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2006.05.10

トム・ヤン・クン!

新宿シネマミラノ。プラッチャヤー・ピンゲーオ監督,トニー・ジャー主演。

タイのある村で,象の親子を育てて生活する父と子,カーン。やがて親象を王様に献上するための審査会に参加するが,国際密輸組織に象の親子を連れ去られてしまう。国際密輸組織のアジトがオーストラリアにあるとしったカーンは象の親子を助けるため単身オーストラリアに向かう。そこではカーンと国際密輸組織との壮絶な戦いが待ち受けていた…。

『ワイヤーなし!CGなし!スタントなし!』で驚きのアクションを観せてくれた『マッハ!』のスタッフが,更なる大きな仕掛けを盛り込んで極上のアクション映画を完成。『マッハ!』の『痛い=本気度100%』のアクションにも恐れ入ったが,コイツは更に凄い。とにかく主演のトニー・ジャーのアクションが凄い。それも,ゲームのようにいろんなステージが用意されていて,それを違った技を駆使しながら,クリアしていく感覚。もちろん観客は,トニー演じるカーンになった気分で,このスリリングなゲームをクリアしていくのだ。この体験が爽快・痛快でないはずがない。

一番の見せ場は,中盤くらいにある敵のアジトでの決闘のシーン。螺旋階段を上りながらそれぞれのフロアで何十人もの敵をなぎ倒していく。時間にして恐らく10分弱。これが,なんとワンカメのワンカット,編集無しなのだ!もちろん敵を倒す技に同じものはなく,トニーは留まることなく敵を倒しながら階段を駆け上がる。カットの最後の方は,さすがに乳酸溜まりまくりなのだろう。技のキレが若干落ちていくのも目に見えて分かるが,ステージ終盤でそれがまたどんどん上昇してくるのだから凄い。このシーン観せてもらっただけで,もうチケット代でおつりがくるくらいの満足感。これでスケールダウンすることなく,アクションシーンはどんどん面白くなっていくのがまた凄い。

ややストーリーの展開がつじつまが合わなかったり,唐突だったりするが,それも『マッハ!』に比べれば,格段に進歩しているので,納得できる範囲だ。この作品は難しいこと考えずに単純に2時間の娯楽を『買う』という意味ではうってつけの作品だ。損をしたとは絶対に思わない。とにかくトニー・ジャーの『現在世界最高峰』のムエタイアクションを実際に体験してほしい。脚本次第では,もっと面白い映画に化ける可能性大の魅力あるアクションスターの新星である。

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