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2005.11.30

ALWAYS 三丁目の夕日

品川プリンスシネマ。吉岡秀隆,堤真一,薬師丸ひろ子他出演。

昭和33年,東京タワーが完成するこの年,東京下町の夕日町三丁目の自動車修理工場,鈴木オートには,短気な頑固親父の則文(堤真一)と母親のトモエ(薬師丸ひろ子),小学生の一平(小清水一揮)が暮らしていたが,集団就職で上京してきた六子(堀北真希)が住み込みで働くようになる。一方,鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主の竜之介(吉岡秀隆)は,作家を目指しながら,今は少年誌に子供向けの冒険小説を執筆しつつ,細々と生活している。そんな竜之介が恋心を抱く一杯飲み屋のおかみ・ヒロミ(小雪)のところに引き取り手のない少年・淳之介(須賀健太)が連れてこられるが,竜之介は酔った勢いでヒロミに言いくるめられ,淳之介を預かることに…。

鑑賞前は実は全く期待していなかったのだが,これが意外や当たりの作品だった。ホームランとは言わないまでも,イチローのクリーンヒットのような爽快感が残った。たくさんの人に観てほしい,ほんのり温かい良心的な作品に仕上がっている。

昭和33年の東京の町並みを忠実に再現したセットと程ほどに出来栄えの良いCGを駆使して僕らをその時代へタイムスリップさせてくれる。CGは少し安っぽさが残るがそれがまた時代を感じさせ,雰囲気を出している。この雰囲気作りに成功した時点で,この映画は成功の鍵を手に入れたと言っていい。あとは役者がそれに乗っかるだけ。吉岡秀隆は,滅多にみないダメ男役だったが,彼らしい誠実さと相まっていい味だしていてとても良かった。堤真一はこの時代の頑固親父にはズマートすぎて残念ながら見えなかった。が,彼もメリハリの効いたいい演技で物語を締めてくれた。僕的には,中・高校時代の最強アイドル・薬師丸ひろ子が見事に『おばちゃん役』を演じていて,違和感が全くなかったのにちょっと軽く脳震盪が…。でも,今放送中のドラマ,『1リットルの涙』の母親役でもそうだが,しっかりした演技ができる女優さんに成長したのだな,嬉しくと思う。ちょっとしたサプライズは,堀北真希が結構いい味出していたことだ。ドラマ,『野ブタ。をプロデュース』では全然違う役柄を演じているが,あちらも味のある演技をしている。演技に幅がある。ただのアイドルの一人としてしか見てなかったが,このコは結構良い素材なのかもしれない。小雪は,やはりこの時代の女性にしては浮きすぎていたが,逆にそれが作品を地味にせず,いいアクセントになっていた。そういう小雪演じるヒロミを真剣に好きになり,婚約指輪の箱しか買えなかったのにヒロミにプロポーズする竜之介。見えない幻の指輪を竜之介がヒロミにせがまれて,はめてやる素振りをするシーンには,ちょっとジ~ンときた。それに,トモエの付けてくれた『お守り』のおかげで無事に家に帰ることができた一平が素直にトモエに『ありがとう』と言うシーンにも,親子の優しさと思いやりが溢れてきてジンときた。

そう,どれもよくあるプロットなのだが,豪華なキャスト,味のある役者が丁寧に演じて,それをまた丁寧に描いているので,見応えもあり,素直に感動できるのである。本当に温かい作品だと思う。

しかし,ふと疑問に思った。これは,『昔はこんな良き時代があったんだよ』ということを懐かしむ作品なのか。それとも,『今も変わらずそういう人情が日本人の中に生きている』ということを再認識するための作品なのか。できれば,他のほとんどの鑑賞者の感想は後者であってほしいなあ,と願いたい。

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2005.11.29

リーグ戦,対神戸戦,3-2

去年に続き,神戸ウィングに遠征。今年はゴール裏の紫が多く感じる。広島からバス4台でやって来てたとか。僕はいつものごとくバックスタンドアウェイ寄りに座って観戦。僕の周りもレプユニとか紫の格好をした人が多い。神戸はJ2降格が決まっているので,消化試合っぽいが,ウチはそうであってはならない。あと2つ,勝つしかない。絶対に負けられない戦いなのだ。

しかし,いきなりスタメン発表で萎える。この試合も大木をFWに使っている。大木のスタメンはもういいよ。お願いだから他のFW使ってくれ。なぜ俊を使わん。この辺の小野采配はいつまで経っても理解できない。

前半序盤,いつものように中盤まではボールを持てるのだが,FWへのくさびのパスが入らない。FWのところで相変わらずボールを失うシーンが繰り返される。よってシュートまでいけない。ポゼッションできてるのに攻めきれない,いつものパターン。この日の桑田は守備は悪くはなかったが,全くリンクマンとしての働きができてなかった。前線でタメが作りたいが,その役割を果たすべき,大木と桑田の出来がこれではなあ。神戸の中盤があまりガツガツ来ないので助かっている。そんな中,この日はカズが積極的に前に上がって組み立てようとするが,やはり前線で起点が作れない。30分前後には神戸の圧力に押されて,全体的に下がり気味になり,危ない予感が漂う。そんな中,駒野FK,神戸GK徳重が弾いたところ,左から折り返し中央へ。そのボールを寿人がヘッドでゴール,先制。悪い流れになりつつあっただけに,このゴールは助かった。これで落ち着き,今度はコウタ・駒野の両サイドが高く位置取りし,2バックのようになり,両サイドが積極的に攻撃参加し攻撃的になる。しかし,40分,神戸左サイドからの単純なクロスを上げられ,ゴール中央で待っていた栗原にヘッドを許し,ゴールを奪われる。守備軽すぎ。集中の欠けた一瞬の隙を突かれ,最近のウチの悪いところがモロに出た場面での失点。この日も厳しい試合になると覚悟を決める。前半終了,1-1。ポゼッションは7:3で取っており,この試合は勝たなければならない。俊のカードをいつ切るかが勝負を分けるような気がした。

後半,今度は一転して神戸にボールを回される。中盤のチェックが甘い。9分,神戸に攻め込まれ,中央にボールが入ったところ,ジニがトラップミスしたところに,残っていた北本が走り込んでシュートを決められ,逆転を許す。1-2。これもミス。守備が軽すぎる。13分,桑田に替わり,俊。大木がトップ下に下がり,寿人と俊の2トップへ。16分,ジニが負傷,担架で運ばれる。ベットとハンジェ,パスミスが多い。19分,ジニがダメ,西河に交代。20分経過,サンフ,神戸にポゼッション許し,苦しい展開。逆転を許し,このまま崩れていくのか。しかし,今日は駒野が積極的に攻め上がり,コウタもキレている。なんとかサイドから活路を見出したい。しかし,今日は俊が全然ボールに触れない。もっと簡単に俊に預けてもいいのに。28分,駒野からのクロス,寿人に合って,寿人がトラップしてシュート,ゴールで同点。押されていた展開で寿人が決定的な仕事をしてくれた。29分,大木に替わり,ガウボン。俊がトップ下に入る。30分,神戸,栗原に替わり,北野。FWを投入して勝負に来た。33分,中央ベットからスルーパス,ガウボンがシュート放つもGK正面。後半,この時点でポゼッション五分五分。どちらに転ぶか,トップ下の出来に関わる。33分,カウンターから俊が中央へスルーパス,ガウボンが合わせたところに寿人が飛び込むも,惜しくも合わず。この後も両チーム攻め合うも,決定機には繋がらず。神戸にシュートを撃たれるシーンがあったが,アキがストップする。ロスタイム突入。中央ベット?からのパス,左サイド全くのフリーのコウタへ。コウタ,落ち着いてクロスを上げた先にファーから飛び込んできたのは寿人!ヘッドで合わせ,逆転弾をぶち込む。勝ち越し。寿人,今季2度目のハットトリック達成!このままタイムアップ。後半,五分五分の苦しい展開になるも,寿人のスーパーな活躍により,勝利を納める。早めの選手交代が功を奏した格好。

絶対に負けられない戦いを一人のリアルストライカーが救った。寿人は凄い。そのパフォーマンスだけでなく,ピッチの外の言動も常に前向きで向上心旺盛,サポーターへの感謝の念も忘れない。人間的にも素晴らしいヤツだ。久保を失ってから,久しく感じなかった観る者に感動を与えてくれる選手だ。僕は今日から彼を誇りに思い,こう呼ぶことにする。『サンフレッチェのエースFWは佐藤寿人だ』と。そして,サンフのエースFWとは日本代表のエースFWの系譜。これで,単独での勝負にもっと強くなれば,本当に代表のFW狙える。この日で大黒を抜いて『日本人得点王』となったわけだが,寿人はそれに満足はしていない。天皇杯も大爆発してもらって,是非とも代表のFW争いに食い込んでほしい。今の『11番』も寿人に似合っているが,『10番』を付けてほしいとも思う。『10番』もサンフレッチェのエースFWの系譜なのだから。(俊とどっちが10番付けてほしいか,サポには難しいところだ)

ジニの怪我が全治3週間というのは痛い。恐らく天皇杯も厳しいかもしれない。しかし,西河も4バックでも安定してきた。ここは西河の頑張りに期待したい。あと,もちろん小村にも。ここが限界でないところを僕達に見せてほしい。最終節は無失点を狙おう。

問題は中盤の構成だな。タメが作れて,ボールを散らせるトップ下。ああ,浩司がいればなあ。カズを上げるというのも手だが,カズ以上にバランス感覚に長けたボランチは他にはいないので,一気に守備が崩壊してしまう危険性がある。最終節はどうしても勝ってほしい。若手の台頭を望みたいが,両方の願いを叶えることは難しい。桑田も随分良くなったのだが,まだ自分でゲームメイクできる域にはいない。勝ちながら成長していかなければならない。ひとつひとつ勝っていくこと。そして,本当の『自分達のサッカー』を見つけること。その先にあるのは,元旦の国立。天皇杯のファイナリストとしてピッチに立ち,今度こそ天皇杯をスタンドの僕等に向かって掲げてほしい。

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2005.11.27

今日の神戸ウィング

また大木がFWでスタメン。今日も胃の痛い試合になりそう。勝ってほしいけど…。観戦記は明日に。

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2005.11.24

リーグ戦,対柏戦,0-0

もちろん映像で見たは速報Jのだけだが,そこでもレイソルが押し気味のようにコメントしていた。いつも立ち寄るサイトを覘いてみると,やはり直接生観戦した感想はブーイングものだったようで,勝てない(特にホームで)状況にホームサポのフラストレーションはリミットに達しているのかもしれない。

しかし,小野監督の来季の続投も決定した。僕達は,彼らのサッカーを信じて,来季もサポートするしかないのだ。ルーキー達を批判するのは容易い。が,彼らの成長している姿も確かに感じるのではないか。それは希望の芽ではないか。もちろん,それがテストに終わってはいけない。勝利を目指して120%の力を振り絞りファイトすることを彼らには要求する。何度も言うが,彼らには試合に出たり,ベンチメンバーに選ばれることが目的だとは考えてほしくない。プロは,観客の前で『勝ってなんぼ』の世界である。それを肝に銘じて,あと2試合は全て勝つつもりで挑戦してほしい。

『戦うサンフ』を観るために,ラスト2,神戸・広島と遠征する。絶対に勝て。

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2005.11.22

私の頭の中の消しゴム

新宿ジョイシネマ1。イ・ジェハン監督。チョン・ウソン,ソン・イェジン主演。

建設会社の社長令嬢にして将来有望な服飾デザイナーのスジン(ソンイェジン)には忘れっぽい癖があった。ある日,不倫の恋に破れ,荒んだ気持ちのまま立ち寄ったコンビ二でコーラを買うが,うっかりレジに忘れてきてしまった。コンビ二に戻ると若い男が同じコーラを買って出てくるところだった。自分のコーラを横取りされたと思い,そのコーラを男から取り上げて飲み干すスジンだが,男が去った後,自分のコーラは店員が取っておいてくれたことに気付く。そして月日は流れ,彼女は仕事の関係で,父から部下で内装を担当する大工を紹介されるが,驚くことにその男はコンビニにあの男だった。彼はチョルス(チョン・ウソン)といった。運命の再会を果たした二人が恋に落ちるには時間がかからなかった。やがて二人は結婚するが,物忘れが酷くなり病院に行ったスジンは,『若年性アルツハイマー症』と宣告される…。

この作品は良心の塊みたいな作品だ。悪い人は一人も出てこないし,主人公二人はやや自己主張気味だが,相手を思いやる気持ちは何よりも強い。主演の二人がオーバーリアクションではなく,力の抜けた自然体の演技が好感が持てた。ソン・イェジンも可愛らしくてとても良かったのだけれど,男としては,チョン・ウソン演じるチョルスの大人の男っぽさと大きな優しさに感動,しびれた~。これぞ男の鑑と言えるだろう。

スジンの病状が酷くなって日常生活も出来なくなり,それでもチョルスが懸命に介護するあたりから,館内のあちこちからすすり泣く声が聞こえる(僕は泣かなかったけれど)。病気から逃げたりしたところでオチをつけたりせず,ちゃんと彼女のこれからの人生が分かるエンディングにしたのがよい。チョルスの顔を忘れないように,スジンが毎日書く似顔絵がだんだんぼやけていくのを目の当たりにしたチョルスの切なさには,僕もうるっと来た。彼女の行く先を見せておいて,そこにあのラストで思い出のコンビニを持ってくるところが良いアイデア。チョルスの最後のどうしても言えなかった言葉をスジンに伝える本当のラストシーンでは,ひょっとしてこれってハッピーエンド?と勘違いしてしまいそうな爽やかな感動を生む。その先にスジンが全てを忘れ去ってしまっても,チョルスがスジンのことを愛している限り,二人の愛は終わらないということか。チョルスの溢れるような愛情に感動。ホント,どうやったらそんな格好いい男になれるのか,教えてほしい。勉強になったよ。

プロット自体はシンプルで優しいタッチで描かれているので万人に受け入れ易い。涙ぼろぼろこぼれる大感動作ではないが,カップルで鑑賞後に気持ち的に盛り上がるにはうってつけの作品だろう。真にカップルにお薦めの作品だ。あと,僕みたいにいい歳になっても彼女もいない独身男に何が足りないかを教えてくれる貴重な教科書でもある。お薦めの1本だ。

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2005.11.21

春の雪

新宿グランドオデヲン座。行定勲監督。妻夫木聡,竹内結子主演。

時は大正初期。侯爵家の一人息子の清顕(妻夫木聡)と幼馴染の伯爵家の一人娘の聡子(竹内結子)は幼い頃からお互いのことを恋い慕っていたが,年月が過ぎ,青年になった清顕は,昔と変わらぬ恋心を秘める聡子を意識的にはぐらかし,自分の気持ちに素直に振舞えない。そんな時,宮家の王子と聡子の縁談の話が家同士の間で進み,聡子は必死に清顕からの求愛を願うが,清顕はわざと聡子を突き放し,天皇からの勅許も出てしまい,聡子の縁談が決まってしまう。しかし,そうなって初めて自分の本当の気持ちに気付く清顕。溢れ出る聡子への想いを聡子に求愛し,清顕と聡子はお互いの身体を重ね合い,激しく求め愛し合う。許されない逢瀬を重ねる二人だったが…。

まず,この作品は2時間30分もある堂々とした大作であったが,観ている途中で退屈になり時計を見るようなことはなかった。ちゃんと自分はその世界観に引きずりこまれていた。そういう意味では,見応えのある作品だったのかもしれない。現に,大正時代の雰囲気をスクリーン上で見事に再現。凝ったセット・美術,時代考証を重ねた衣装,考え抜かれたフレームワークとカット割り。本当に細かいところまで手が行き届いていている。日本の四季をバックにした画が抜群に美しい。この作りの細やかさには本当に感心した。

が,しかし,その入魂でこしらえた器の具となるべき,役者に華がないのだ。妻夫木聡の演じた清顕は元々人間的に未熟な設定だが,彼が演じると未熟を通り越して子供っぽくしか見えないので,全く感情移入ができない。聡子を駄々っ子のように欲しがる姿は幼稚としか思えない。それを受け入れる聡子も,内に秘めた激しい愛情のようなものを持っているはずなのだが,それが全く竹内結子の演技からは読み取れない。単に清顕に身体を預けているだけ?って感じてしまう。二人が大きな障害を越えても,逢瀬を重ね,愛し合う場面こそ,単なるラブシーンを越えて,二人の純愛を表現する最重要な場面だと理解しているが,それが単なる形だけのラブシーンに終わってしまっているのが本当に残念だ。全く艶やかさがない。これが竹内結子のキャスティングでは制約の限界(ヌードはNG)なのかもしれないが,最大の見せ場がこれでは,僕は不勉強で原作は未読だが,三島由紀夫も浮かばれないことだろう。竹内結子が大正の女性に見えなかったのも,マイナスな点だろう。あえてそういう演出したのだろうが,他の作りが徹底的に大正に拘っているだけに,彼女が浮いてしまった印象を受けた。ラストでああいう結末を聡子が選ぶなら,それまでに聡子側からの心情表現ももっとあっても良かったかもしれない。妻夫木聡も竹内結子も精一杯の演技をしたが,あとひとつの大きな壁を二人とも突き抜けることができなかったのだと思う。もっと演技の幅を広げることが必要だ。主役の二人がそこまでの演技しかできなかったことが,ここまで丁寧な映像を作り上げた行定勲監督の最大の誤算だろうか。まあ,このキャスティングだから客が呼べるわけで,痛し痒しだが。行定監督が丁寧な画を作り込む才能はあることは分かったので,あとは脚本が今ひとつだったのがマイナス要因かと。そういう意味では惜しい作品だった。

最後に,この作品の雰囲気に宇多田ヒカルのエンディング曲はマッチしてなかったと思う。かなり大ハズレ。

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2005.11.20

リーグ戦,対横浜戦,1-3

まだまだ試運転中の久保一人にやられた。久保は運動量も裏への飛び出しも少なかったが,ポイントポイントでミスをせず決定的な仕事をし,それがマリノスの得点に繋がった。サンフは,中盤の激しい競り合いからお互いが主導権を握りきれなかった序盤で,駒野のFKから先制というラッキーさを活かせず,軽率なプレイから同点とされてしまう。田中のなんでもないアバウトなクロスに西河は久保をフリーにしてしまい,久保らしい高い打点からヘディングシュートを食らう。あそこでフリーを許すか。ここであわてずに落ち着きたかったが,小村?がパスミス。これを久保がカットし,中央へ走り込んだグラウに落ち着いてパス。グラウ,難なくシュートを決める。逆転。守備が軽率すぎる。あっさりとミスから逆転を食らったのは痛かった。これで,サンフのテンションが一気に下がる。めっきりと運動量が落ち,攻守の切り替えが遅くなってきた。中盤でボールの落ち着けどころがない。一誠は空回り気味だし,大木は上野のマリノスDF陣に完全に寸断されている。一誠が効いてないので,コウタも活きない。右サイドも,駒野はドゥトラ番で精一杯でなかなか攻め上がれない。もっと両サイドを使って揺さぶりをかけたいのだが。マリノスでは,マグロンとドゥトラが効いている。特にマグロンは攻守の要所に顔を出し,シンプルにボールを捌いてチャンスメイクしている。32分にも,久保とグラウコンビで完全に崩され,グラウに枠内シュートを浴びるも,昭大が横っ飛びでスーパーセーブで失点を防いでいる。サンフ,2失点目から完全に自分達のサッカーができなくなっている。中盤で組み立てて,両サイドに展開する攻めができない。大木が消えているのが痛い。FWに全くボールが供給できない。寿人がかなりワイドな動きでボールを引き出そうと動き回っているが,そこまでボールが届かない。ガウボンはハイボールで競り負け,起点になれない。単独でドリブルで切り込んではボールを失う場面が目立つ。37分,右サイドFK,駒野が蹴ったボールをカズがヘッドで合わせゴールかと思われたが,判定はオフサイド。あそこで同点に追いついていれば…惜しいプレイだった。40分経過,サンフ,脚が止まっている。もっと全員で動かないとダメだ。41分,マリノスのカウンターから久保がドリブルでPA侵入,カズが倒してファールを取られ,PK献上。これも微妙な判定だったが,このPKをグラウが難なく決める。1-3。決定的な3失点目を献上してしまう。このまま前半終了。

両サイドが全く攻撃参加できていないので,ここは4バックは捨て,吉弘を入れて3バックにして,両翼を1列上げたい。あと,大木が効いていないので,これを誰かと替えたいが…。俊にトップ下をやらせても面白いと思うが小野監督は俊をトップ下で使いたがらない。

後半,やはりメンバー交代なし。この時点で,『この試合を絶対逆転して勝つ』という強い気持ちでピッチにいた選手がどれだけいたのだろうか。ここで新しい選手を投入できなかったことで勝負が決まったような気がしてならない。17分に,一誠に替えて俊,ガウボンに替えて桑田。やはり俊が入るとタメが作れるので,全体的な押し上げができる。とにかく勝負する姿勢が何よりも欲しいので逞しい。ドリブルで3人抜きしようなんて強気の発想を今のウチの他の選手がするか。マリノスも単発でしかチャンスを作れなくなり,ややサンフが押し返すも,やはりFWがシュートまでいけない。31分,駒野からのクロス,中央で落としたボールを寿人がシュートもゴール左に外れる。31分,久保が大島と交代。3得点全てに絡み,存在感を披露。これでまだコンディションが万全でないとは。この試合を視察に来たジーコはさぞや満足したことだろう。絶対的なFWの怖さ。寿人を得て,ウチも決定力のあるFWを手に入れたと思っていたが,やはり現時点では久保は寿人と格が違う。屈辱的ではあるが,認めざるをえない現実。36分,山瀬に替わり,奥。37分,ハンジェに替わり,茂原。交代が遅い。40分,上野に替わり,那須。40分を過ぎてから,俊にボールが回らなくなる。ロスタイム3分。最後にCKのチャンスもあるも,GKにキャッチされ万事休す。このまま試合終了。終盤は何もできずに完敗。

自分達のストロングポイント,見失っている。上手く両サイドをマリノスに消されたと言うべきか。大木を上野がきっちりマークし,仕事をさせなかった。山瀬はそれほど効果的に機能したとは言いがたかったが,中盤勝負で負けていたのだから,彼も効いていたのだろうか。カズが本当にいろんなバリエーションのパスを両サイドに散らして形を作ろうとするのだが,如何せん後ろ過ぎる。トップ下がもっと仕事をしなければダメだ。大木を90分近く使わなければいけない現状は厳しい。ジニのいない4バックは,久保一人にやられた感はあるが,前半は集中力に欠けていたと言わざるをえない。特に前半の終盤はかなりヤバかった。後半よく集中力を取り戻して,無失点で切り抜けたと思う。昭大のスーパーセーブも2度ほどあった。しかし,今日も3失点している。どれも軽率なミスから。その辺りを高めていってほしい。残り3戦,下位チームとの対戦が続く。8位の座も危うくなってきた。これ以上,下に落ちるわけにはいかない。ここでしっかりと勝ち点3を取って,ひとつでも上の順位を目指してほしいと思う。プロならば,プロらしい試合を観せてくれ。今日は,点差ほど一方的にやられたわけではない。何が勝敗を分けているのか,選手達にはもっとよく考えてほしい。あと,監督に,もっと積極的な選手交代を望む。ガウボンにこだわる必要はないと思うが,いかがか。

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2005.11.18

親善試合,日本対アンゴラ,1-0

すいません。今週入ってずっと風邪気味で,水曜から本格的にこじらせてしまい,水・木と会社休んで寝込んでました。ので,駒野の晴れ姿も,最初の20分くらいしか観れてません。他のサイト覘いてみると,90分で観れば及第点といったところでしょうか。でも,及第点じゃダメなんですよね。加地を圧倒的に凌駕しなければいけないのに。今回も持ち味の高精度クロスはお披露目できなかった模様。さて,次回のチャンスはあるのか。3バックでも4バックでもそつなくこなしたということは,スタメンを問題外とすれば,W杯最終メンバー入りには大きな一歩となったのではないだろうか。

あとFWもテコ入れ必要やね。久保のコンディションがベストに戻ったら,久保を軸にFWの組み合わせを考えるべき。今の代表には突出した強力なFWが必要。久保のコンディションが戻らない時は,グループリーグ突破がかなり難しくなるだろう。とにかく,ヒデ・俊輔・小野・久保の組み合わせを早く観たいものだ。

さて,明日はゆっくり休養を取って(一応,再検査に病院も行くのですが),日曜の『サンフ対久保』を堪能してきます。久保らしい一発を食らいながらも,寿人・俊のアベックゴールで2-1でサンフ勝利,という絵を描いたが,結果はいかに。

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2005.11.14

リーグ戦,対大分戦,0-4

寿人のコメントにガックシ。
この期に及んで『自覚のない者』がピッチにいるということですか?それは誰?君達の目標は何?試合に出ること?そこで完結してない?違うでしょ,ちゃんと目標があったでしょ。『優勝争いをする』っていう明確な目標が。試合に出れるだけで満足なヤツなんていらん。そこんとこ来週までに猛反省して来週関東に帰ってこい。寿人のこの言葉でチームがバラバラにならないことを切に願う。今こそ小野監督の手腕の見せ所だぞ。

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2005.11.10

蝉しぐれ

品川プリンスシネマ。黒土三男監督。市川染五郎主演。(すいません,『せみ』の字がでませんでした)

下級武士である父を尊敬する少年・文四郎(市川染五郎)は,剣術に励むかたわら,隣家の幼馴染ふくと二人の友人達と仲睦ましく暮らしていた。しかし,父が藩内の権力抗争に巻き込まれ,切腹を言い渡される。父の遺体を大八車に積んで家に戻ろうとする文四郎だが,途中の坂道を一人では越えられなくなってしまう。そこに現れたのは,ふくだった。二人は泣きながら,大八車を引いて坂を越えていくのだった。そんなふくが江戸屋敷の奥に勤めることになり,二人に別れの時が来る。お互いの想いを伝えられないまま,離れ離れとなった二人。月日は過ぎて,青年になった文四郎は,ふくが殿の側室となり,故郷に戻り出産したという話を聞く。やがて二人は運命の再会をすることになるのだが…。

藤沢周平原作の映画化である。山田洋次監督に先行して映画化された同じ藤沢周平作品とどうしても比べてしまう(と言っても,僕は『隠し剣鬼の爪』しか観てないが)。同じ山形の小藩という設定なのに,黒土監督版では,演者は方言を使わない。その分,観やすいのは確かだが,山田監督版を先に知ると何か違和感を感じる。だが,それは,作品の本筋には全く影響を与えていない。市川染五郎も木村佳乃も方言を使わない方が役にマッチしていると思う。特に最後の絡み(ここが一番の見所)で,二人が台詞の上でお互いの気持ちを確認しあう場面においては,この台詞の一言一言が胸に突き刺さってくるので,素直に感動できるためにも,方言でなかった方が良かったと思う。

とても丁寧に撮られた作品だと思う。日本の四季の美しさを丁寧に表現している。人物の描き方も奥行きがある。しかし,敵役の家老のキャラが立ってなくて勧善懲悪感が今ひとつだったのが惜しいところ。また,見せ場のひとつである,文四郎の欅御殿での攻防では,人一人切り倒す度に,刀を取り替えるという設定の細やかさ(真剣で人を切ると刃こぼれと血のりで,もうその刀は使い物にならなくなる,というのが本当の姿)が迫力と緊迫感を増徴している。しかし,剣の達人のはずの文四郎にしては,市川染五郎の殺陣は今ひとつ達人には見えなかったが,命を懸けているという恐怖感は出ていたと思う。

この作品は,前述の少年時代の坂道のシーンと,ラストの最後に二人が絡むシーンが全てだな。とにかくお互いの台詞がいい。『忘れようと,忘れ果てようとしても,忘れられるものではございません』…視線は合わさずとも,何とも言えない思い入れ深い表情の市川染五郎の演技とそれを受け止める美しい佇まいの木村佳乃がこの映画に合格点を与えてもいいと思えた。奇をてらった演出もなく,正統派で作りこまれた格調高い時代劇の佳作である。もう少しプロットに重みがあれば,もっと感動も増しただろうが,2時間の枠ではこれがいっぱいのところだろうと思う。市川染五郎と木村佳乃に違和感を感じる人もいるだろう。そういう人にとっては,平均点以上の作品にはならないとも感じる。僕はこういうしっとりとした出来栄えを静かに味わう邦画もたまにはあってもよいと思うのだが,いかがか。

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2005.11.08

SAW2

新宿アカデミー。ダーレン・リン・バウズマン監督。ダニー・ウォルバーグ他出演。

刑事のエリックは,同僚の女刑事ケリーに呼び出され,殺人現場に向かう。そこには奇怪な器具を頭に装着され,惨殺された死体が転がっていた。その殺し方はどうやらあの連続猟奇殺人犯の『ジグソウ』の仕業らしい。エリックはジグソウが残したメッセージからジグソウのアジトの場所を知る。アジトに急行すると,そこにはジグソウがいて,拍子抜けするくらい簡単にジグソウを確保できてしまう。しかし,アジトのモニターには,新たなるジグソウの8人の囚人達が新たなゲームに臨んでいる姿が映し出されていた。なんとそこには,エリックの息子のダニエルがいた。驚愕するエリックは,息子を助けようと必死にジグソウに詰め寄っていく。タイムリミットは2時間。エリックは息子を死の危機から救えるのか…。

僕はホラー・スリラーの類がとても苦手で,普段は絶対観にいかないのだが,去年の今頃はどの映画を観ても素直に感動できない状態に陥っていたので,ショック療法として,観にいったのが,この前作『SAW』。『ソリッドシュチュエーションスリラー』と名付けられたその作品の怖さは通常のスリラーとは一線を画し,サスペンスのテイストも含まれ,恐怖と共に謎解きをしながら物語を追っていくという斬新な感覚が新鮮に感じた。特にラスト3分間での驚愕のどんでん返しには絶句するしかなく,あまりの奇想天外な発想に拍手すらしたい気分になった。そんな作品の1年も経たないうちでのPART2の公開である。『PART2に良作なし』の通説を覆すことができるのか,が最大の関心事。

で,感想。その独特のテイストと怖さと緊張感は『2』でも健在であった。だが,ジグソウがあまりにもあっさり捕まってしまったため,ジグソウとは違う人物が真の犯人であろうことはこの時点でぼんやりと観えてしまった。もちろん,それが誰であるかは分からないのだけれど。囚人が8人に増えたことには,賛否両論あるだろう。いろんな仕掛けで,人の弱い部分からじんわりと死に追いやっていくパターンが多く観れるのは,それなりに怖いシーンが増えるので効果的だが,恐怖の密度で言うと,前作の二人に限定されていた方が怖かったように思う。それに,ジグソウの手口を知っているだけに,『そう動いちゃやばいやろ』とスクリーンを見ながら突っ込む自分がいて,こういうのは,次に何があるか全く想像つかなかった前作の方が緊迫感があった。とは,いいながらも,本作でも第一級のスリラーの感覚は存分に発揮できていた。前作があまりもの先鋭すぎたから仕方ない。

やっぱりラスト3分(5分か)で驚愕のどんでん返しがある。そう来たか,という感じ。またやられた,という悔しさ。ジグソウが真の犯人でないことは分かっていながら,やはり真犯人を見つけることができなかった。これで真犯人が分かった人はかなり鋭い推理力があると言えるだろう。

(最後に少しだけ,ネタバレ)

ラストシーンで,前作の舞台となったバスルームを持ってきたのはなかなかのアイデアだったと思う。あそこでまた物語が終わり,一人の男にやがて死が訪れる…。その死には,やはり原因があった…。何もかもがジグソウと真犯人の思惑通りの展開に事が運んだということだ。前作ほどの斬新さはなかったが,なかなか面白い作品とは言える。前作を観てない方はDVDで予習してから観にいった方が無難だな。

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2005.11.07

この胸いっぱいの愛を

シネフロント。塩田明彦監督。伊藤英明,ミムラ主演。

2006年,30歳の比呂志(伊藤英明)は出張で,小学校時代を過ごした思い出の街・門司を訪れる。懐かしさに浸る比呂志の前にひとりの少年が飛び出してくる。その少年を見て驚く比呂志。それは『20年前の自分=ヒロ』だった。彼は自分が20年前にタイムスリップしたことに気付く。彼にはひとつ心残りの思い出があった。それは,近所に住んでいた『和美寝姉ちゃん(ミムラ)』のことだった。ヒロの友達だった和美は難病にかかっていたが,手術を拒否し,まもなく亡くなってしまったのだった。そんな比呂志の前に和美姉ちゃんが現れる。比呂志は和美姉ちゃんの命を救おうと決意する。

『黄泉がえり』のスタッフが二匹目のドジョウを狙った作品。『黄泉がえり』は,確かにバカ正直なくらい純粋な男を,いかにも人柄の良さそうな草なぎ剛が等身大で素で演じたため,それが思い人役の竹内結子の清純さと上手く融合され,少し甘酸っぱいラブストーリーに仕上がっていて,それが観た者に期待以上に爽やかな感動を呼び起こし,スマッシュヒットになったわけだ。今回もそのテイストを引き継いでおり,大好きな『和美姉ちゃん』を救おうという純粋な気持ち一本で,ヴァイオリンを弾けなくなり,病気の恐怖に犯され,半ば人生を諦めている和美にぶつかっていく。その必死さ,和美の人生を変えたいという直向さには素直に感情移入できる。ミムラも,今までの役にない,影を背負ったどちらかというと男っぽい性格の和美を好演。この作品で最大の発見は,いつもニコニコ笑顔の印象が強いミムラにこういう演技ができるのだということ。あの深みのある『目』が物凄く良かったし,印象的だった。彼女はこの役を経験して,演技の幅が広がったんじゃないかな。彼女のチャレンジは成功したと感じる。

しかし,肝心の物語の方は,プロットが薄っぺらで,全く重みがない。せっかく『生と死』の狭間に生きる人々の心情を語る話を描いているのに,その命に全く重みがないのだ。上っ面だけで,『感動させよう』,『泣かしてやろう』というのがミエミエで,その手には乗らないぞ,と逆に構えてしまう。それに,比呂志と和美のエピソード以外に,同じ飛行機に同乗していた3人のエピソードを加えたのも,そのプロットがペラペラで全く感動できない。逆にごちゃごちゃしてしまって,比呂志と和美のエピソード一本に絞った方がずっと良かったと思う。

(以下,ネタバレ)

比呂志の心の訴えは,和美を生の世界へと引き戻し,彼女は障害が残る恐れの高い手術を受けてでも生きようと決心する。そして,30年後の和美がラストで描かれ,彼女は障害で自由の利かない右手でも,必死でヴァイオリンを弾いて生活する姿。それは2006年,比呂志が門司へ向かう飛行機事故で亡くなったことを知った和美は未来から来た比呂志の想いの全てを理解し,比呂志の分も再び強く生きていこうと誓う…というラスト。これ,どうなんでしょう。和美の人生を変えたなら,比呂志の人生も変わってもよいはず。比呂志も飛行機事故を回避して,和美と結ばれる,というラストの方が万人に受け入れ易いし,素直に感動できると思う。それは,夢の世界で果たされるというのが,この映画のラストシーンであるのだが…。どう思いますか?ちなみに,帰りに本屋で原作本のラスト数ページを流し読みしてみると,ちゃんと比呂志が和美にプロポーズ?しているシーンで終わっている。やはりこっちのエンディングの方が良かったなあ。

ぐぐっと感動させてくれる作品と期待していただけに,このハズレ感は大きい。『愛』って言葉を安直に題名に使ってほしくないなあ。

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2005.11.06

ステルス

新宿プラザ。ロブ・コーエン監督。ジョシュ・ルーカス主演。

アメリカ海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトに選ばれたベンを初めとする3人のエリートパイロット。彼らは最新のステルス戦闘機・タロンを操縦し,空母エイブラハム・リンカーンに乗艦することになった。彼らを指揮し,このプロジェクトを立案したカミングス大佐からチームに新たな仲間が加わることを告げられる。困惑する3人。空母に現れたそのパイロットとは,最新鋭の人工知能が操縦する無人ステルス戦闘機・エディだった…。

アホな映画である。人工知能が自我に目覚め暴走するプロットはありきたりのもの。見せ場は,ステルス機が,山間を縫うようにハイスピードでドッグファイトするCGメイクのシーンだけ。他には何の感動も与えない。こんなのゲーム好きの人なら,日常でバーチャル体験しているので,それほど凄いとも思わないのではないだろうか。

(以下,ネタバレ)

暴走したエディを追跡するうちに,ベンは仲間のヘンリーを失い,また,愛するカーラは北朝鮮領地で緊急脱出したまま行方不明になってしまう。このカーラを助けに行くベンに,なんと暴走化したエディが同調するのだ。何のためのドッグファイトだったのか。それまでの展開を帳消しにする驚愕の展開に呆れていたところに,更なる追い討ちが。北朝鮮から38度線を越えて韓国に逃げようとするカーラが北朝鮮の追っ手に迫られ,韓国側からも砲撃を受ける最大のピンチのシーンで,ベンはなんと両国陣営にミサイルを撃ち込むのである。オマエ,愛する女のために戦争を引き起こす気か。オマエがやってることは,戦争の引き金を引いてることになるんだぞ。むちゃくちゃなプロット。よくこんなの映画化できたな。いろんな意味で恐るべし,ハリウッド。この映画を観て最も恐ろしいのは人工知能の暴走化等ではなくて,ベンやカミングス大佐のように,殺人兵器を自由に操ることができる地位のある人間の利己的な目的のための反逆や暴走の方がよっぽど怖いということ。こういう人間が各国の軍隊にいてもおかしくない。つまり,我々は戦争の恐怖に常に隣り合わせでいるということ。この映画はその警鐘なのか。いや,そんな意図は作り手にはなかっただろう。あくまで,出来上がった作品の副産物的なメッセージの方が実は重大なことだったりする。そういうことだろう。こういう戦争をちゃかした作品はよくない。だから,アホな映画だと感じた次第。観にいって損した。

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2005.11.05

浩司,天皇杯で復帰を宣言!

浩司の日記

天皇杯で浩司を観たい。この言葉を信じて,今年は元旦まで東京にいるつもり。実際,帰省の航空券買ってないし。来いよ,元旦の国立まで。それを信じてリハビリの日々に東京から応援する。.

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2005.11.04

天皇杯4回戦,対水戸戦,3-1

映像が…全くない。本当,ニュースソースは携帯公式サイトとせとさんのDiaryの記事のみ。エルゴラなんぞは,試合結果の一行で終わっとる(爆)。コウタと茂原のポジションチェンジした攻めとか,カズの寿人へのスルーパスだとか,中尾の広ビが湧いたという驚異のロングスローとか…観たかったよぉ~。準決勝まで勝ちあがってきたら,遠征に行くことにしよう(まだ会場は未定。でも,西日本でしょ。)。相手は,ガンバ?それともジェフ?今度は勝たせてもらいますぜ。

同じ4回戦で,マリノスは仙台と対戦。先週のリーグ戦に続き,久保が先発出場。2得点の大爆発。1年2ケ月ぶりのゴールとか。素晴らしい。祝・久保復活。これで,アウェイ・マリノス戦観戦の楽しみが増えた。躍動するドラゴンをこの目で観たい。もう怪我でリタイアするなよ。でも,試合は2-1で,久保に先制許すも,サンフが寿人・俊のアベックゴールで勝利,という展開を希望。サンフの勝利と久保のゴール,どっちが観たい?ってのは,久保マニアにとっては究極の選択だなあ。

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2005.11.03

フィオレンティーナが寿人獲り?

スポニチの記事を観て思うのだが,寿人には確かにFWとしての天賦の才能がある。しかし,現時点では,スーパーなFWではない。欧州のクラブのFW達は,皆スーパーなものを持っている。今のままではスタメンは張れないだろう。確かに,『ツボに入った時』の寿人はスーパーだが,そこに入らないとゲームから消えてしまう。自らの力で局面打開できるスーパーさは,まだ寿人にはない。だが,次第にJ1のレベルを吸収し,今ではサンフでは欠かすことのできないエースFWである。あとは実績を残すのみ。外国人を押しのけてJ1得点王を獲得するくらいのスーパーさを身につけた時こそ,海外へステップアップすべき。覚醒の予感はある。あとは本人の努力でそれを実現させるのみ。日々勝負だぞ,寿人。

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2005.11.01

HFM『GOA~L』に浩司生出演

今日の広島FMの『GOA~L』は,ネットで動画配信という企画で,ゲストは浩司。朝,せとさんのDiaryで知って,早く帰宅した。リハビリ中で,ようやく歩けるようになったとのこと。浩司の生声を東京の地で聞けるとは…素直に文明進化に感謝,そして感動。しかし,僕のネット環境では,途中で回線が何度も落ちて,最後の挨拶も後半は聞けなかったのだが。元気そうで何より。現在,引越し先のマンションを物色中とのこと。ひょっとして,結婚後の新居ですか?本人は,『来年は…』と繰り返してたが,元旦の国立で待っているよ(真面目に,だから正月帰省の航空券は買っていない)。リハビリは辛いと思うが,今サンフに足りないものを浩司は持っている。頑張れ,浩司!

(それにしても,あのジャージ姿は私服なのか。ちゃんと背中にでっかく7番と入っていたが…もうちょっとお洒落になりましょう)

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