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2010.01.24

今度は愛妻家

島バルト11。行定勲監督。豊川悦司,薬師丸ひろ子主演。

舞台劇の映画化。そのために,自宅のリビングでの出来事がメインの話で撮られている。

結婚10年を迎えた夫婦の物語。冒頭,世話好き妻さくら(薬師丸ひろ子)がいるのに,俊介がごろごろしているリビングはめちゃめちゃ散らかっている。不思議だった。このことがその後の伏線とは思いもよらず…。

凝った二重構造のプロットで,僕の好きな作風。豊川悦司のダメ男ぶりがハマってて,流石だと思った。薬師丸ひろ子は,愛らしい,年齢を感じさせない子供のいない妻役を好演。彼女がアイドル時代は大ファンだった僕は,こんなにもいい女優さんに成長してくれたことに大満足。

ストーリーは,ラストに向かって予想外の展開をみせるわけだが,ラストのシーンがとても切ない。が,作風自体が温かい,やさしいタッチで描かれているため,鑑賞後に悲壮感はなく,心温まるさわやかな感動が胸に残る。

『本当に大切な人への愛情』と『失ったものの本当の大切さ』を改めて教えてくれる,ラブストーリーとしてはなかなかの佳作。

行定監督は最近ハズレが多かったが,これは『当たり』だろう。

僕の前の席の中年男性は,ラストの方で号泣していた。僕は泣けるところまでは行かなかったのだが,観る人の境遇で大きく違うのかもしれない。

往年の薬師丸ひろ子のファンだった方には必見の作品だ。

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