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2006.06.19

ドイツW杯,日本対クロアチア,0-0

8年前の6月18日,僕はフランスのナントで日本対クロアチア戦を観戦した。あの日も日差しが眩しくてとても暑い日だった。日本はよく善戦した。しかし,素人目にも,日本選手とクロアチアの選手には体格も技術も差もあって,まるで大人と子供が試合をしているようだった。そんな感じで日本はFWまで全くボールが回らず,中山がゴール前で惜しい形で絡んだのを覚えている。あの日,日本のゴール前,左サイドに開いたシュケルにボールが渡り,放たれたシュートは川口の左手の先をかすめ,ゴールに転がっていった。その1点を当時の日本は取り返す体力も技術も持ち合わせていなかった…。世界は遠く高い。受け入れざるを得ない実感。行き場のない疲労感だけが残った…。

そして8年後の6月18日。ドイツのニュルンベルグで日本は再びクロアチアと対戦することになった。あの時と同じ状況。第1戦で敗戦し,この試合に敗れるとグループリーグ敗退という土俵際で。

8年前と違い,日本がボールキープしてチャンスメイクする機会が増えている。体格差をもろともしない球際の激しさもある。川口も8年前の憂さを晴らすように見事にその左手一本でPKを止めてみせた。8年前のあの日,周りの選手とかみ合わずに孤立していたヒデが,この日は素晴らしい運動量とパスセンスで周りの選手を動かし,惜しいミドルシュートまで放った。ヒデ自身の成長と周りの選手達の成長を実感できた。日本は成長している。世界が8年前よりずっと近くなっているような気がした。

だけど,やはり得点は奪えなかった。数少ない決定機を日本のFW達はゴールに結びつけることができなかった。日本にはまだ世界に通用するFWがいない。その切実な事実を痛感させられる結果となってしまった。やはりまだ世界は遠い。4年前,決勝トーナメントに進出して,世界の強豪の仲間入りをしたはずだったのに…また一歩後退してしまったのだろうか。

しかし,8年前とは違い,日本は負けなかった。勝ち点1をなんとか死守し,首の皮一枚でグループリーグ突破の可能性を残した。最後の相手はブラジル。恐らく主力は温存してくる。先制点さえ奪えば,1軍半のブラジルを食う可能性は全くないとは言い切れないではないか。不振のFW陣達よ,奮起せよ。奇跡を夢みることができるこの大切な『勝ち点1』。運命の大一番まであと3日。当日は恐らく寝られない夜になりそうだ。

それにしても,毎晩遅くまでテレビに噛り付きで寝不足。金土日と朝まで観ていたので,昼夜逆転現象。とてもまっとうなサラリーマンのすることではない。特に今日はキツカッタよ…。

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2006.06.13

ドイツW杯,日本対オーストラリア,1-3

負けた。しかも圧倒されての完敗。正直,オーストラリアの荒っぽいだけのプレイはいなせると思っていたし,俊輔のラッキーなゴールが決まった時は,この1点で勝てると思っていた。しかし,この試合は,常に主導権をオーストラリアに握られてしまい,中盤省略のロングボール放り込み,最終ラインでの戦いになってしまった。中盤省略の戦いを強いられ,ボールを持っても荒っぽいファールで止められてしまう。ヒデも俊輔も輝けない,本当に苦しい展開。頼みの高原・柳原の2トップもボールキープもままならず,連携も今ひとつ大胆さに欠けていた。2トップで全く崩せなかったのは辛かった。もっと貪欲にシュートを狙って欲しかったが,これはヒデや俊輔にも言えることだが,目先のパスに逃げてしまった。両サイドは駒野は頑張った2度,3度とサイドを突破し,クロスを上げた。が,精度が足りなかった。最後で力んでしまったのかもしれない。いずれも駒野だから出来た突破で,加地ならば同じように出来たとは思えない。左のアレックスは…相手に押し込まれて全く仕事が出来なかった。駒野のサイドよりはFW陣と成熟していたであろうアレックスが全く機能しなかったのは痛かった。あそこを押し返して攻め上がる勇気がほしかった。日本の中盤と前線は,せっかくマイボールになっても単純なパスミスが多く,シュートに行く前にボールを失っていた。ヒデがあんなにミスが多かったのはショックだったし,中央・前と急ぐのではなく,両サイドをもっと効果的に使ってほしかった。俊輔は,最後20分消えてしまった。厳しいマークに合い,常に削られてはいたのだけれど,もう少しスタミナが欲しかった。

1失点目の場面は,川口のミスだとは思うが,川口が行かなくても,あそこは競れてなかったし,同じようにこぼれ球を叩き込まれたと思う。川口は直前のFKをファインセーブで止めている。良くも悪くも『気持ちが乗っていた』状態。そういう状態なら,あのロングスローに飛び込んでいったのもしかたないと思う。

このあと日本は,悪夢のような2失点目,3失点目を食らうのだが,目の前の勝利が崩れ落ちたところで,もう一度戦う気持ちを奮い立たせることができなかったのだから,仕方ない結果だろう。高原・柳沢が疲弊した時に,ジーコは交代にFWのカードを切らなかった。信頼を託せるFWが他にいないことを自白してしまったわけで,期待をかけて投入した小野が全く実力を発揮できずに機能しなかったことは皮肉としか言いようがない。

今でもオーストラリアのようなパワープレイ1本のチームに完敗を喫したことが信じられない。必要以上に受けて勝負をしてしまったことが,予想外の結末を導いた不運としか言えない敗戦。次に戦う時は絶対に同じやられ方はしないと信じるが,一次リーグ初戦の勝敗はついてしまった。日本としては,とにかく切り替えて,次のクロアチア戦に臨むしかない。受けて立たないこと。自分達のストロングポイントを信じて中盤勝負のパスサッカーで勝負を挑むこと。そして,何よりも勝利を渇望すること。奇跡を起こせる力は日本にはあると信じている。頑張れ。

呆然として,日本戦の後のチェコ対アメリカの戦いを流し観した。美しいパスサッカーの応酬。その中で,美しすぎる得点を重ねるチェコ。こういう試合を日本はしたい。そして,勝ちたい。今日のようなガツガツした面白味のないサッカーはなかったものとして忘れ去りたい。

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2006.06.12

新監督決定!

ミハイロ・ペトロヴィチ監督就任

更新さぼってました。『Jを知らない監督』というのは気になるが,第一候補のハシェックと比べるとどっこいどっこいかも。まあ,こうなったら,いい方に転ぶのを信じるしかないっしょ。今年を乗り切ったら,ブラジル人中心の路線から変わるのかなあ,オーストリア人連れて来るのかなあ,と思うと少し複雑な心境。その前に今年を乗り切らないと!ですね。仕事の関係で,10月から日月が休みになるため,7・8・9月とアウェイ遠征予定です。どうか,残留争いから脱出して,上位を狙うようになっていますように。

さて,今から久保のいない複雑なW杯が始まります。テンションは上がってませんが,日本の勝利を信じてTVの前で応援します。コマのアシストで勝利を掴むところが観たい!.

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2006.06.05

強化試合,日本対マルタ,1-0

日本らしいですね。せっかくドイツ戦で善戦したというのに,格下相手にジタバタと…。ま,大黒が1本でもシュート決めていれば,快勝と報道されたのでしょうが。本番前に良いお灸になったでしょう。本番ではこんなんでは困りまっせ。

駒野頑張ってたね。3バックでも4バックでも対応できるところをしっかりとアピールした。ただ4バックになってから明らかに駒野のサイドが空いていたのに使ってもらえなかったのは残念だった。さて,加地の回復具合はいかに。オーストラリア戦ならスタメンの可能性もあるかもしれない。駒野に本番のピッチに立ってもらいたいなあ。これはジーコの胸の内次第だけど。

ヒデ,俊輔,小野,小笠原,稲本を入れた4-2-3-1の『ジーコジャパンドリームズ』は機能しなかったなあ。小野はもっと適応能力があると思っていたのに,全く機能しなかったのはがっかり,もっと動かないと。きっと練習でもやってない陣形なんだろう。ジーコからは小野と小笠原には,自由に動けと指示が出ていたようだが。この陣容でパスがバンバン繋がって,シュートもバンバン撃てたりしたら,それこそ日本の夢だったでしょうが…。4バックにした時にアレックスを諦めて,中田浩入れたのは現実的だとは思うが。最後の切り札の4バック・攻撃型陣形で結果が出せなかったのは正直辛いなあ。

とにかく初戦・オーストラリア戦に全てが懸かっている。どんなに泥臭くてもいい。走って走ってボールを奪い,ゴールに叩き込んで勝利をもぎ取ってほしい。頑張れ,日本!(そして,駒野出場!)

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