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2009.01.02

ロボコン

DVD鑑賞。古厩智之監督。長澤まさみ,小栗旬,伊藤淳史,塚本高史主演。

長澤まさみがセカチューでブレイクする前のアイドル映画である。しかし,今となってはドラマの主役級を張る4人の豪華顔合わせの作品でもある。ダイヤの原石達がキラリと輝く瞬間を垣間見られる貴重な作品となっている。

物語の構成は至ってシンプル。ロボットコンテスト=『ロボコン』に参加することになった性格も意見も合わない四人が,『ロボコン』を通して次第に心を通わせ,真の友情を築き上げるというもの。ベタの王道ネタである。これは『アイドル映画』なのだから,小難しいことを言ってはいけない。そういうシンプルな筋書きを受け入れるべき作品なのだ。

が,そこをシンプルに描いているので素直に共感できるし,変に脚色していないので飲み込み易いのだ。これでいいじゃん,って感じ。『ロボコン』の試合自体の面白さも加わり,割と楽しい仕上がりになっている。とにかく好感が持てるのだ。それは,主役四人の魅力があるからに他ならないのだろうけれど。特に小栗旬,シャイな役柄の中でいい味出してたねえ。

長澤まさみも可愛さ満点。やっぱこの頃とかセカチューの頃が一番輝いていたよ。同じアイドル映画でも『隠し砦の三悪人』は最悪だったから,東宝は一体長澤まさみをどう育てたかったのか,と大文句を言いたい。女優として伸び悩んでいる今の長澤まさみを再度輝かせるには,彼女の持つ華やかさと明るさを活かす作品を与えてあげたいと思うのだが。シリアス路線は,ドラマ『ラスト・フレンズ』で失敗しているのだし。

話は作品に戻って,反発しあってた四人が,お互いに小さな声で『ありがとう』という台詞が何度も出てくる。この『ありがとう』というさりげない台詞が効いている。お互いの心がぐっと近づくのを本当にさりげなく,且つ印象的に表現していて,上手いと思った。

飾り気の無い静かな静かなアイドル映画。それでも爽やかな感動を味わえる。こういう作品があってもいいと思う。そういう意味ではたとえハズレが多くても,アイドル映画って無くなってほしくないな,と思うのだ。

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