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2010.09.28

リーグ戦,対鹿島戦 1-1

簡単に鹿島戦を振り返る。MOMは文句なく周作だ。あのビッグセーブ連発がなかったら4点くらい入れられていたかもしれない。守備陣が奮闘してコースを切っていたとしても素晴らしい活躍。最後の大迫のシュートはキャッチにいってこぼれたボールが身体に当たってゴールインしてしまうという不運。

そして,なんと言ってもカズの復活だ。試合勘はまだまだなはずなのに,ハイレベルなプレーを好守に連発。人への強さ,ボール奪取力,展開力,どれを取ってもチームNO.1。いや,代表だって狙えるかも。カズとアオのコンビで日本を代表する鹿島の小笠原と中田を前半は完全に制圧していたのは驚愕。

とにかくカズがいることでボールが落ち着く。サンフの特徴である『緩急の切り替え』のスイッチがバンバン入る。ポジショニングが抜群に良いので,カズのところでボール奪取してカウンターという形が何度も観られた。カズがいることでアオも粗さが目立たなくなり,光り輝く。真にJ1屈指のボランチだ。

逆にカズが90分持たなかったことで,勝ち点2を取りこぼした試合になったかもしれない。丸谷はよく走ったが,カズと比べるとポジショニングがまだまだで人にも強くない。カズがいなくなったことで,アオが空回りし出し,中盤が押し込まれる結果に。こうなると鹿島は強い。点の獲り方を知っている。

終盤の鹿島のパワープレーの迫力の凄さは恐ろしいとしかいいようがない。判っていても決められる,ような。大迫のシュートも守備陣が引き過ぎていたためにできたスペースを上手く使われた。あそこからシュートを放ち,ゴールしまう大迫の個人能力の高さをほめるべきか。前述の周作の不運もあったが。

それでも,久しぶりにサンフらしい『走ること』をベースにした良いサッカーが観れたし,鹿島のプレーも王者に相応しいレベルの高さだった。結果は引き分けであったが,拍手と称賛に値する試合だったと思う。チュンソン,洋次郎,一誠の前3人もそれぞれ持ち味を出していたし,大きな破たんはなかった。

個人的には洋次郎が,鹿島の厳しい寄せの中,いつものように軽いミスからボールを失うシーンが数えるほどしかなかったことに注目したい。これをきっかけに洋次郎が覚醒してくれないものか。洋次郎のところで安易にボールを失わなければ,サンフにとって一番怖いカウンターを食らうことも少なくなる。

一誠も持ち味を出したし,ゴールへの意欲も魅せた。チュンソンは彼らしい泥臭いゴールを決めてくれた。惜しいのは裏のスペースへの飛び出しがやはり寿人には届かないところ。カズもアオも寿人への感覚でパスを出している。ポストプレー等,寿人にない良さも魅せているだけにもうワンランク上を目指せ。

さて,ナビスコ清水戦,リーグ京都戦と続くわけだが,ここはやはり清水戦に重きを置いてタイトルを狙いにいくべきだろう。イリアンと浩司が帰ってくれば,攻撃のバリエーションは増える訳で上位とは言え,清水と互角に戦うことも十分可能だと考える。ただ,カズには過度の期待は今は控えることにする。

イリアン,カズ,浩司が同じピッチに立てればラッキー,みたいな。カズはまだまだ試運転期間が続くと理解している。その中で,その時の彼が出来うるベストのプレーをしてもらえればそれで十分だ。大切なのは残り試合,何分でもいいから毎試合ピッチに立てること。カズにはそこを目指してもらいたい。

鬼門の日本平で勝負を決するとは,なんと絶好の舞台であろうか。選手達には強い気持ちを持って闘ってもらい,是非とも負のジンクスを打ち破ってほしい。そして,国立の夢舞台へ。それを信じて全力で応援する。まずは明日,アウェイゴールを与えないことだ。0-0でもOKだ。全力で闘ってほしい。

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