム戦に引き続いて引用頂き,ありがとうございます。しかし,瀬戸先生のサイトはサンフサポにとっては,真に『神の領域』で,それと並べていただくには,当方,内容のレベルがかなり心苦しいかと。

あ,あと小村は今年のDFのキモです。小村とジニーニョのCBコンビはどちらが欠けても,『J1最小失点チーム』は成立しません。つまり,次節は,レッズにとっては実は『とてもおいしい』試合なのです。頑張ってください。

今でも思い出しますが,ビッグアーチでの小野さよならゲームでの,ホームジャック(バックスタンド半分まで真っ赤だった)と試合後の小野への送別セレモニー(ホームのウチがなぜアウェイチームの選手のセレモニーまで),スタジアム一周を思い出します。今回は3連休の中日,バスで大挙して来られるのでしょうか。すいません,僕は飛行機で帰ります。かなり怪我やコンディション不良等で,チームの調子は下降気味ですが,根性で上位レッズに挑みます。お互いにチームをしっかりサポートして,ガチの勝負をしましょう。

あ,サンフサポ的には寿人が先制してトドメを途中交代の俊が刺す,という夢のシナリオを描いておりますが,気にしないでください。但し,今回は,トゥーリオだけにはやられなくない。今回は簡単には負けませんよ。

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2005.09.14

浩司,全治3ケ月

隊長さんの提案

骨折の治療はもちろん,メンタルな面での病気についても,ゆっくり療養してほしい。でも,ただのんびりするだけではダメ。しっかりした目標・ビジョンが必要。自分がどんな選手になりたいのか,どうすればその域に近づけるのか,この期間にしっかりと自分で画を書いてみてほしい。ここはどこまでもプラス思考であせらず,ゆっくり行こう。

と言いながらも,隊長さんの提案には賛同・希望を抱かずにはいられない。

浩司を天皇杯・決勝,国立へ連れて行こう!そして,浩司と共に戦い,これまで手にすることが出来なかった天皇杯を,国立の空にキャプテン・カズが掲げる姿を観に行こう!

とにかく,良い方に考える。信じる。浩司はきっと必ず大きくなって帰ってくると。
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2005.09.13

宇宙戦争

渋東シネタワー4。スティーブン・スピルバーグ監督。トム・クルーズ,ダコダ・ファニング主演。

港湾労働者のレイ(T・クルーズ)は,ある日,別れた妻から週末だけ息子ロビーと娘のレイチェル(D・ファニング)を預かることになる。その日,激しい雷光とともに,地面の奥底から3本足の巨大なマシーンが現れ,街を焼き尽くしていく。それは,異星人による地球侵略の始まりであった…。

2ケ月前に買った前売り券が手元に残ったままになっていた。あえて他の人のレビューは見ていないが,その評判は耳に入ってくるので,なかなか観にいく気分になれなかった。同じ2時間使うのなら,他に観たい作品が…でも,まあいいか。覚悟を決めて観にいく。

で,感想。スピルバーグ,何考えとるねん。カタルシスの欠片もない作品に大金かけて。全然面白くない,いや,怖くもなかった。自慢のはずのVFXも,最初の車での逃走時に,後方で高速道路がぶっ飛ぶシーンくらいだったかな,驚いたのは。あとは惰性。ひたすら逃げる親子。追ってくる巨大マシーン。緊迫感がないのね。一番怖かったのが,D・ファニング自身が叫ぶシーンだという,とんでもない映画になっていた。トム・クルーズはやっぱり演技下手やね。てゆうか,キャスティングのミスだろう,これは。レイとレイチェルが必死になって,巨大マシーンから逃げて,妻の家にたどり着いたそこには,『異星人と戦う』と息巻いて炎の中に飛び込んでいって行方知れずだったはずのロビーがちゃんと先に帰っているという,わけの分からん間抜けなエンディング。全然,観る側に何を訴えたいのか全く理解不能の不完全映画。真に大金をドブに捨てた作品と言ってよい。

こんな出来栄えの作品で,『スター・ウォーズEP3』に挑もうとしたのか。身の程知らずめ。スピルバーグ,こんな映画撮ってて大丈夫か,と真剣に心配したくなるような作品だった。

あ,最後に,D・ファニングは神木隆之介君を超えて,『世界最強の名子役』だな。完全にトムより演技上手かったもん。VFXよりこっちの方がすげえや。

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2005.09.12

タッチ

新宿ジョイシネマ1。犬童一心監督。長澤まさみ,斉藤祥太,斉藤慶太主演。

達也(斉藤祥太)と和也(斉藤慶太)は双子の兄弟。隣に住む浅倉家の一人娘,南(長澤まさみ)とは同い年で,小さい頃からの幼馴染。南の夢は自分の高校が甲子園に行くこと。『南を甲子園に連れてって』という大好きな南の願いを叶えようと,和也は小さい頃から野球を続け,明青学園高校に入学,1年生ながらエースピッチャーとして活躍,地区予選も順調に勝ち進む。そんな弟の姿を見ながら,兄の達也(斉藤祥太)は自分も南のことが好きだという気持ちが次第に強くなっていく。そして,明青は勝ち進み,ついに決勝戦を迎えるが,その大事な試合にエースの和也が現れない。それは…。

他のレビュー一切見ずに,大阪帰りのその足で映画館に向かった。まず,最初に言っておかなければいけないのは,僕は『タッチ』の連載をリアルタイムで体験し,自分の中・高の青春時代に重ね合わせて成長してきた世代である。そして,『タッチ』はそんな僕にとっての,生涯一番の不朽不屈の名作漫画である。その思い入れは激しく,当時大人気だったアニメ版すらも,否定・嫌悪していた。あだち充の漫画の最大の特長は何と言ってもその『間の美学』である。吹き出し・台詞・擬音のないコマが語りかけてくる登場人物の溢れ出るような心の言葉達。本でいうと『行間を読む』,あの感覚。台詞がなくても,その思いが心にストレートに伝わり,素直にその人物に感情移入できる。あだち充の作品は本当にこの技巧が素晴らしいが,それに登場人物のキャラの強さや物語の魅力も加わり,『タッチ』はあだち充の最高傑作(あくまで僕評)となっているのである。

単行本は全26巻。これをまともに2時間に収めようとしたら,もうその時点で失敗だ。アニメが映画化された時だって,3部作だった。先に観た『NANA』は原作に忠実に映画化することで,作品的な魅力を出していたが,『タッチ』は原作に忠実に映画化したら,間違いなく失敗する。『浅倉南』みたいな神秘性のあるアイドルを実写化するのなんか不可能だし,達也のつかみ所のない性格と相反する底知れぬ才能を持つ奥の深いキャラを演じれる役者なんていないだろう。アニメですら裏切ってくれたのだから。映画館で配られているチラシで,達也が甲子園を目指すまでを描くと知った時から,この不安が増大。下手したら今年のワーストに入るかも,という恐れを抱きながら,映画館の席に着く。

で,感想。鑑賞後,裏切られた気持ちにはならなかった。感動とまでは言わないが,爽やかな気持ちになれた。台詞だけだけれど,ラストでちゃんとあの名台詞,『上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも。』,これで締めてくれたことで,いろんなことに目を瞑れる。そう,この映画版『タッチ』はポイントは原作をリスペクトしているシーンはあるが,物語の構成としては,登場人物の設定以外は,原作には忠実ではない。なんと言っても,南ちゃんは新体操をしないし,何よりも達也は2年生の夏に新田に勝って甲子園の切符を勝ち取るのだから。原作ファンに言わせれば,めちゃくちゃな作りだが,2時間に纏めるために,割り切ってわざとやっていることなので,そういうものだと理解して観れば,裏切られた気はしない。その辺の割り切り感がとても潔いので,『こんなのタッチじゃないやい』などと怒る気にはなれない。そう,これは原作『タッチ』とは全く別の世界観を持つ実写版『タッチ』なのだ。ちなみに上演後,劇場のあちらこちらから拍手が起きていた。僕はもっと自分と同じ世代(三十代後半~四十代前半)がいると思ったが,意外と二十代前半のカップルが多かった。彼らはこの作品を観て,感動したのだろうか。彼らは原作を読んだことがあるのだろうか。裏切られた気分はしなかったし,ワーストに挙げる作品だとも思わない。しかし,拍手する作品だとは,リアルタイム世代としてはどうしても思えないのだけれど。

この作品は,浅倉南(長澤まさみ)が主人公だ。長澤まさみは,セカチューから1年半経つけど,あれからすごく綺麗になった。決して美人じゃないのに,手足が長くて,その雰囲気がとてもキュートで可愛らしい。今クールのドラマ,『ドラゴン桜』でも感じていたのだが,セカチューの時にはなかったオーラのようなものを感じる。この実写版『タッチ』が救われたのは,彼女の功績が大きい。原作の浅倉南になりきろうとせず,等身大の自分の魅力で勝負して,見事観衆のハートを射止めている。あえて南に似せなかった製作サイドの意図が成功している。

斉藤兄弟は野球経験者らしく,それぞれの投球フォームなどはなかなかなものだった。少なくとも,冬クールのドラマ『H2』の比呂役の山田孝之の投球フォームと比べれば,素人目には本格的に写る。出番も少なかったせいか,慶太の芝居の粗はそんなに目立っていなかった。自分の気持ちに潔く真っ直ぐな好青年・和也をそれなりに上手く演じていたと思う。問題は,達也役の祥太だ。達也はただでさえ複雑な分かりづらい性格設定だし,原作ではこれに『間の美学』が加わるのである。達也を演じるのはどんな役者でも至難の業。彼なりには頑張ったと思うが,『間の美学』までは表現できなかった。これは脚本や演出面での影響もあり,単純に祥太を責めるわけにはいかない。ただ,達也が和也に負けないくらい,底知れない才能を持っていたということと,和也に負けないくらいの努力を経て,決勝戦のマウンドに上がり,新田に投げ勝ったという過程をもっと丁寧に描いてほしかったと思う。これができていないので,達也のスーパーマン感がかなり薄まって,普通の人とほとんど変わらない印象なのはいただけないと思う。

実は,新田との最後の勝負の場面は,原作とは違う。達也は『達也として』,新田に渾身のストレートを投じ,三振に打ち取る。これは原作ファンにとっては賛否分かれるところだとは思うが,こちらの解釈を否定はしない。きっと亡き和也も,和也のコピー=達也が南を甲子園に連れていくのではなく,達也自身として南を連れていってほしかったと思うから。

僕にとって,やはり原作『タッチ』は不朽不屈で至高のものだ。だから,その感動に亜流である実写版が届くはずがない。この実写版に少したりなかったのは,原作が持つ『清純さ』と『ひたむきさ』と『思いやる心』だろうか。どれも,描こうとはしているが,描ききれていないのが,この作品に素直に感動した,と言えないところだろうか。でも,何度も言うが,裏切られた気分はない。原作を意識しなければ,爽やかな鑑賞感を味わえる作品だと思う。

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リーグ戦,対G大阪戦,2-4

激しい打ち合いの末の惜敗。圧倒的な攻撃力の差を見せ付けられ,最強の盾は,最強の矛に突き破られた。屈辱の敗北。優勝争いからの脱落。更に,思わぬアクシデントで今季の残り試合,浩司を失なう。最悪の敗北。昨日はショックで塞ぎこんでいた。でも,ここで下を向いてはダメだ。諦めてはダメだ。上を向こう。もう一度,チャレンジしよう。選手達もきっとそう思っているはずだ。そして,今だからこそ,サポーターの力が必要。次節,浦和戦。3連休の中日でもあり,下手をするとホームジャックされる恐れもある。行こう,ビッグアーチへ。紫の群集の力で,選手達を押し上げよう。

試合は,前半1分でガウボンのヘッドが決まり,あっという間に先制。更に,ハンジェのミドルシュートが決まり,14分までで,2-0とする。どちらにポゼッションが傾くか,まだ定まらない時間帯での2得点だけに,これは大きいと思った。しかし,その直後,ガンバは中盤からの浮きパスに,鋭く反応したのはアラウージョ。ハンジェ?を置き去りにし,PAに一気に進入,迷わずシュートを放つ。これが不運にも,カバーに入った小村の足に当たりコースが変わる。下田,反応及ばず,ゴール。この得点直後の失点が痛かった。ここを踏ん張って,せめて前半無得点に抑えていたら,試合展開は全く違ったものになったかもしれない。これで勢いづいたガンバは,ボールを支配し,駒野のサイドを徹底的に突いてくる。家長が,フェルナンジーニョが,アラウージョが,どんどんドリブルで仕掛けてくる。押し込まれ,セカンドボールも拾えなくなるサンフ。そして,家長の突破を許した駒野が,PA内で家長を引き倒し,黄紙,PK献上。これを遠藤がきっちり決める。2-2,同点。その後もガンバに押されまくる。中盤でボール奪取できない。今日,念願のトップ下での先発の浩司,ボールにも触れない。このままガンバペースで前半終了。

アラウージョとフェルナンジーニョにやりたい放題やられている。4-4-2は捨てて,3-5-2にして,アラウージョ番を付け,中盤を厚くした方がよいと思ったが…。後半もメンバー交代なし。対して,ガンバはなんと右サイドに二川を入れてきた。これが効いた。その二川が中央から右サイドを駆け上がっていた遠藤に素晴らしいスルーパスが通り,DFラインがズタズタに崩される。遠藤は落ち着いて,クロスを上げ,その先でどフリーで待っていたのはアラウージョ。余裕のヘッドが決まり,2-3,勝ち越される。しかし,サンフ,下を向かない。キックオフから左サイド,ハンジェからパスにDFラインの裏に抜け出した浩司,左足でグラウンダーのクロス,ゴール前に寿人が詰めるもGKキャッチ。やっと浩司らしい,ダイナミックなプレイが観れた。これからだ…そう思って,ゴール前から浩司へ視線を戻すと,なんと浩司倒れている。スタッフから即座に×のジェスチャーが。マジかよ,これからなのに。これから浩司が魅せてくれるのに…。浩司,大木と交代。しかし,大木,やはり流れを変えるだけの動きはできない。浩司,負傷退場の影響からか,サンフの選手の足が止まる。戦う『気持ち』はどこにいった?今日の試合も『気持ち』で負けるのか。優勝するんだという『気持ち』はないのか。相変わらず中盤はガンバのものだ。パス→ドリブル→パス,ガンバの攻撃にはアクセントが強烈に付いていて,正直歯が立たない。そして,一方的な展開の中,右サイド,深くえぐった二川からのクロスにまたもアラウージョ。今度は右足で,これもDFに当たりコースが変わり,下田止められない。2-4,決定的な4失点目。4点目を獲られる前に3バックにするとか,手が打てなかったか。この後,ガウボンもどこかを痛め,ピッチの外へ。俊が交代で入る。同時にハンジェに替えて,西河。遅い,後手に回ってしまった。なんとか俊にシンプルに預けて,勝負したい。寿人,一人下を向かず,必死で走り回っている。その姿に『気持ち』が見えた。少し嬉しい。俊はなかなかボールを触らせてもらえず,見せ場は,右サイドゴールライン際を魔法のようなドリブルでDFをかわし,グラウンダーのクロスを放つも,GKキャッチ。惜しい。最後はなんとか1点でも返そうという選手達の『気持ち』が観られ,救われる思いだ。悔しいが抵抗もここまで。このまま試合終了。

今日は1対1でとにかく完敗。アラウージョ,フェルナンジーニョ,家長,遠藤,二川…。惜しむらくは,あの1失点目。あれさえなければ,こんなことにはならなかったかもしれない。そして,浩司の怪我も…。左足腓骨骨折,全治は今のところ不明。恐らく今季絶望。メンタルな面での病気もようやく克服できそうな兆しが見えていた時だけに,非情に残念な負傷,長期離脱。今のチームではトップ下にハマるピースはやはり浩司しかいないだけに,この怪我は悔しい。きっと浩司本人が一番それを今噛み締めている。さて,残り11試合,浩司はいない。そして,次節は,小村が黄紙累積で出場停止。ガウボンの怪我の程度も分からない。そんな中で,相手は上位4位の浦和。もう一度,優勝争いに加わるためにも,これからは一戦一戦が『絶対に負けられない戦い』。ホームで,まだ諦めていないという,その『気持ち』を僕達に魅せてくれ。

確かに優勝争いからは脱落した。しかし,これが終戦ではない。あと11試合,全力でチームもサポも戦うのみ。

今回は,ブログを通じてお友達になった,関西在中のサポのご家族といっしょに,僕としては珍しくゴール裏で観戦させて頂いた。とても勉強になったし,今までネット上でしかやりとりできていなかったのが,直接お話しできてとても楽しかった。試合にさえ勝っていれば,最高の観戦会になったのにな,って残念な気持ち。いろんなサイトの管理人さんもたくさん紹介頂いて,すごく気持ちが高まった。負けたけど,ゴール裏のこの雰囲気も居心地がいいな,と今頃気付くサンフ観戦14年目の僕なのだった。またいっしょにサンフを応援しましょうね,みなさん!

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2005.09.10

今夜の万博

ゴール裏、最高に盛り上がっています。絶対勝て!050910_183605_m.jpg

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2005.09.09

明日決戦,浩司頑張れ!

浩司の日記.

ようやくメンタルな面でもコンディションが上がってきたようだ。ナビスコの万博での借りを返す絶好の機会。浩司の復活とサンフの勝利を信じて,明日はゴール裏から応援するのみ。決勝ゴールを決めてくれ,浩司!

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2005.09.08

親善試合,日本対ホンジュラス,5-4

いやあ,呆れた内容の試合だったな。僕は,アウェイ・イラン戦とコンフェデを1試合も観てないので,日本の4バックを観るのは,去年12月のドイツ戦(3-0で手も足も出ず,コテンパンにやられた。生観戦したのが,アホらしくて観戦記も書かなかった。)以来なのだが,全然ダメじゃん。失点のシーンどれも最悪。左右ともあんなに簡単に突破されて,中央に折り返され,失点。アレックスの出来には全く期待してなかったが,加地はチームでのポジションでしょ。酷い,酷すぎる。宮本は本当に4バックでも通用するのか?高さもスピードもない選手が4バックのCBは無理じゃないのか。稲本と中田コのボランチにも大失望。もっと守備に走れよ。展開力もないし,福西&遠藤コンビがよっぽどいい。ヒデもミスが多かったし,それが失点にも繋がったしな。ただヒデの縦への速いパスは効いていた。もっと俊輔とのコンビを磨かないと。二人の間でパスが展開されるとやはりビッグチャンスに繋がっていた。あと試しておかなければいけないのは,ヒデと小野のボランチという組み合わせか。

おそらく,この試合を観て少しでも満足したと言えるのは,現場の宮城スタで9得点も観れた末に日本の勝利を目にした観客の一部だけだろう。この試合で,唯一良かったと思えたのは,FWが得点したこと。高原も柳沢も,最も不安で決定力のないFWで『使えるかもしれない』と思わせてくれたことが唯一の救いだった。W杯に久保が間に合わない恐れが大になってきた。他のFW陣の更なる精進を望む。

で,これからも4バックで行くんでしょうか。いい加減,アレックスの左SBには見切りをつけてね,ジーコさん。

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2005.09.05

本日発売のエルゴラ,関東サポ特集

特集『No.12 Enjoy Support』として,サンフサポーター編。今季から関東圏のアウェイゴール裏で配り出したサポのためのフリーペーパーの発起人である藤堂さんに的を絞ったインタビュー記事が掲載(かっちょいいな~~)。関東サポの『溜まり場』(笑)として,TREBLEも掲載。ゴール裏の応援風景の写真では,やはり『裸で必勝しゃもじを持った吉田さん』が目立ってました(裸族)。

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NANA

渋東シネタワー2。大谷健太郎監督。中島美嘉,宮崎あおい主演。

大崎ナナ(中島美嘉)は地方のパンクバンドのボーカリスト。メジャーデビューを目指し,東京行きの列車に乗っている。その隣に乗り込んできたのが小松奈々(宮崎あおい)。彼氏を追いかけての上京の旅の途中だ。偶然めぐり合った二人は,同い年,そしてお互いが同じ名前だと知り意気投合する。その後,東京でそれぞれ住まいを探していた二人はあるアパートで再会し,そこでいっしょに暮らし始める。対照的な性格の二人だが,以外にも共同生活は順調に進む。やがて二人はお互いがかけがえのない存在になり,固い友情に結ばれていく…。

既刊13巻累計売上2500万部というオバケ人気少女マンガを原作とした作品。発表当初から爆発的な人気で,こんなオヤジの僕でも3巻あたりから人気を聞きつけて買って(さすがに少女マンガ誌立ち読みは40近くなってツライ)読んでいたという影響力の強い原作だ。その世界観は斬新で,正反対の性格・キャラの二人の少女を主人公に配し,音楽という世界を背景に,独自のファッション性やちょっと一般とは違う生活感を絶妙にアレンジし,主人公二人の全く異なる恋愛感を語りかけるという,女の子にとっては一口で何倍にも美味しい魅力的な構成となっている。原作は,主人公二人が,恋愛→破局→恋愛をルーチンに繰り返すわけだが,その濃淡の味付けが絶妙で,読んでいる側はどんどん物語の中に引き込まれる。その主張が十代・二十代限定ではなく,僕のような三十代後半のオヤジが読んでも共感できる点が,2500万部も売る最強の武器なのである。

そして,その映画作品。これが本当に見事なまでに原作の世界を忠実に再現している。ナナと奈々のビジュアル,キャラ。まずこれに,中島美嘉と宮崎あおいがきれいにハマっているので,もうこの時点でこの映画化企画は成功と言える。その他の主要キャラも同様にビジュアル・キャラとも原作に極めて忠実。レン役の松田龍平のややぽってりしたお腹には少々幻滅した(顔の雰囲気とかは合ってたけどね)が,その他は許容範囲。これは,原作ファンにとっては何よりも嬉しいことではないだろうか。その他,ファッション,小道具,美術に至るまで忠実に原作を再現している。そして,何よりも驚きなのが,ストーリー自体がほぼ原作どおりなのである。さりげない台詞ひとつ取ってもそうで,ドラマのキーになる決めの台詞はほぼ完璧にカバー。こんなに何から何まで原作に忠実に作ってあるのに,それが2時間の映画として決して破綻していない。いや,心地良いくらいすっぽり納まっているのには,正直感動した。物語のバックボーンとなる歌のステージのシーンも予想以上に上手くできており,その作り込みの詰めの細かさには本当に感心させられる。ライヴシーンに迫力と感動があったからこそ,本筋の二人の恋物語も活きたのだと思う。

中島美嘉は,台詞はやや下手だが,ナナの繊細な雰囲気を上手く出せていた。宮崎あおいは,原作ファンも納得するくらいハマりの『ハチ』だ。一体,13巻のどこまで描くのだろうと考えていたのだが,この結末が二人がちょうど同じくらい幸福を予感させるあたりだったので,話の区切りとしてはとても良いと思った。観ている側も,暖かい気持ちで二人に拍手できるから。個人的には,玉鉄君のタクミ役が結構ハマっていたのでもっと観たかった気もするけど。

『707号室』,『部屋の真ん中の真っ白なテーブル』,そこに集う仲間達。いいなあ,青春,って感じがとても懐かしく,羨ましい。

この作品は,原作同様,期待を裏切らない出来栄えになっている。ちゃんと感動させてくれるし,Happyな優しい気持ちにさせてくれる。鑑賞後の穏やかな心地良さに浸ってしまった。原作漫画を感動込みでこれ以上,忠実に再現した映画は珍しい。絶対に観るべし。

(この『NANA』の出来栄えを観ると,今週末の『タッチ』を観るのが怖いんですが…)

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2005.09.03

リーグ戦,対千葉戦,1-1

またしても千葉にアウェイの時と同様に追いつかれ,ホームでの試合も悔しい同点に終わる。やはり終盤に『走り負け』た模様。ガンバが勝ち,鹿島が引分けたため,ついに首位が逆転。このままガンバを走らさないためにも,来週の試合は必勝となる。とにかく失点は1に抑えきる力はついてきたので,2点目が獲れる地力が欲しい。9月は厳しい対戦が続くが,ここを踏ん張って優勝争いに食い込みたい。

ということで,来週,万博に遠征します。そして,その次の週は急遽広島に帰って,浦和戦の応援に行くことにしました。なんてったって『優勝争い』の大一番ですもの。この試合を生で応援せずしてどうする,って感じです。今日の引き分けで更に気合入りました。あとは現地で,共に勝利をもぎ取るだけです。頑張れ!

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サヨナラCOLOR

ユーロスペース2。竹中直人監督。竹中直人,原田知世主演。

ある春の日,海沿いの病院に勤める医師・佐々木正平(竹中)の元に,高校時代の同級生・笈川未知子(原田)が入院してきた。彼女の病名は子宮がん。そして,その病状はおもわしくなく,手術も不可能な状態だった。だが,正平は諦めない。自分の命に代えてでも,未知子の病気を治してみせると誓う。だが,未知子は正平が高校時代の同級生だと告白しても,どうしても当時の正平を思い出すことはできなかった。かみ合わない二人の関係だったが,やがて共に病と闘ううちに,次第に心が通じあうようになって…。

まず,鑑賞後の感想…惜しい。正平のキャラ設定や人間関係(愛人や援交している女子高生までいる)や,も27年も一人の女性を想い続けて諦めきれない心情が,何よりも人間味があってとても温かい。医者として,というよりも,ひとりの男として,愛する女性を病魔から救おうとする,妙に人間くさいヒーロー。その人格は多面性があり,とても複雑で面白味がある。それ故に正平に対して観る側は感情移入しやすいのかもしれない。しかし,僕は乗り切れなかった。なぜか。正平がなぜ27年!も未知子のことが諦められなかったのか,その説明が欠落しているからだ。ひとつでも,それまでの間の正平の気持ちの揺れ(いや,揺るがなかったこと)を台詞だけでもいいから匂わせるところが物語序盤に欲しかった。なぜ,未知子にこだわるのか,その説明が欲しかったような気がする。正平の純愛の対局として,未知子の恋人・雅夫が描かれている。その意図は分かる気がするが,出来上がりはやや空振り気味で,逆に雅夫のエピソードがあっさり描かれていた方が,正平と未知子との心情関係がより鮮明に浮かび上がったのではないだろうか。

それでも,薄味ではあるけれど,それぞれのエピソードはきちんとした意図と思い入れがあり,丁寧に作られており,安心して観ていられる。そのエピソード毎の繋ぎがやや工夫が足りなかったかな,という印象。正平が女子高生の前で(未知子の手術が成功して)嬉しそうにバレエを踊るシーンなどはユーモアも兼ね備えたなかなかの秀逸な場面だと想う。一番素晴らしいと感じたのは,正平と未知子が二人で始めて海に行く場面。浜辺に座って,会話する二人。未知子は正平に『私,今から先生を信じて50年生きる。そして51年目で死ぬわ』と生きる決意を宣言する。この長回しのシーンの二人の後ろの空の青さが素晴らしく澄んでいて,そして流れる雲の美しさがトドメを刺す。とても良いテイクだった。

(以下,ネタバレです)

残念だと想うことは,正平が未知子の看病に必死になるあまり,自分の病気を悪化させ,未知子の余命と引き換えとなるように命を落としてしまうことだ。『自己犠牲=無償の愛』の単純な図式ではないとは理解できるが,それが逆に感動を軽くしてしまってはいないか。ラストシーンで,未知子は正平と二人分の命を精一杯生きると決心するが,きちんと正平が隣にいて,二人で生きていくエンディングの方が幸せなのではないだろうか。竹中監督流の『愛の形』が描かれて,それなりに感動を誘うわけだが,僕はもっとさっぱりしたハッピーエンドでも良かったのではないかと感じる。

原田知世は僕と同世代。『時をかける少女』からもう20年以上経つが,今でもその清楚で可憐な美しさは変わらない。どうやったらこんなふうに上手く年をとれるのだろうと不思議に感じる存在。この作品の良心は,一環して原田知世演じる未知子を正平にとっての『マドンナ』として,嫌味な演技を一切させなかったこと。だから,独りになっても生きていける強さを学び備えた未知子を,ラストシーンで僕達は素直に応援できるのだろう。

ファンタジックラブストーリーであるが,その『ファンタジー』な部分の味付けが,やや工夫が足りなかったかもしれない。でも,なんだかんだいいながら,そこそこ感動できるし,後味は良いので,デートムービーにはお薦めだ。

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