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2007.04.30

東京タワー オカンとボクと,時々,オトン

サンフがボロ負けしてるので現実逃避です。でも,心配はしていません。ミシャを信じましょう。

さて,今日は『東京タワー』を観たので,それをアップします。あらすじは省略。

僕は,先に本を読もうとしたが,映画化されると知り,買わなかった。SPドラマも連ドラも観なかった。先入観が入るのが嫌だったから。オダジジョーがいかにリリーさんを演じるか。しかし,冒頭の病室でのシーンでやややつれた表情のオダジョーが,『全く似てないのにリリーさんに見えた時』に,この作品は成功した,と確信した。しっとりとした観応えのある作品だった。意外と演技ができ,存在感のあった内田也哉子に驚き。見た目も似ている親子で一人の『オカン』を演じる贅沢なキャスティングに唸る。樹木希林の自分の色を前面に出しつつも押さえた演技がいい(息を引き取るシーンにヨーダの死に際を重ねてしまったのは僕だけではあるまい,って話は置いといて)。映画らしい豪華な脇役・カメオ出演陣に支えられ,オダジョーが入魂の演技を魅せる。それだけに,要所に彼女役の松たか子に突然の割り込みのように重要な台詞を言わせ,アップカットで抜く,その芸のない軽い演出が際立って下手糞な技法に観えた。この映画の欠点は真にこの一点である。こんな役をやらされる松たか子がかわいそうだ。泣ける映画を目指しつつも,『泣け泣け』の過剰演出はなく,自然と涙がこぼれ落ちる作品になっている。母への親不幸への懺悔とそれ以上の愛情の念に溢れるなかなかの佳作であった。エンドロールに流れる福山雅治の主題歌とのマッチングも秀逸。是非,エンドロールが終わり,劇場の照明が点くまで席を立たないで余韻に浸っていただきたい。

リリーさんと同年代から,僕の年代(30代後半)までの人が観れば,真にツボの映画になってます。是非,劇場の大画面で観ていただきたい一本です。

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