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2006.05.17

ナビスコ杯対清水戦,0-1

仕事で今日の観戦は無理だ,と諦めていたところ,思いがけず早くに上司が帰宅し,これラッキーって感じで広スタに車すっ飛ばして向かう。今日も雨だ。なんか今年は雨の試合が多いな。

今日のスタメンは日曜の試合から,右WBにハンジェが入り,浩司に代わり,ウェズレイがFWに入る。初めはウェズレイがトップ下の3-5-2かと思ったが,今日は,寿人・上野と頻繁にポジションチェンジを繰り返す3トップだった。3-4-3か。両WBは上がり目。やはり浩司はベンチだ。

しかし,昨日からの雨でピッチ上は水をかなり含んでおり,選手が走るだけで凄い水しぶきがあがるし,ボールも走らず止まってしまう。こりゃロングボールの蹴り合いのつまらん試合になるに違いないと予想するも,その予想は裏切られる。あんなに『縦ポン』サッカーに徹していたサンフの選手達が,ピッチの影響でボールが扱いにくいが故に,逆に丁寧にパスを繋ぐようになったのだ。さすがにピッチの状態が悪いので,思い通りのパスワークまでには至らないが,短いパスを確実に通そうとする選手達の思いが,予想外の丁寧で繊細なボール扱いになる。ボールが予想外の動きをするので,相手との球際での競り合いの迫力も十分で,観ていて面白い試合になるという不思議な現象をこの雨はもたらしてくれた。それは,ロングボール放り込み攻撃をせずに正攻法で攻め返してくれた清水のおかげでもあったのだが。

しかし,ウェズレイのテクニック凄いですわ。雨を全く苦にもしない華麗なボールさばき,感動ものだった。一人別次元のプレイをしていた。ベットと戸田の守備も今日は効いていた。ベットのパスミスからのカウンター受ける形は今日もあったけど,大事には至らず。しかし,二人とも,逆サイドのスペースが全く見えていない。ベットならハンジェとか(後半なら一誠),戸田ならコウタとか。大きなスペースの真ん中でボールを呼んでいるのだが,その声に気付かない。とくに後半は左サイド一辺倒で攻めていたので,一誠が常にフリーな状態だったのだが,上手く使えていなかった。一誠ももっと前に行けばいいのに自重していてもったいなかった。カズがいれば,きっと素晴らしいサイドチェンジパスを連発していたことだろう。今のサンフは,大きな戦力ダウンの影響をモロに受けている。

雨の中でボールの行方に予測がつかないという神様のいたずらもあって,両チームとも互角の展開を観せる。サンフは,自陣からのFKでも,盛田や八田が前線まで上がり,一発に懸けるが,どうしてもゴールを割ることができない。ゴール前の決定機をGKのファインセーブもあってお互いどうしても活かせない。前半44分に清水に一度ゴールを割られるが,これはオフサイドで難を逃れる幻のゴールに。この前には前半のウェズレイのFKが清水GK山本のファインセーブに弾き出された場面とかサンフにも決定的な場面があった。

後半,ハンジェに替えて一誠が入るわけだが,ハンジェがそう悪いわけではなかったと思うが,望月監督は一誠に何を求めていたのだろう。

後半になって,前半丁寧だったサンフの繋ぎが雑になり,ロングボールが増えてくる。これは監督の指示か。しかし,上野が足元の技術がないため,全くボールをさばけず,クサビになれない。それでも,後半15分,中盤で寿人とウェズレイがワンツーでウェズレイが抜け出し,PA内入ったところで,ヒールでバックパス。そこに走り込んだコウタがダイレクトでクロス,しかし,ファーに詰めたベットは届かず。久しぶりに観た素晴らしいパスワークからの攻撃だった。17分には,コウタ?からのクロスにゴール前中央で上野がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。ゴール右隅に決まるかというシュートだったが,GKが横っ飛びで手に当て,CKに逃れる。決定的だった。更に,ゴール前のFKでウェズレイがサインプレイでちょこんと壁の横に出し,それを走り込んだ寿人がニアでシュートを放つが,ゴールマウス右に外れる。今日の寿人は当たっていなかった。シュートまで行くシーンも数度あったが,全てGKやDFに止められてしまっていたし,ゴール前中央でのコウタのクロスからの決定的なヘディングシュートも上にふかしてしまった。38分には,カウンターから完全に寿人がフリーで抜け出し,GKと1対1になるも,これもセーブされてしまう。

この直後,PA中央すぐ外あたりでボールを持ったマルキーニョス。それまで2本ほど,似たような位置からミドルシュートを撃たれていたため,そばにいた戸田,スライディングでシュートブロックに行くも,マルキーニョスは落ち着いてフェイントで戸田をかわし,冷静にループシュートを放つ。これにはさすがの下田も反応できず,美しい放物線を描いたボールはそのままゴールに吸い込まれてしまう。呆然と見送る下田。サンフ,押しながらも先制を許す。

40分,ベットに替わり橋内。そのままボランチの位置に入る。何?浩司を入れないわけ?分からない。その代わり,盛田がFWに上がり,盛田のポジションにはコウタが入る。パワープレイに出た。ロングボールを盛田めがけて放り込むが,ここで感動的だったのは,そのボールに盛田がほとんど完勝し,落とすところまでは出来ていたこと。しかし,シュートまで行けない。清水も選手交代で,DFを入れ対抗し,逃げ切ろうとする。見応えのあるラスト5分の攻防。ロスタイムにゴール前で波状攻撃状態になるも,ゴールを割れず。結局このままタイムアップ。0-1で惜敗。

変な意味,久しぶりにまともな試合を観た気分がする。雨とピッチのおかげかな。しかし,勝てなかった。今日は寿人が1本でもチャンスを決めていれば,勝てていた試合だった。守備が基本の戦術だけに,決定機にエースが決めないとやはり苦しい。最後のパワープレイは泥臭いし格好良くはないが,盛田は効いていたし,意味はあったと思う。もっと割り切って,どんどん放り込んでもよかったと思う。上野もこれがやりたくて最後まで残しておいたのだろうから。

しかし,とことん浩司を使ってくれんね,望月監督。今日の上野は効いてなかった。後半の頭から浩司を投入してもよかったと思う。観ていて期待が湧かん。それは俺が浩司ファンだからか?今日雨の中試合を観戦に来ていた熱心なサンフファンはどう感じただろう。寿人やウェズレイに絡める技術が浩司にはあると思う。最後の保険のパワープレイに頼らなくても,ファインゴールで勝負を決める,見応えのある試合にも出来たと思う。『勝つため』と言いながら,そう見えない采配はやはり疑問だ。これで予選リーグ敗退決定。次の新潟戦は関東圏などから駆けつけるサポのために夢の描けるサッカーを目指してほしいと願うばかりだ。

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