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2005.09.27

リーグ戦,対新潟戦,1-0

今回は関東サポのバスツアーで参戦。復路の交通事情によっては,終電に間に合わなくなる恐れがあるという,ある意味で弾丸ツアーに申し込んだのは,何よりもその往復のバスの中の雰囲気が一人でアウェイの地へ向かうよりも圧倒的に楽しいからだ。帰りの終電に間に合わなかった場合は,新宿で朝まで有志でサンフを肴に飲み明かすというハードボイルドな企画にも心くすぐられる。さすがに月曜の朝,そのまま出社する気力と若さはもうないので,月曜は有休を取って,万全の体制でツアーに参加する。往路の車中で行われたサンフカルトクイズで,正解トップを勝ち取り(それは単に年長者だから),本日リーグ戦100試合連続出場を達成するコウタのサインをゲットする。さて,渋滞にも遭遇することなく,順調に新潟入りし,ビッグスワンに到着。アウェイゴール裏は去年より更に狭く隔離されている。悔しい。しかし,たった300人でも,4万人のオレンジ軍団には負けない。さあ,勝負だ。

この試合は,ガウボンに替わって俊がスタメン。小村が戻って来て,いつもの4-4-2で,大木がトップ下。入り方が難しいこの超アウェイの環境での大事な試合で,あえて俊をスタメンに使ってきた小野監督の勝負運に賭けた。応えろ,俊。

しかし,立ち上がりからサンフは中盤での組み立てが上手くできない。俊や寿人にクサビのボールが入るが,トラップミス,パスミスでボールを失うことが多く,ビルドアップできない。サイドにボールは渡っているが,フォローがないので新潟にブロックされ,前に行けない。もう少し,中からの展開がほしい。新潟は両サイドを軸に上野を狙ってボールを入れてくるが,ジニと小村が絶妙のカバーリングで弾き返す。21分,大木がパスカットし,GKと1対1になるも,シュート撃てず,ゴールライン際で折り返したクロスに飛び込んだ寿人,惜しくも合わず。この試合,最大のビッグチャンスだった。今日の大木,『スーパー』ではないが,ボールを持つとシンプルに周りにパスを散らし,ボールを失う場面は少なかった。もっと攻撃よりに絡んでほしいところだが,この日の大木にそれを望むのは無理か。しかし,この1対1は決めてほしかった。この後あたりから俊のエンジンがかかってくる。フリーでボールを持つとドリブルで勝負,ゴール前まで詰め寄り,チャンスを作る。30分経過,両チーム,プレイが雑で落ち着きがない。もっと真ん中を使って丁寧に組み立てたい。カズがもっとボールを触ってリズムをつけないと。カズ,運動量が足りない。サンフ,前に急ぎ過ぎている。ベットにその傾向が強い。新潟の攻め,怖くないので,しっかりポゼッションして攻めの形を作りたいが,前線にボールの落ち着きどころがない。バタバタした中盤の潰しあいになってしまっている。俊がもっと正確なポストプレイができれば。そんな中,42分,左サイドを突破したコウタがフリーで上げたクロスをゴール前で寿人がDFに競り勝って中央へ折り返し,GKの前に飛び込んだ俊がヘッドでコースを変え,ゴールに流し込む。先制,1-0。俊,キレキレではなかったが,決定的な仕事をした。ニアからあそこに走り込んでいるということは,寿人が競り勝って折り返すのを信じていたということ。その勝負勘の鋭さに脱帽。恐るべき19歳だ。この後,CK等でサンフが攻め込むも,このまま前半終了。大木は悪くないが,効いていない。茂原はいい。ベットは空回り気味。カズが全然ボールに絡めておらず,守備に奔走している。駒野,コウタはいい。新潟の攻めは単発的で,カウンターにも鋭さがない。この試合のウチの中盤は運動量が足りず,決して良いとは言えないのだが,それでも突き崩す力がない。エジミウソン不在の影響が出ている。相手に合わせるウチの悪い癖が出ている。ドタバタしたサッカーに付き合う必要はない。中盤を丁寧に繋いでポゼッションしたい。後半は,カズの奮起に期待。

後半,頭から俊に替えて,ガウボン。これは当初既定どおりの作戦か。俊の存在がアクセントになって攻撃ができていたので,もう少し観たかったような気がするが。後半開始直後,フリーでボールを持った大木,中央をドリブルで駆け上がり,左サイドに開いたベットへ。ベット,右サイドのスペースへスルーパス,寿人がシュートを放つもGK正面。これ以降,ポゼッションがやや新潟よりになる。中盤で落ち着かせたい。この後,カズが初めて前線に顔を出し,ミドルシュートを放つも枠外。13分,大木に替わり,ハンジェ。茂原がトップ下に入る。茂原は,守備重視というよりも,両サイドに開き,ボールを引き出すために動き回っている。守備面では,ハンジェが走り回る。これで中盤が活性化される。茂原のトップ下,効いている。浦和戦でも思ったが,大木の今の出来なら,茂原トップ下の方が確実にポゼッションできるのではないか。ラストパスやシュートの精度には目を瞑るとしても,リンクマンとしては上出来だ。それにハンジェがいい。運動量はもちろん,右サイドからのクロスに精度が出てきた。確実に新しい武器になりつつある。駒野との連携は茂原には及ばないが,右から駒野と2本クロスが上がるのは大きい。サンフが攻めの形を作り,ゴールに迫る。新潟は,後半から菊池をリベロに移し,DFラインを組み替え,中盤には本間に替え,岡山を投入し,点を獲りに来る。やはり,中盤でバタバタした展開は変わらず。しかし,新潟はボールを持っても,シュートまでいけない。4バックとカズがゴールに鍵をかける。28分,新潟の左サイドからのミドルシュート,下田,横っ飛びで弾き返す。その後の波状攻撃もなんとかクリアし,難を逃れる。この時間帯は,DFラインが新潟の圧力に負けて下がってしまい,カズもラインに入って何とか凌いでいた。この試合,最も危ない時間帯だった。ここを凌ぐとまたサンフの時間帯が来る。この日初めての両サイドをワイドに使った速いパス交換から,逆サイドでボールを受けた駒野がグラウンダーのクロス。ガウボン合わせるも,ゴール上に外れる。こういう攻撃をもっと観たい。この後,もう1本,カズのミドルシュートが観れた。もっと機を見て積極的に上がれるようになると,カズはパーフェクトな存在になれる。43分,ファールタックルされ,痛んだ茂原がそのまま退場。西河が入る。3バックへ。実質,駒野とコウタもDFラインまで下がり,5バックになって必死に守っている。ロスタイム3分,この後の新潟の猛攻を凌ぎ切り,ドタバタの試合をなんとか1-0で制す。

他のサイトを見ると,TV観戦では,『サンフ完勝』との雰囲気が濃いが,現地でライヴで観ていた印象は全く違う。DFラインは『余裕で弾き返す』のではなく,『必死で弾き返して』いたのだ。中盤ではミスが多く,バタバタし,繋いで形を作ろうという意図が希薄だった。俊は確かに決定的な仕事をしたが,トラップミス,パスミスはまだまだ多く,チームのリズムを崩していた。浦和戦で魅せてくれた強い『気持ち』はこの試合では,ゴール裏までは届いてこなかったように感じた。それでも選手達は,相性の悪いアウェイの地で,4万人近くのオレンジサポーターの勝利への渇望にも打ち勝ち,連敗を2で止め,勝ち点3をゲットした。試合の内容はどうであれ,結果は自らの力で勝ち取ったのだ。これは素直に称えよう。試合終了後,ゴール裏に整列した選手達に降り注がれる拍手と大コール。もちろん,その中に僕もいた。大声で選手達を称えた。この試合を生で観ることができて,本当に幸せだと思う。僕達は,もう一度,頂点を目指すための挑戦権を得た。これからは,一戦一戦が,『絶対に負けられない戦い』。大きな夢を叶えるために,目の前の試合をひとつずつ勝っていこう。大きな夢,優勝という夢を叶えるために…。

この試合は,襷の中で応援するコアサポのすぐ隣の席で応援した。もう飛び跳ねる若さはなく,座ってでだが,声は出せる。久しぶりに喉が嗄れるまで叫んだ。絶対数が少なくても,気持ちでは負けない。最後の10分の攻防では,自然と立ち上がってコールしてた。普段は,観戦系の僕も,この試合は少し『応援系』になれたような気がした。襷の中の彼らを観て,本当に誇りに思う。選手達に伝われ,アウェイサポーターのこの熱い想い。

帰りのバスはもちろん大祝勝会。サンフレッチェが大好きな者達が集い,勝利の喜びを噛み締めあう。この雰囲気が最高だ。今季バスツアー3戦全勝。おまけに全て俊が決勝点。凄いぞ,俊。お願いだから,ホームサポの皆さんにもその神懸り的決定力をもっと観せてあげて。関東サポの日頃の行いがよいからか,途中渋滞にも全くかからず,予定より1時間半近く早く,22時過ぎには新宿に着く。その後,有志で終電間際まで新宿で軽く再度祝杯。うーーん,ビールがうっまい!勝利した日の帰りの電車はとても気分がよい。『SANFRECCE』のロゴが入った紫のTシャツが誇らしい。『サンフレッチェ,今日勝ったんですか?』と何人もに聞かれる。『勝ちましたよ,1-0で。』…うほーー,なんちゅう優越感,最高。でも,再び挑戦権を勝ち得ただけだから。気持ちは,もう次の試合。必ずホームで勝って,また関東に帰ってきてほしい。

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